こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
スマートロックで後悔する理由は、電池切れでも締め出しでもありませんでした。
「反応が遅い」。これひとつです。
ひどいときは、ドアの前で10秒待ちました。
わが家は一条工務店の家で、玄関ドアのダンジュにSADIOT LOCK(サディオロック)が標準で付いてきました。
それを使い続けた結果、SwitchBotの指紋認証に乗り換えています。
はちぱん


この記事では、実際に2種類のスマートロックを使い比べた結果を書きます。
どこで後悔するのか、何を基準に選べば後悔しないのかが、はっきりします。
スマートロックの後悔といえば、ふつうは電池切れや締め出しの話になります。
実際、検索して出てくる記事はほとんどそれです。
でも実際に使ってみて、日常でいちばん効いてくるのは違いました。
毎日ドアの前で数秒待たされることです。
サディオロックはスマホと連携できます。
アプリで開ける、近づくと自動で開くハンズフリー解錠、スマホをかざすNFCタグ。
カタログ上は、鍵を出さずに家に入れるはずでした。
ところが実際は、全然鍵が開きませんでした。
ドアの前に立って、スマホを取り出して、アプリを開いて、反応を待つ。
それでも開かないことがある。
どのくらい待つのか、はっきり書きます。
ひどいときは10秒ほど待ってから、ようやく開きます。
10秒です。
数字にすると短く見えますが、ドアの前で何もできずに立っている10秒は、体感でかなり長い。
後ろに人がいたら、なおさらです。
両手に荷物を持っているとき、子どもを抱えているとき、雨が降っているとき。
「鍵を出さなくていい」はずの機能のせいで、かえって玄関前の時間が長くなるという逆転が起きます。
この手のスマートロックは、スマホと本体がBluetoothでつながって初めて動きます。
つまり解錠のたびに、機器どうしの通信を成立させる必要がある。
ところがスマホ側の事情で、この通信は簡単につまずきます。
省電力設定でBluetoothの動作が抑えられていたり、アプリがバックグラウンドで止められていたり、位置情報の許可が外れていたり。
どれも普段は気づかない設定です。
そして厄介なのが、開かないときに原因がわからないことです。
物理の鍵なら「鍵が違う」「鍵穴が渋い」と原因が見えますが、通信は見えません。
玄関前でスマホの設定画面を開く羽目になった時点で、便利さは消えています。
ここは正直に書いておきます。
この遅さがサディオロックだけのせいだとは、私は断定していません。
というのも、一条工務店のダンジュは断熱性能を確保するために分厚くできています。
そしてスマホ連携で開けるとき、電波はそのドアを通り抜ける必要があります。
外に立っている自分のスマホと、内側のサムターンに付いた本体。
この2つがつながらないと開きません。
ドアが厚いほど、この条件は不利になります。
つまり同じサディオロックでも、薄いドアの家では快適に動いている可能性があります。
ネット上の評価が割れているのは、これが理由かもしれません。






ここから引き出せる教訓のほうが、じつは大事だと思っています。
スマートロックで後悔するかどうかは、製品だけでは決まりません。玄関ドアの条件で変わります。
そして指紋認証は、この影響を受けにくい。
パッドはドアに固定されていて本体との距離が一定なので、持ち主がどこにいるか、スマホの電源管理がどうなっているかに左右されません。
実際、SwitchBotに替えてからは待たされることがなくなりました。
そこでどうなったか。
専用のリモコンキーを使うようになりました。
サディオロックには「SADIOT LOCK Key」という専用リモコンがあります。
ボタンを押せば確実に開くので、これがいちばん速い。
結果、解錠のほとんどをリモコンキーで済ませていました。
ここで矛盾に気づきます。
鍵を持ち歩きたくないからスマートロックにしたのに、結局リモコンという別の鍵を持ち歩いている。
しかもリモコンは物理的にかさばるので、荷物になります。
費用の面でも見過ごせません。
SADIOT LOCK Keyは1個3,300円です。
夫婦で1個ずつ持つなら6,600円、子どもにも渡すならさらに増えます。
加えてリモコン自体にも電池が入っています。
本体の電池、リモコンの電池と、管理する対象が増えていく。
