こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店の自在棚は、コスパの高い優秀なオプションです。
ただし扉が付きません。中身がそのまま見える「見せる収納」になります。
わが家もそうでした。
キッチンに面した開口部に自在棚が入っているのですが、日用品のストックや掃除用品が丸見えです。
それでロールスクリーンを1本下ろして隠すことにしました。
結論から書きます。
はちぱん


まず前提を整理します。
自在棚は棚板1枚から追加できる、一条工務店のオプションの中でもコスパが高い部類です。
ただし扉は付きません。
打ち合わせの段階では、棚に何を置くか具体的に想像していません。
「おしゃれな雑貨を並べよう」くらいに思っています。
ところが住み始めると、そこに入るのは洗剤のストック、ゴミ袋、掃除用品、レジ袋です。
使う頻度が高いものほど、取り出しやすい場所に置きたくなる。
結果としていちばん人目につく場所に、いちばん生活感のあるものが並びます。
収納ケースを揃えて統一感を出す、という方法もあります。
ただ、それはそれでケース代がかかりますし、ケースに入れると中身が分からなくなる。
結局ラベルを貼ることになって、手間が増えていきます。
もうひとつ、見落とされがちなことがあります。
自在棚が付く場所は、たいてい人がよく通る場所だということです。
キッチンの背面、洗面所の横、パントリーの中。どれも家事動線の真上にあります。
動線上にあるから便利なのですが、便利な場所ほど、家族全員がものを置きにきます。
つまり「きれいに保つ」を続けるには、家族全員が同じ基準でものを戻し続ける必要がある。
これは正直、続かないと思っています。
片づけの習慣で解決しようとせず、見えない仕組みで解決したほうが早い。
そう考えて、隠す方向に切り替えました。
あとから隠す方法は、大きく3つあります。
| 方法 | 費用 | 難点 |
|---|---|---|
| 扉を後付けする | 数万円〜 | 造作が必要。開けっぱなしにできない |
| カーテンを吊る | 数千円 | 布がたるむ。生活感が消えにくい |
| ロールスクリーン | 1万円前後 | サイズをオーダーする必要がある |
ロールスクリーンが現実的なのは、使わないときは巻き上げて存在を消せるからです。
扉だと開けっぱなしにできませんが、スクリーンなら作業中は上げておいて、来客のときだけ下ろせばいい。
自在棚の使い勝手を殺さずに、見た目だけ解決できる。
これが決め手でした。
扉の後付けが難しい理由も書いておきます。
開口部にぴったり合う扉は既製品では手に入らないので、造作で作ってもらうことになります。
枠を組んで、丁番を付けて、開いたときに手前の壁や棚と当たらないかを見る。
やることが多いわりに、得られるのは「閉まっている状態」だけです。
カーテンも一度考えました。
数千円で済みますし、レールさえあれば工事もいりません。
ただ布は必ずたるみますし、裾が床に触れる長さだと、そこにほこりが溜まります。
生活感を消したくて付けるのに、別の生活感が出てくる。ここが引っかかりました。
FPの仕事柄、こういう買い物は「1万円で何が減るか」で考える癖があります。
この場合に減るのは、来客のたびに棚を片づける手間と、片づいていない状態が気になり続ける時間です。
金額に換算できる話ではありませんが、造作の扉なら数万円かかるところが1万円前後で済むという比較なら、判断はしやすいと思います。
ここがこの記事でいちばん重要な部分です。
これを知らずに既製品を買うと、確実に失敗します。
一条工務店の図面では、1マスが91cmで表記されます。
ところが実際に使える内寸は78cm前後しかありません。壁の厚みが引かれるからです。
これは推測ではありません。
一条工務店自身、自在棚の棚板を1マス用として幅78cmで作っています。
| マス数 | 棚板の幅 |
|---|---|
| 1マス | 78cm |
| 1.5マス | 123.5cm |
| 2マス | 169cm |
詳しい品番の読み方やサイズ別の価格は、自在棚 完全ガイドにまとめています。
同じ理由で押入れの内寸も図面より狭くなるので、収納ケースを買う前にも注意してください。
なぜこうなるのか、簡単に説明します。
図面に引かれている線は壁の中心を通っています。これを壁芯と呼びます。
実際の壁には厚みがあるので、両側の壁の「内側から内側まで」を測ると、その分だけ短くなる。
図面の91cmは、壁の真ん中から真ん中までの数字であって、使える幅ではありません。
そしてこのずれは、自在棚に限った話ではありません。
