一条工務店のキッチン選びで、最後まで迷う人が本当に多いのがこの3点です。
- スマートキッチンとグレイスキッチン、どっちにする?
- ワイドカウンターは付けられる?
- 飾り棚とワイドカウンター、どっちが正解?
わが家も相当悩んだ末に、グレイスキッチン × ワイドカウンターという組み合わせを選びました。
結論から書くと大満足です。
ただし「LDKの広さ」と「カウンター下収納の使い方」だけは、先に考えておかないと後悔します。
この記事では、選び方の判断軸から実際の使用感、注意点まで全部書きます。
はちぱん


結論|迷ったときの判断軸はこの3つ
| 迷いどころ | 判断基準 |
|---|---|
| スマート か グレイス | 他のグレイス系住設を採用するか。統一感が要らないならスマートで十分 |
| ワイドカウンター か 飾り棚 | そこで作業・食事をするか。するならワイドカウンター一択 |
| LDKの広さ | 18畳未満ならワイドカウンターは要注意。奥行きが効いてくる |
この3つさえ整理できていれば、打ち合わせで迷う時間が一気に短くなります。
グレイスキッチンとスマートキッチンの違い
一条工務店のキッチンは、大きくスマートキッチンとグレイスキッチンの2系統に分かれます。
| スマートキッチン | グレイスキッチン | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 標準ラインナップ | 上位ラインナップ |
| デザイン | シンプル・機能的 | 重厚感・木目調 |
| 他のグレイス系住設との統一感 | △ | ◎ |
| 費用 | 抑えられる | 追加費用が発生 |
| 選択肢の幅 | 広い | ラインナップは絞られる |
いちばん大きな違いは「グレイスシリーズの他の住設と揃うかどうか」です。
一条にはグレイスカップボード・グレイス洗面・グレイス収納など、同じテイストで揃えられる住設群があります。
キッチンだけスマートにすると、並んだときに質感が揃わないことがあるんですね。
逆に言えば、他がグレイス系でないならスマートキッチンでまったく問題ありません。
機能面で決定的に劣るわけではないからです。



費用差はどれくらい?
グレイスキッチンはオプション扱いで、選ぶ仕様・時期・地域によって金額が変わります。
ネット上の「◯万円」という情報は、必ずしも自分の契約に当てはまりません。
打ち合わせでは、こう聞くのが確実です。
- 「スマートキッチンとの差額はいくらですか?」
- 「ワイドカウンターを付けた場合の追加費用は?」
- 「天板やシンクのグレードを変えると、いくら変わりますか?」
差額を把握したうえで、「その金額を他のどこに使えるか」と比較するのが後悔しない考え方です。
キッチンの差額で、食洗機のグレードが上がったり、自在棚が数箇所増やせたりします。
ワイドカウンターが選べるようになった
以前は、グレイスキッチンにワイドカウンターを組み合わせることができませんでした。
代わりに飾り棚が標準で付く仕様だったんですね。
飾り棚は見た目が良く、インテリア映えします。
一方で「ほこりがたまる」「物が置きにくい」という実用性の面で不満の声もありました。
そのため一時期は、「ワイドカウンターが欲しい」という理由だけで、あえてスマートキッチンを選ぶ人がいたほどです。
そこにアップデートが入り、グレイスキッチンでもワイドカウンターが選べるようになりました。
これで「デザインと機能性のいいとこ取り」ができるようになったわけです。
※選択できる組み合わせは時期・商品によって変わります。必ず担当者に最新の可否を確認してください。
わが家がワイドカウンターを選んだ理由
もともとはスマートキッチンのスタイリッシュな見た目に惹かれていました。
一方でグレイスキッチンの木目調デザインにも心が揺れていて、かなり長く迷っていたんです。
決め手になったのは、「グレイスキッチンでもワイドカウンターが選べるようになった」と営業さんに教えてもらったことでした。
最終的に効いた判断軸は、この3つです。
- 家全体のインテリアと調和する木目調