鍵を減らしたくて導入したのに、管理するものが増えるという結果になりました。






個人の感想で終わらせないために補足します。
Googleで「サディオロック」と入力すると、「ハンズフリー 開かない」「ハンズフリー 遅い」「開かない」「接続できない」といった語が候補に並びます。
検索候補は、実際に検索された語から作られます。
つまり同じ症状で調べている人が他にもいるということです。
スマートロックのデメリットを扱う記事でも、「解錠・施錠の反応が遅いことがある」は上位に挙がる項目です。
反応速度は、カタログのスペック表に載らないのに、満足度を決めてしまう部分だと考えています。
一条工務店で家を建てる方に向けて、前提を書いておきます。
わが家は玄関ドアにダンジュを無料オプションで選びました。
そのダンジュに、サディオロックが付いてきました(ダンジュを選んだ経緯はこちら)。
自分で選んで買ったわけではなく、家が建った時点で付いていたことになります。
※オプションの内容や付属品は、契約時期や仕様変更で変わります。必ずご自身の仕様書と担当者に確認してください。
製品としてのスペックを整理します。
販売元はミネベアミツミです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格 | 16,500円(税込) |
| 解錠方法 | アプリ/ハンズフリー/NFCタグ/Apple Watch/Alexa/専用リモコンキー |
| 指紋認証 | なし |
| 電池 | リチウム電池(CR123A)2本 |
| 電池寿命 | 約6か月(1日10回の解施錠を想定) |
| 専用リモコンキー | 3,300円(税込) |
| 取り付け | 両面テープ(工事不要) |
製品として悪いものではありません。
工事不要で付けられて、16,500円という価格も高くない。
遠隔操作用のハブや合鍵を家族に配る機能もあります。
ただし、この表に書いていない出費があります。
外出先から施錠状態を確認したり遠隔で開けたりするには、別売のハブが必要です。
SADIOT LOCK Hubが4,950円、上位のHub2Mが9,438円。
つまり本体16,500円というのは、あくまで最小構成の値段です。
紹介記事で見かける価格だけを見て判断すると、あとから足りないものが出てきます。
表を見て気づいてほしいのが、解錠方法に指紋認証が入っていないという点です。
ここが、私が感じた不満のほぼすべての原因だと考えています。
サディオロックの解錠手段を、性質で分けてみます。
前者はスマホとロックがBluetoothでつながるのを待つ必要があります。
接続が確立するまでの時間が、そのままドアの前で立ち尽くす時間になる。
後者は確実で速いのですが、何かを持ち歩かないといけない。
これでは鍵を持ち歩くのと変わりません。
つまりサディオロックには、「何も持たず、待たずに開ける」手段が存在しないのです。
指紋認証があれば、そこが埋まります。
NFCタグについても触れておきます。
これはシールのようなタグを玄関の壁などに貼っておき、スマホをかざすと解錠できる仕組みです。
アプリを開く手間がないぶん速いのですが、結局スマホを取り出す必要があることに変わりはありません。
荷物で両手がふさがっている状況を思い出してください。
ポケットからスマホを出す動作が発生する時点で、鍵を出すのとほぼ同じです。
ここを解決できるのが、体そのものが鍵になる指紋認証と顔認証だけだと考えています。
乗り換えたのはSwitchBot ドアロックUltraと指紋認証パッドのセットです。
じつは前に住んでいた家でもSwitchBotのスマートロックを使っていたので、良さを知ったうえで戻した形になります(前の家で使っていたのはロックUltraより前のモデルです)。
指紋認証に替えた瞬間、玄関前のストレスが消えました。
これは製品の出来というより、仕組みが違うことによります。
スマホ連携は、ドアとスマホという別々の機器がつながるのを待つ方式です。
電波状況、スマホの状態、アプリの起動、そのどれかがつまずけば遅れます。
対して指紋認証は、パッドに触れた指をその場で照合するだけです。
間に通信が挟まらないので、構造的に待ち時間が発生しません。
SwitchBot側もここを強く意識していて、ドアロックUltraは従来のロックProより解錠速度を約8割高めたと公表しています(Proとの比較なので、サディオロックからの乗り換えとは別の話です)。