押入れ、パントリー、ブックシェルフ、階段下収納。一条の家で「1マス」と呼ばれる場所は、すべて同じ理屈で狭くなります。
収納ケース、突っ張り棚、ワゴン。マスに合わせて何かを買うときは、いつも同じ落とし穴があると考えてください。
しかも78cmという数字も「前後」です。
クロスの厚みや施工の誤差で、家ごとに数ミリ違います。
だから最終的には、自分の家をメジャーで測る以外に正解はありません。
ここで既製品と突き合わせます。
ニトリの既製ロールスクリーン(遮光ロールスクリーン ドルフィン)の幅を、実際に見てきました。
30cm・45cm・90cm・130cm・150cm・165cm・180cm。
これが確認できた展開です。
そして78cmはありません。75cmもありません。
問題は「無い」ことではなく、78cmの前後がぽっかり空いていることです。
| 幅 | 自在棚1マス(78cm)に対して |
|---|---|
| 45cm | 33cm足りない。両脇が大きく開く |
| — | ここに78cmが無い |
| 90cm | 12cm大きい。開口部に入らない |
45cmの次が90cmです。
その間に、一条の自在棚がすっぽり落ちています。
「惜しくて入らない」のではなく、そもそも近いサイズが用意されていないという状態です。
ここで先回りして書いておきます。
「90cmを正面付けにして、開口部ごと覆えばいいのでは」と考える人がいるはずです。実は成立します。
ただし自在棚の開口部は、たいてい両脇に壁の余白がほとんどありません。90cmを正面付けすると左右6cmずつが壁からはみ出すので、金具を打つ面が足りないか、見た目が不自然になります。
窓のように周囲に壁がある場所なら有効な手ですが、収納の開口部ではあまり現実的ではありません。
※サイズ展開はシリーズと時期によって変わります。上記は2026年8月時点でニトリ公式の商品ページを確認した値です。買う前に必ず最新の展開をご確認ください。






誤解のないように書いておくと、ニトリが悪いわけではありません。
ニトリにもオーダーロールスクリーンがあり、1cm単位で注文できます。
つまり選択肢はこうなります。
店頭で実物を見て決めたいならニトリ、色数や価格で選ぶなら通販、という使い分けになると思います。
大事なのは「既製かオーダーか」であって、どこで買うかではありません。
ここまでは寸法の話でした。
ここからは、わが家が実際に何を選んで、どう付けたかを書きます。
商品名よりも、どういう理由でその選び方になったかのほうが参考になると思うので、判断の順番を中心に書きます。
わが家の自在棚は、キッチンに面した床から立ち上がる開口部に入っています。
高さはおよそ2m。左右と上が壁に囲まれた、いわゆるニッチ状の収納です。
ダイニングから見える位置なので、中身がそのまま生活感になります。
使っているのは楽天で買った1cm単位のオーダー品です。取り付けはビス止めにしました。
つっぱりにしなかったのは、うちが選んだ商品のつっぱり対応が、開口部の高さとほぼ同じだったからです。
ギリギリで突っ張らせて、あとから落ちてくるほうが困ります。
毎日開け閉めする場所なので、確実に固定できるビス止めを選びました。
商品の細かい仕様はここでは書きません。
サイズ展開も価格も、時期によって変わるからです。
大事なのはどの商品かではなく、自分の開口部を測って、その寸法に対応している商品を選ぶことです。
※設置後の写真は、撮影でき次第この記事に追加します。
使ってみての感想です。
もし最初から扉付きの収納にしていたら、たぶん開けっぱなしにしていたと思います笑
使う頻度が高い場所ほど、扉は邪魔になる。
開ける、取る、閉める。この3動作が毎回必要になると、人は閉めなくなります。
その点スクリーンは、普段は上げっぱなしでいい。
来客の前に一度下ろすだけです。
「常に隠す」のではなく「隠したいときだけ隠す」という考え方が、生活に合っていました。
3回家を建ててきましたが、収納は使いやすさを削ると必ず使われなくなります。
見た目のために使い勝手を犠牲にしない。この一点だけは外さないほうがいいと思っています。
この付け方が向くのは、下ろす回数がそれほど多くない場所だと思っています。
普段は上げっぱなしにしておけるなら、自在棚の使い勝手は付ける前と変わりません。
逆に言えば、「毎日必ず閉めておきたい」場所には向いていません。
毎回下ろすなら、その動作は扉の開け閉めと同じ手間になります。
使いどころを間違えなければ強い、という種類の道具だと思っています。
期待値の話も書いておきます。
ロールスクリーンは、閉めても完全に遮るものではありません。
天井付けは開口部の内側に収める付け方なので、構造上どうしても左右にわずかな隙間が出ます。生地によっては光も透けます。