- 子どもと一緒に作業しやすい広々としたカウンター
- ダイニングテーブルを兼ねられるほどの奥行き
特に3番目が大きかったです。
「ダイニングテーブルを別に置かなくても成立する」なら、LDKの使い方そのものが変わります。
実際に使って感じたメリット
① 家族の会話が自然と増える
料理をしている時に、子どもがカウンター越しに話しかけてきたり、宿題を持ってきたり。
キッチンを中心に家族の交流が生まれるようになりました。
対面キッチンでも壁付けカウンターだと、どうしても「向こう側」に距離ができます。
ワイドカウンターはそこに人が座れるので、意味合いがまったく変わります。
② 配膳・片付けがスムーズ
ダイニングテーブルを通さず、カウンターでそのまま食事ができます。
作った料理をすぐ横に並べて、家族が受け取るだけ。片付けも同じ流れで戻すだけです。
「持って歩く距離がゼロになる」というのは、毎日3食×365日で効いてきます。
朝の忙しい時間帯ほど差が出ます。
③ 圧倒的な作業スペース
お菓子作りや、複数の鍋・皿を並べる時。
スペースに余裕があるのでストレスが激減しました。
キッチン本体の天板だけだと、調理中はどうしても物であふれます。
そこに「一時的に置ける平面」がもう一枚あるのは、想像以上に効きます。
④ 子どもの居場所になる
これは副次的なメリットですが、宿題・お絵かき・工作の場所として機能します。
親が家事をしながら見ていられるので、「リビング学習」のスペースをわざわざ別に作らなくてよくなる可能性があります。
スタディカウンターを検討している人は、ワイドカウンターで代替できないか考えてみてください。
飾り棚 vs ワイドカウンター
| 項目 | 飾り棚 | ワイドカウンター |
|---|---|---|
| 見た目 | おしゃれ/インスタ映え | シンプルで存在感あり |
| 実用性 | やや低め・収納力が低い | 高い(作業・食事・勉強) |
| 掃除のしやすさ | ホコリがたまりやすい | 拭き掃除だけでOK |
| 使用シーン | ディスプレイ・雑貨置き | 調理・食事・勉強 |
| 来客時 | 見せる前提なので片付けが必要 | 物を置いていても自然 |
デザイン性を優先するなら飾り棚も良い選択肢です。
ただ「実際に生活の中心になるキッチンだからこそ、実用性を強く意識すべき」というのが、住んでみての正直な感想です。
飾り棚が向いているのは、こういう人だと思います。
- ダイニングテーブルを別に置くことが確定している
- キッチンに物を置きたくない(見せる収納を維持できる)
- 雑貨や観葉植物を飾るのが好き
逆に「たぶん物を置いてしまうな」と少しでも思うなら、ワイドカウンターのほうが幸せになれます。
飾り棚に生活用品が並ぶと、一気に雑然として見えてしまうからです。
注意点と、後悔しないための工夫
① 奥行きがあるぶん、LDKの広さが必要
これが最大の注意点です。
キッチン本体+ワイドカウンターで奥行きが広くなるため、LDKの間取りに余裕がないと窮屈に感じます。
わが家は20畳のLDKに配置しましたが、動線に十分ゆとりがありました。
感覚としては、16畳前後だと空間が閉塞的になる可能性があります。
ポイントは、ワイドカウンター自体の奥行きは飾り棚とほぼ変わらないという点です。
効いてくるのは「カウンター前にチェアを置く」という使い方のほう。
- カウンターチェアを置くスペース(引いて座るぶんも含めて)
- その後ろを人が通る通路(最低60cm、快適なら80〜90cm)
この2つを図面上で確保できるか、必ず確認してください。
「チェアに人が座っている状態で、後ろを通れるか」が判断基準になります。






② カウンター下の収納は意外と使いづらい
ワイドカウンターの下には収納が付きますが、ここは期待しすぎないほうがいいです。
理由は単純で、カウンターに人が座っていると、その場所の収納が開けられないから。
食事中や作業中に「そこ取って」ができません。
おすすめの使い分けはこうです。
| 場所 | 入れるもの | 理由 |
|---|---|---|
| カウンター下(座る側) | 使用頻度の低いもの・ストック | 人がいると開けられない |