「接続や応答を待つことなく、ドアの前に立つだけで解錠できる」ことを製品の売りにしているモデルです。
メーカーがここまで速度を数字で押し出しているのは、スマートロックの不満が速度に集中していることをメーカー自身が把握しているからだと思います。
私が感じていた不満は、業界全体の課題だったわけです。
もうひとつ、静音性も改善されています。
ロックUltraは作動音20dB以下の静音モードを搭載しています。
モーターでサムターンを回す以上どうしても音は出るのですが、夜遅く帰宅したときに家族を起こさないのは地味に効きます。
指紋認証パッドのほうも、屋外設置を前提に作られています。
IP65の防水・防塵、UVカット素材。
玄関ドアの横は雨も直射日光も当たる場所なので、ここが弱いと数年で使えなくなります。



使っているのは私だけではありません。
家族全員が使っています。子どもも使えています。
これは想像以上に大きい変化でした。
スマホ連携のスマートロックは、スマホを持っていない家族が使えません。
子どもに持たせるとなると、リモコンキーを渡すことになる。落とせば合鍵をなくしたのと同じです。
指紋なら、持ち物がゼロで済みます。
なくす心配も、渡し忘れる心配もありません。
指紋認証パッドは指紋を100件まで登録できるので、家族の人数で困ることはないでしょう。
スマートロックのデメリットとして「家族が使いこなせなかった」はよく挙がる項目です。
解錠手段が家族の持ち物に依存しているかどうかで、ここは決まります。
子どもに関しては、防犯の面でも意味があります。
ランドセルに鍵をぶら下げて登校するのは、留守番していることを外に知らせているのと同じだという指摘があります。
持ち物がゼロで開けられるなら、この問題ごとなくなります。
指紋認証パッドは交通系ICカードでの解錠にも対応しています。
指紋の登録がうまくいかない場合でも、通学に使っているICカードをそのまま鍵にできるという逃げ道があります。
手段が複数あることは、家族で使ううえで安心材料になります。
スマートロックは機械なので、どれくらい持つのかが気になると思います。
ここは実際に使った年数で答えられます。
前の家で3年以上使って、壊れませんでした。
そして一条工務店の家に引っ越したとき、玄関にはサディオロックが標準で付いていました。
普通なら、付いているものをそのまま使います。
それでも私はわざわざ買い直しました。
レビュー記事の言葉より、この行動のほうが評価としては正確だと思っています。
3年以上使って、引っ越し先でもまた同じメーカーを選んだ。
それが結論です。



※これは私の使用環境での結果です。設置場所や使用頻度によって寿命は変わります。
正直に費用も書きます。
| 製品 | 価格 |
|---|---|
| SwitchBot ドアロックUltra 指紋認証セット | 28,980円(定価33,960円) |
| (参考)指紋認証パッド単体 | 10,980円 |
| (参考)サディオロック本体 | 16,500円 ※実質無償で付いてきたもの |
※価格は2026年8月時点。セールで変動します。
付いてきたサディオロックは、結果的に使わなくなりました。
もともと無償で付いてきたものとはいえ、もったいないと感じたのは事実です。
ここでFPとして、ひとつ計算しておきます。
これからサディオロックを買う人が、不満なく使おうとするといくらかかるのかです。
※わが家の本体はダンジュに付いてきたものなので、この金額を払ったわけではありません。あくまで新たに買う場合の比較です。
| サディオロックをフル構成にした場合 | 金額 |
|---|---|
| 本体 | 16,500円 |
| リモコンキー2個(夫婦分) | 6,600円 |
| ハブ(遠隔操作用) | 4,950円 |
| 合計 | 28,050円 |
SwitchBotの指紋認証セットが3万円弱です。
ほぼ同じ予算帯になります。
ここが見落とされやすいところです。
サディオロックは本体価格が安く見えますが、実用的な構成まで揃えると3万円近くかかります。
しかもその3万円を払っても、リモコンを持ち歩く生活からは抜けられません。
同じ金額を出すなら、何も持たずに開けられるほうを選ぶ。
それが私の結論です。
もちろん、3万円弱は安い買い物ではありません。
しかも付いていたものを使わなくするわけですから、もったいなさは残ります。