収納の目隠しとしては十分ですが、完全に見えなくしたいなら扉のほうが向いています。
取り付け方法は3通りあります。
選び方を間違えると、買ってから付けられないことになります。
ここが注意点です。
つっぱりタイプは、長さ2m前後までの商品が多い。
一条の天井高は2,400mm(グランセゾンは1階2,650mm)なので、床から天井まで下ろしたい場合はまず足りません。
わが家がつっぱりをやめたのも、これが理由です。
開口部が約2m。対応サイズとほぼ同じで、余裕がありませんでした。
穴を開けたくないなら、長さが足りるつっぱり商品を探すのも手です。数は少ないですが、あります。
もうひとつ、幅と丈の比率にも制限があります。
自在棚1マス(78cm)で天井まで下ろすような細長い形は、注文できないことがある。
縦長にするときは、注文前に確認してください。
ここで、自分の開口部がどちらのタイプかを確認しておいてください。
わが家は前者でした。
同じ「自在棚にロールスクリーン」でも、この違いだけで選べる商品がまるごと変わります。
商品を探し始める前に、まず高さを測ってください。
もうひとつ条件があります。
つっぱりは左右の面を押し合って固定します。
つまり向かい合う2つの垂直な面が必要です。
自在棚が壁に囲まれた凹みなら効きますが、片側が開いた棚では突っ張れません。
そしてここが最も見落とされる点です。
つっぱりでも「下地」が必要です。石膏ボードだけの壁には取り付けられません。
販売店の注意書きにも「強度不足により取り付けできません。下地のある場所にお取付ください(板張り・コンパネ・木下地)」と明記されています。
一条の内壁は石膏ボードにクロス貼りです。
「つっぱりなら穴を開けないから壁を気にしなくていい」は誤りで、突っ張る力が集中する分、下地が無いとクロスがへこんだり、落下したりします。
ほかにも条件があります。
※取付可否の条件は商品ごとに異なります。必ず購入前に、その商品の仕様書と取付条件を確認してください。
判断の順番はこうなります。
穴を開けない方法から順に検討するのが基本です。
この順に落としていけば、余計な穴を開けずに済みます。
ビス止めを選ぶ場合、避けて通れないのがこれです。
石膏ボードにそのままビスを打っても効きません。下地を探して、そこに打ちます。
探し方や、天井付けと正面付けの違い、ビスの長さで失敗しやすい点は、一条工務店のカーテン完全ガイドにまとめてあります。
下地が見つからない場合は、正面付けに切り替える手もあります。
天井に打てなくても、開口部の枠なら木材なので確実にビスが効きます。
自信がないなら、下地センサーを買ってしまうのが早いです。
壁に当てて動かすだけで下地の位置が分かる道具で、数千円で手に入ります。
一度買えば、カーテンレールでも棚でもテレビの壁掛けでも使えます。一条の家に住んでいる限り、出番は何度もあります。
選ぶときは「電線探知」が付いたモデルにしてください。
下地だけを探すタイプだと、壁の中の配線が分かりません。
天井や壁にビスを打つ以上、電線を避けられることのほうが重要です。数百円の差なので、ここはケチらないでください。
そのうえで言っておくと、この工事は業者に頼むほどのものではありません。
金具を2つ、天井か枠にビス止めするだけです。
採寸さえ合っていれば10分ほどで終わります。
専門の業者に頼めば当然その分の費用がかかります。
安く済んで、しかも簡単。ここは自分でやってしまうのをおすすめします。
※外壁や、雨水の浸入を防止する部分に穴を開ける工事は保証に関わります。室内側であっても不安があれば、作業前に一条工務店へ確認してください。
ロールスクリーンが効くのは自在棚だけではありません。
一条の家で「隠したい」と思われがちな場所を挙げておきます。
玄関のシューズクロークも、室内側から中が見えてしまう場所です。
ある施主は、楽天でオーダーしたロールスクリーンを設置しています。
幅124×丈230cm、スモーク色で10,670円。
付属の金具を左右2つ天井にビス止めし、作業は約10分だったそうです。
本人の感想が的確でした。
最初から取り付けられているようで幅と丈もピッタリです
一条工務店で暮らす施主のブログより
オーダーの価値はここに出ます。
既製品では「だいたい合う」にしかなりません。
そしてもうひとつ、玄関には目隠し以外の効果もあります。
一条の家は窓にハニカムシェードが付きますが、玄関扉にはハニカムがありません。
そのため玄関は、家の中で冷気を感じやすい場所になります。
ある施主は玄関に突っ張りタイプのロールスクリーンを設置し、こう報告しています。