| カウンター下(キッチン側) | 毎日使うもの | 調理中にすぐ手が届く |
| 両サイドの引き出し | 文具・書類・子どもの学用品 | 座ったまま使える |
両サイドの引き出しは意外と優秀です。
カウンターで勉強する子どもが、座ったまま文具を出せる位置になります。
③ コンセントの位置を必ず確認する
これは打ち合わせで見落としやすい部分です。
ワイドカウンターは作業・食事・勉強の場になります。
つまりホットプレート・ノートPC・スマホ充電など、電源が必要な場面が確実に発生します。
カウンターに使えるコンセントがないと、床から延長コードを這わせることになります。
見た目も安全性も一気に落ちるので、カウンター側面や天板付近にコンセントを付けられるかを必ず確認してください。
④ 天板の素材と掃除のしやすさ
ワイドカウンターは「調理台」であると同時に「食卓」になります。
つまり汚れる頻度が普通のキッチン天板より高いということです。
確認しておきたいのはこの3点です。
- 天板の素材と選択肢(グレードによって変更できる場合があります)
- 熱いものを直接置けるか(鍋敷きが必須かどうか)
- 色は濃い系か薄い系か——濃い色は水垢が、薄い色は着色汚れが目立ちます
ショールームでは必ず実物のサンプルを触ってください。
カタログの写真では、質感も光の反射もわかりません。
こんな人におすすめ
| グレイス×ワイドカウンターが向く人 | 再検討したほうがいい人 |
|---|---|
| 他の住設もグレイス系で揃える | LDKが16畳前後で余裕がない |
| ダイニングテーブルを兼ねたい | ダイニングテーブルは絶対に置きたい |
| 子どもがキッチン周りで過ごす | キッチンに物を置きたくない |
| 作業スペースを広く取りたい | 費用を最小限に抑えたい |
| 木目調の重厚感が好き | 白基調でとことん軽やかにしたい |
よくある質問
Q. ワイドカウンターは後付けできる?
現実的ではありません。
キッチン本体と一体で施工されるため、打ち合わせ段階でしか決められないと考えてください。
迷っているなら、「あとで要らなくなる」より「あとで欲しくなる」ほうが痛いという視点で判断するのがおすすめです。
Q. カウンターチェアはどう選ぶ?
座面高が調整できるタイプを選ぶのが無難です。
カウンターの高さと椅子の相性は、実際に座ってみないとわかりません。
目安として、「カウンターの天板 −25〜30cm」が座面高の適正値とされています。
子どもが使うなら、足が届くフットレスト付きが安心です。
Q. 掃除は大変じゃない?
飾り棚と比べれば圧倒的にラクです。
平面なので、拭き掃除だけで終わります。
飾り棚は段差と隙間があるぶん、ホコリが溜まり、しかも物をどけないと拭けません。
「掃除の手間」という観点では、比較にならないと感じています。
Q. カップボードはどうする?
グレイスキッチンを選ぶなら、カップボードもグレイス系で揃えるのが基本です。
ここだけスマート系にすると、向かい合わせに置いたときの質感の差が目立ちます。
予算を抑えたい場合は、キッチン本体をスマートにして、両方揃えるほうが結果的にまとまることもあります。
グレードを上げるより、統一するほうが見た目には効きます。
まとめ|打ち合わせ前チェックリスト
- 他の住設をグレイス系で揃えるか——ここが最初の分岐点
- ワイドカウンターで食事をするか——するならダイニングテーブルが不要になる可能性
- チェアに座った人の後ろを通れるか——図面で必ず確認
- カウンター下収納は「座る側」に期待しない
- カウンター用のコンセントを忘れずに
- 天板は実物サンプルを触る
- 後付けはできない——打ち合わせ段階が唯一のチャンス
迷っているなら、グレイスキッチン × ワイドカウンターは十分に検討する価値がある組み合わせだと思います。
デザインと実用性のどちらかを諦める必要がなくなったのは、素直に大きい変化です。



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