それでも私は、替えたほうがいいと断言します。
玄関の解錠は1日に何度も発生します。
そこで毎回数秒待つか待たないかの差は、数年単位で見ると3万円では買えない差になると考えています。
ここまでの経験を、選ぶときのチェック項目に落とします。
スペック表の見方が変わるはずです。
これが最重要です。
解錠方法がいくつ並んでいても、通信を待つものと、物を持つものしかない製品は同じ後悔をします。
該当するのは、いまのところ指紋認証と顔認証です。
暗証番号も持ち物は不要ですが、毎回入力する手間と、覗き見のリスクがあります。
製品ページを見るときは、解錠方法の一覧を「待つ/持つ/どちらも不要」の3つに仕分けてみてください。
3つ目が空欄なら、その製品は毎日ストレスを生みます。
暗証番号については、補足が必要です。
持ち物は要らないので3つ目に入りそうですが、入力を見られるリスクがあります。
玄関先で番号を押す姿は、道路からも宅配の人からも見えます。
顔認証も選択肢に入ってきました。
手がふさがっていても開くという点では指紋より上ですが、暗い時間帯やマスクの有無で認識が変わる可能性があります。
導入するなら、夜間の動作を確認できる製品を選びたいところです。
正直に書くと、わが家は締め出しを経験したことがありません。
サディオロックでもSwitchBotでも起きていません。
しかもオートロックはONにしたまま使っています。
ここに、この記事の主張とつながる理由があると考えています。
締め出しは、ドアが閉まったときに開ける手段を持っていないから起きます。
物理キーもスマホもリモコンも、持っていなければ意味がありません。
ゴミ出しや宅配の受け取りで手ぶらのまま外に出た瞬間が、いちばん危ない。
ところが指紋認証なら、手ぶらでも体そのものが鍵になります。
オートロックで閉まっても、指を当てれば開く。
締め出しという状況が、そもそも成立しにくいのです。
つまり「待たずに開ける手段があるか」という基準は、快適さだけでなく締め出し対策にもなっています。
オートロックを使いたいなら、なおさらここを外せません。
ただし、これは運が良かっただけの可能性があります。
スマートロックの後悔として最も多く挙げられるのが電池切れによる締め出しなので、経験がないことを根拠に「大丈夫」とは言えません。
備えとして押さえておきたいのはこの3つです。
サディオロックの場合、電池はCR123Aで約6か月が目安です。
半年に一度と決めて、カレンダーに入れてしまうのが確実だと思います。
導入する本人は使いこなせます。
問題は家族です。
スマホを持たない子ども、アプリの操作が負担になる人、仕事用と私用でスマホを使い分けている人。
誰か1人でも同じ方法で開けられないと、結局その人のために物理キーの運用が残ります。
そうなると、家全体としてはスマートロックにした意味が半分になります。
導入前に「うちの全員がこれで開けられるか」を1人ずつ確認してください。
確認するときは、名前を書き出して1人ずつ潰していくのが確実です。
3つ目は忘れがちですが、実際によく起きます。
合鍵を渡す文化が、スマートロックでは通用しません。
アプリで一時的な鍵を発行できる製品なら解決しますが、その機能があるかを事前に見ておいてください。
ここまで指紋認証を推してきましたが、万能ではありません。
弱点を書かずに推すと、買ったあとで後悔させることになります。
指紋認証は、指の表面の状態に左右されます。
一般に、次のような場面では読み取りにくくなるとされています。
わが家では、いまのところ困る場面は起きていません。
ただしこれは環境や指の状態によるので、「絶対に失敗しない」という意味ではありません。
ここが選び方の要点になります。
指紋が通らない日があることを前提に、別の開け方が用意されているかを確認してください。
SwitchBotの指紋認証パッドの場合、指紋のほかに暗証番号と交通系ICカードが使えます。
手が濡れていればカードをかざす、カードを忘れたら番号を押す、という具合に切り替えられます。
そして物理キーは最後まで残しておいてください。
後付け型なら元の鍵穴が生きているので、これが最終手段になります。
指紋認証を入れたからといって、玄関の鍵を捨てないことです。






スマートロックで後悔したくない人が必ず引っかかるのが、ここだと思います。
スマホや電波で開く鍵は、乗っ取られないのか。