冬時期に実際にこちらを設置して過ごしましたが、設置しないときよりも室内リビングの温度を1℃高い状態を保てるようになりました
一条工務店の平屋に住む施主のブログより
1℃です。目隠しのつもりで付けたものが、断熱にも効いた。
玄関とリビングが繋がっている間取りなら、試す価値はあります。
ほかにも候補があります。
逆に、向いていない場所も挙げておきます。
浴室まわりなど湿気の多い場所は、生地が傷むうえに商品側でも不可とされていることが多い。
それから頻繁に人が出入りする通路。下ろしたスクリーンに毎回体が当たると、生地が汚れますし、金具にも負担がかかります。
共通するのは、常に閉めておきたいわけではない場所だという点です。
常に隠したいなら扉のほうが向いています。
「普段は開けておきたい。でも見せたくないときがある」——この条件のときにロールスクリーンが効きます。
ここは、この記事でいちばん強く伝えたい部分です。
目隠しの話とは別に、安全の話があります。
ロールスクリーンには、チェーン式とプルコード式があります。
どちらも、ひもが下に垂れる構造です。
このひもが幼児の首に引っ掛かり、亡くなった事故が実際に起きています。
消費者庁が注意喚起しており、3歳の子どもの死亡事例が報告されています。
気道閉塞による窒息又は酸素欠乏による神経障害が起こって15秒以内に気絶し、2〜3分で死亡する危険性がある
消費者庁「子どもを事故から守る」注意喚起より
気絶までが15秒、そこから2〜3分です。
声を出す間もないということでもあります。目を離したわずかな時間に起こりうる事故です。
そして、この記事で勧めている設置場所を思い出してください。
キッチンの自在棚、パントリー、シューズクローク。
どれも床から立ち上がる開口部で、ひもの位置は子どもの手が届く高さです。
しかも収納の目隠しは、窓と違って家の中で子どもが日常的に過ごす場所にあります。
窓辺より、むしろリスクが高い場所だと考えてください。
消費者庁が示している対策です。
大事なのは、1と2は注文するときにしか選べないということです。
届いてから「やっぱりチェーンをやめたい」とは言えません。
小さなお子さんがいるご家庭は、色やサイズを決める前に、まず操作方式を決めてください。
安さやデザインより先に、ここを確認する順番にしてほしいと思っています。
それぞれの方式について、補足しておきます。
| 操作方式 | ひも | 特徴 |
|---|---|---|
| スプリング式 | 無し | 本体を軽く引いて離すと巻き上がる。子どもがいる家の第一候補 |
| 電動式 | 無し | リモコン操作。価格は上がり、電源の確保も必要 |
| チェーン式 | あり | 途中で止めやすい。セーフティジョイントの有無を確認する |
| プルコード式 | あり | 安価だが、垂れるひもが長くなりやすい |
セーフティジョイントというのは、一定以上の力がかかるとひもの接続部が外れる部品です。
首に絡まったときに輪が解けるようにするためのもので、標準で付く商品もあれば、別売りのものもあります。
チェーン式を選ぶなら、この部品が付くかどうかを必ず確認してください。
それから、今は子どもがいなくても、将来いる可能性がある家のことも書いておきます。
一度付けたロールスクリーンは、そのまま何年も使い続けることになります。
孫が遊びに来る、親戚の子が泊まりに来る、といった場面まで考えると、最初からひもの無い方式にしておくほうが結果的に楽だと思っています。
なお、すでにひも付きの製品を使っている場合も、クリップで束ねて高い位置に留めるだけで対策になります。市販の安全器具も数百円で手に入るので、後回しにしないでください。






オーダー品は返品ができません。
1cm単位で作れるということは、1cm間違えるとそのまま失敗するということでもあります。
繰り返しになりますが、ここがいちばんの落とし穴です。
1マス91cmは壁芯の寸法です。実際の内寸は78cm前後で、13cmもずれます。
図面を見ながら「90cmくらいかな」と注文すると、確実に入りません。
必ずメジャーを当てて実測してください。
一条の家で何かを買うときの基本は、「1マス=91cm」ではなく「1マス=78cm前後」です。
もうひとつ、実測するときのコツがあります。
開口部が完全な長方形とは限りません。
クロスの厚みや施工の誤差で、上と下で数ミリ違うことがあります。
だから上・中・下の3か所で測り、いちばん狭い値を基準にする。
これだけで「入らなかった」という失敗をほぼ防げます。
迷ったときの原則も書いておきます。
幅は実測より少し小さく、高さは少し長く。
幅が大きいと物理的に入りませんが、高さは長い分には巻き上げれば済みます。