まず押さえておきたいのが、後付け型はドアの錠前そのものを変えていないという点です。
サムターンに本体を被せて、モーターでつまみを回しているだけ。
つまりピッキングやこじ開けに対する強さは、もともとの鍵の性能のままです。
スマートロックを付けたことで、物理的な防犯性能が下がるわけではありません。
むしろ、サムターンが本体で覆われるぶん、ドアの隙間から工具を差し込んでつまみを回す手口はやりにくくなると考えられます。
現実的に危ないのは、機械を破られることより使い方のほうです。
3つとも製品の性能ではなく、持ち主の運用の問題です。
スマートロックの防犯を心配するなら、まずここを固めるほうが効果があります。
それでも電波が不安な方に、ひとつ提案があります。
アプリ解錠を使わず、指紋とICカードだけで運用するという選び方です。
この記事の結論は「待たずに開ける手段を持つこと」でした。
指紋認証があれば、そもそもスマホ経由で開ける必要がありません。
快適さと安心を同時に取れる構成になります。
※防犯性能は製品や設定によって異なります。導入前に各メーカーの公表情報とサポート体制を必ずご確認ください。
ここまでサディオロックとSwitchBotの話をしてきましたが、この2つは同じカテゴリの製品です。
スマートロックにはもうひとつ、まったく違う種類があります。
サディオロックとSwitchBotがこれです。
ドアの内側にあるつまみ(サムターン)に本体を被せ、モーターでつまみを回して施錠・解錠します。
わが家は取り付けで問題は起きませんでした。
ただしサムターンの形や周囲のスペースによっては付かない場合があるので、購入前にメーカーの対応可否チェックを必ず通してください。
落下対策についても書いておきます。
メーカーは設置時にドアと本体を2分間押し付けるよう案内しています。
ここを省くと粘着が甘くなり、あとから剥がれる原因になります。
また、一度剥がれた両面テープは粘着力が落ちているため、必ず新しいテープで貼り直してください。
剥がれかけたまま使い続けると、モーターがサムターンを回しきれずに解錠できなくなります。
もうひとつが、玄関の錠前そのものを電子錠に交換するタイプです。
代表的なのがEPICというメーカーで、日本でも複数のモデルを展開しています。
| モデル | 主な解錠方法 |
|---|---|
| Flassa 1J | 指紋/暗証番号/ICカード/スマホアプリ |
| Flassa 3D-NB | 指紋/交通系ICカード/暗証番号 |
| Flassa 5D | 指紋/暗証番号/ICカード/リモコン(開き戸対応) |
| FACEY 25H | 顔認証/指紋/暗証番号 |
※EPICは私が使ったことのある製品ではありません。仕様はメーカーの公表情報に基づく紹介です。
交換型の利点は、最初から指紋認証が本体に組み込まれていることです。
後付け型のように「本体+指紋パッド」と機器を増やす必要がありません。
ドアの見た目もすっきりします。
一方で、取り付けに工事が必要です。
ドアに穴を開ける加工が入ることもあり、賃貸では基本的に選べません。
元の鍵穴がなくなるモデルもあるため、非常時の開け方を導入前に確認しておく必要があります。
判断はシンプルです。
費用感も違います。
後付け型は本体を買えば終わりますが、交換型は製品代に加えて取り付け工事の費用がかかります。
自分で取り付けられる製品もありますが、玄関の防犯に関わる部分なので、慣れていないなら業者に頼むことになるでしょう。
わが家は一条工務店の玄関ドアなので、ドアに加工を入れる選択はしませんでした。
保証やアフターの扱いが変わる可能性を考えると、後付け型のほうが気楽です。
迷ったときの目安を書いておきます。
いま住んでいる家に、これから10年以上住む予定があるかどうかです。
長く住む前提なら、工事をしてでも見た目と使い勝手を整える価値があります。
逆に将来の住み替えがありうるなら、原状回復できる後付け型のほうが身軽です。
スマートロックは数年で新しい方式が出てくる分野なので、買い替えやすさも判断材料に入れておいてください。



乗り換えたあと、多くの人が迷うのがここだと思います。
実際「サディオロック 外し方」は毎月検索されているキーワードです。
結論から書くと、無理に外す必要はありません。
わが家も付けたままにしています。
後付け型は両面テープで貼っているだけなので、そこにあること自体はドアに負担をかけません。
そして残しておくと、メインのスマートロックが故障したときの予備になります。
スマートロックは機械なので、いつかは壊れます。
そのときにもう1系統が生きているのは大きな安心です。
ポータブル電源を蓄電池の予備として持っているのと同じ発想です。
使わなくても、あることに意味がある。
ちなみに停電したときに玄関の鍵がどうなるかは、電池で動く以上あらかじめ確認しておきたい点です。
もうひとつ、外す作業そのものにリスクがあるという理由もあります。
後述しますが、無理に剥がすとドアの塗装を傷める可能性があります。
新築の玄関ドアでそれをやる意味は、あまりありません。
見た目が気になる方はいると思います。
ただし後付け型が付くのはドアの内側なので、外から見えるわけではありません。
玄関の内側で本体が2つ並ぶことになりますが、それが許容できるなら残しておくほうが実利があります。
電池を入れたままにする場合、注意点はひとつです。
入れっぱなしで放置せず、残量を確認する日を決めておくこと。
理由は3つあります。
ここは玄関の鍵が1つか2つかで答えが変わります。
ドアの内側を見て、つまみがいくつあるか確認してください。
| 状況 | 電池をどうするか |
|---|---|
| 1ドア2ロックで、サディオロックが片方を動かしている | 入れたままにする。抜くとその鍵を開け閉めできなくなります |
| サディオロックが何も動かしていない | 抜いて、本体のそばに保管。必要になったら入れれば復帰します |
わが家は付けたまま、電池も入れたままにしています。
1ドア2ロックの場合に見落としがちなのが、2つ目の鍵をちゃんと施錠しているかです。
メインをSwitchBotで開け閉めしていると、もう片方が開いたままになっていることがあります。
鍵を2つ付けている意味がなくなるので、ここは一度確認してください。
ここで気をつけたいのが電池の種類です。
サディオロックが使うのはCR123Aというリチウム電池で、単3や単4のようにコンビニで買えるものではありません。
切れてから買いに行くと、その日は使えないと思ったほうがいい。
予備として運用するなら、電池も一緒に保管しておくのが現実的です。
本体だけ残しても、電池がなければ予備になりません。
※1つのドアに2つの鍵がある場合(1ドア2ロック)、片方をサディオロックで運用しているなら電池は必要です。ご自宅がどちらの構成か確認してから判断してください。
それでも外したい場合の手順です。
メーカーが案内している方法があります。
タコ糸などを本体とドアのすき間に通し、のこぎりを引く要領で左右に動かして接着部分を剥がします。
力任せに引っぱると、ドアの塗装ごと持っていかれる可能性があります。
そしてもうひとつ重要な点があります。
一度外した両面テープは粘着力が落ちるため、付け直すには新しい両面テープが必要です。
「とりあえず外して様子を見る」ができないので、外すかどうかは一度で決めてください。
作業の前に、SwitchBot側が確実に動くことを確認してから取りかかってください。
片方を外した直後にもう片方が不調だと、玄関で立ち往生します。
外したあとに粘着の跡が残ることもあります。
玄関ドアの内側とはいえ、新築のドアに跡が残るのは気持ちのいいものではありません。
跡が残った場合のことまで考えてから決めてください。



最後に整理します。
ひとつだけ、立場によって答えが変わります。
後者の場合、買い足すのは指紋認証パッド単体です。
SwitchBotのロック本体をすでに持っている方も同じで、パッドだけ追加すれば指紋で開くようになります。
私は替えました。
毎日の数秒は、数年で取り返せない時間になります。
玄関まわりの防犯や、停電時に家がどうなるかは、こちらでも書いています。








【出典・注記】
SADIOT LOCKの仕様・価格・取り外し方法はミネベアミツミの公表情報、SwitchBotの仕様・価格はSwitchBot公式の公表情報、EPICの製品ラインナップはメーカー公表情報に基づきます(いずれも2026年8月時点)。
検索数はラッコキーワードで取得した推定値です。
価格はセール等で変動します。購入前に必ず販売ページでご確認ください。
一条工務店のオプション内容・付属品は契約時期や仕様変更で変わります。ご自身の仕様書と担当者にご確認ください。