この非対称さを覚えておくと、判断に迷いません。
採寸の前に決めておくことがあります。
| 測る場所 | 仕上がり | |
|---|---|---|
| 天井付け | 開口部の内寸 | すっきり収まる。隙間が少し出る |
| 正面付け | 隠したい範囲+余裕 | 隙間が出にくい。少し出っ張る |
収納を隠す目的なら、見た目重視なら天井付け、遮光重視なら正面付けという選び方になります。
先に決めておかないと、測った数字が使えません。
この2つは、測る対象そのものが違います。
天井付けは開口部の内側に収める付け方なので、測るのは内寸です。
正面付けは開口部の手前の壁に金具を付けるので、隠したい範囲に左右の余裕を足した寸法になります。
同じ場所を測っても、答えが10cm以上変わることがあります。
自在棚のような収納なら、基本は天井付けでいいと思っています。
開口部の中にすっきり収まりますし、出っ張らないので通路の邪魔になりません。
隙間から中が少し見えるのは、収納なら気にならない範囲です。
正面付けを選ぶのは、開口部の奥行きが浅くて金具が収まらないときと、隙間の光をしっかり止めたいときです。
寝室の窓のように遮光が目的なら正面付けが有利ですが、収納の目隠しでそこまで必要になる場面は多くありません。
※天井付けを選ぶ場合は、開口部の上面に金具の奥行き分の平らな面があるかを先に確認してください。上枠が細いと金具が付きません。
ここまでで、幅・高さ・取り付け方の3つが決まりました。
わが家が使っているのは、この形(1cm単位のオーダーで、つっぱりにもビス止めにも対応するタイプ)のものです。






寸法が決まったら、あとは注文するだけ……なのですが、ここにも知らないと戸惑う部分があります。
価格の表示のしかたと、届くまでの日数の2つです。
どちらも「そういうものだ」と分かっていれば困りませんが、知らないと不安になる種類の話です。
オーダー品のロールスクリーンは、数千円からと表示されていることがあります。
これは最小サイズの価格で、実際の請求額はサイズによって変わります。
厄介なのは、注文した時点では正しい金額が分からないことです。
ショップによっては、注文後に価格を修正したうえで、あらためて請求金額を案内する運用になっています。
先ほどのシューズクロークの例(幅124×丈230cm)が10,670円でした。
自在棚1マスの78cmなら、もっと小さくなります。
表示の最低価格では買えないが、1万円前後で収まることが多いと考えておくのが現実的です。
大事なのは、金額そのものより「注文の流れが特殊だ」と知っておくことです。
知っていれば、届いた金額を見てから判断すればいいだけの話になります。
測り終えたら、その寸法で探す
幅(上・中・下でいちばん狭い値)/高さ/天井付けか正面付けか/操作方式。
この4つが手元にあるなら、あとは探すだけです。まだなら、先にメジャーを取ってきてください。オーダー品はサイズ違いで返品できません。
在庫から出るわけではありません。
入金確認後に製作して発送、という流れになります。
ショップによりますが、届くまで1週間前後を見ておくと安心です。
来客の予定に合わせたいなら、2週間前には注文してください。
それと、オーダー品はサイズ間違いによる返品や交換ができません。
採寸に自信がなければ、注文前に相談できるショップを選んでください。
取り付け方式と寸法の取り方は、実物を見ていない人には判断が難しい部分です。相談窓口があるだけで、失敗する確率はかなり下がります。
注文の前に、手元に揃えておくものも書いておきます。
この4つが決まっていれば、注文画面で迷うことはほぼありません。
逆にひとつでも決まっていないと、必ずどこかでつまずきます。
買い物としての難しさは、商品選びではなくこの4つを決めるところにあります。
要点はこの6つです。
わが家は、自在棚にスクリーンを1本下ろしただけで解決しました。
扉を造作すれば数万円かかりますし、開けっぱなしになる未来も見えていた。
1万円前後で、使い勝手を落とさずに見た目だけ直せる。これはかなり費用対効果の高い買い物だったと思っています。
最後にもう一度だけ書きます。
買う前に、メジャーで測ってください。
図面の数字を信じて注文すると、13cmずれます。






※本記事は2026年8月時点の情報です。価格・サイズ展開・仕様は変更される可能性があります。金額は販売ページの公表値や施主の報告に基づく目安です。取り付け可否はご自宅の開口部と下地の状況によって異なるため、必ず実測のうえでご判断ください。
寸法と下地は、買う前に押さえておくと失敗しません。





















