こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店で書斎を作ると決めたとき、いちばん最後まで悩んだのが「書斎ユニットの天板にモニターアームは付くのか?」でした。
ネットで調べても出てくるのは市販デスクの話ばかりで、一条の造作天板に実際に付けた記録がほとんど見つかりません。
結論から言うと付きます。ただしクランプ式(挟み込み式)は使えず、穴あけ式でないと無理でした。
この記事では、2026年4月に入居したわが家の2帖書斎で、実際に使っているアイテムを1つずつ紹介します。
モニターアーム・モニター・電源まわり・チェア・暑さ対策・照明・収納まで、「買ってよかった順」と「買わなくてよかったもの」までまとめました。
この記事も、その書斎で書いています。
書斎そのものの間取り・広さ・メリットデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
はちぱん


先に全体像を出しておきます。
2帖(正方形4マス)の書斎に、書斎ユニットを入れた状態での構成です。
| カテゴリ | 使っているもの | 満足度 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| モニターアーム | エルゴトロン LX(穴あけ式で設置) | ★★★★★ | これがないと2帖は成立しない |
| メインモニター | 34インチ湾曲ウルトラワイド(Dell U3423WE) | ★★★★★ | USB-Cハブ内蔵が正義 |
| サブモニター | 24インチを縦置き | ★★★★☆ | 資料・チャット・コード用 |
| PC | MacBook Pro(クラムシェル運用) | ★★★★★ | 本体は閉じてスタンドへ |
| 電源・配線 | Anker 充電ステーション(USB-C×2内蔵) | ★★★★★ | コンセント増設より安い |
| チェア | オカムラ シルフィー | ★★★★★ | 家の次に長く座る場所 |
| 暑さ対策 | 小型サーキュレーター | ★★★★☆ | PCの排熱がこもる |
| 照明 | 調光調色ダウンライト(オプション) | ★★★★★ | やって大正解だった |
| 収納 | 無印良品のファイルボックス系 | ★★★★☆ | 棚にシンデレラフィット |
金額の大きいものから順に説明していきます。
ちなみに書斎そのもののメリット・デメリットや間取りの話は別記事にまとめているので、そちらも合わせてどうぞ。
この記事を読んでいる人の大半が知りたいのはここだと思うので、最初に持ってきます。
モニターアームの固定方法は、大きく分けて2つしかありません。
| 方式 | やり方 | 天板を傷つけるか | 必要な条件 |
|---|---|---|---|
| クランプ式(挟み込み) | 天板の手前や奥のフチを万力のように挟む | 傷つけない(原状回復できる) | 天板のフチが「浮いて」いること |
| グロメット式(穴あけ) | 天板に空いた穴にボルトを通して固定 | 穴が必要(不可逆) | 天板に穴があること/自分で開けること |
市販のデスクなら、9割の人がクランプ式を選びます。
穴を開けなくていいし、位置の微調整も自由だからです。
ところが、わが家の書斎ユニットの天板では、クランプ式のアームが物理的に取り付けられませんでした。
理由はシンプルで、造作の天板は「壁と一体で作り込まれている」ため、クランプが噛める“浮いたフチ”が確保できないからです。
クランプ式は、天板の上下から金具で挟み込みます。
つまり天板の裏側に、金具を回り込ませるだけの空間が必要なんですね。
造作天板は壁付けでガッチリ固定されていたり、裏に補強の桟が入っていたりするので、その空間が取れないことがあります。






わが家はグロメット式、いわゆる「穴あけ式」でエルゴトロンを固定しています。
天板に開いた穴にボルトを通し、裏側からワッシャーとナットで締め上げる方式です。
この方式のメリットは、クランプより圧倒的に頑丈なこと。
34インチのウルトラワイドのような重量級モニターを載せても、まったくブレません。
デメリットは言うまでもなく一度開けた穴は元に戻せないことです。
ここが、この記事でいちばん伝えたいポイントです。
造作デスクや書斎ユニットには、「配線用の穴(コード穴)」をオプションで開けてもらえる場合があります。
この穴の位置と大きさを、最初からモニターアームの取り付け位置に合わせて依頼しておけば、入居後に自分でドリルを持つ必要がなくなります。
依頼するときに伝えるべきことは3つです。
特に3つ目が盲点です。
モニターアームには「対応天板厚」が必ず設定されていて、造作の分厚い天板だと規格オーバーになることがあります。
着手承諾の前に天板厚を確認して、その厚みに対応したアームを選んでおくと安全です。



アームはエルゴトロンのLX、いちばんポピュラーなモデルを使っています。
Amazonでも楽天でも「モニターアーム」で検索すると必ず上位に出てくる、定番中の定番です。
安いアームでいちばん多い失敗が、「数ヶ月使っているとモニターがジワジワ下がってくる」という現象です。
アーム内部のガススプリングやバネがヘタると、高さを保持できなくなります。
エルゴトロンは34インチのウルトラワイドを載せて毎日動かしていても、位置がズレたことが一度もありません。
ここは値段の差がそのまま出る部分だと思います。
エルゴトロンは10年保証です。
家を建てて30年住むことを考えたら、10年保証の1万円台と、保証なしの5,000円を比べる意味はあまりありません。
家づくりの予算感覚でいえば誤差の範囲です。
書斎ユニットの天板は、市販のゲーミングデスクほど奥行きがありません。
そこにモニターの台座(スタンド)を置くと、それだけで奥行きの2〜3割が死にます。
金額も出しておきます。
うちが入れた書庫ユニット(6.0尺×6.0尺)は、見積で107,000円でした。
10万円を超えるオプションです。その天板の奥行きを、数千円のスタンドで削ってしまうのはもったいない。
アームにした理由は、正直これもあります。
※金額はわが家の見積の実額です。サイズ・時期・仕様で変わります。
アームにすると台座がまるごと消えるので、モニターを壁ギリギリまで下げて、視距離をしっかり確保できます。
2帖の書斎では、この数十センチが体感を大きく変えます。
目が疲れにくくなるのはもちろん、天板の手前が空くのでノートや書類も広げられます。
モニターは34インチの湾曲ウルトラワイドと、24インチの縦置きの2台構成です。
そこにMacBook Proをスタンドに立てて、基本はクラムシェル(本体を閉じたまま)で運用しています。
在宅ワーク環境の定番は27インチ2枚並べですが、2帖の書斎ではこれが物理的にきついです。
横幅が足りません。
34インチのウルトラワイドなら1枚で27インチ2枚に近い作業領域が取れて、画面の真ん中にベゼル(黒い枠)が来ないのが最大のメリットです。
資料と作業画面を左右に並べたときの快適さがまるで違います。
湾曲しているぶん、端まで視線の距離が一定なのも地味に効きます。
わが家が使っているのはDell U3423WEという、USB-Cハブ機能を内蔵した34インチ湾曲モデルです。
これを選んだ最大の理由は、MacBookとモニターをUSB-Cケーブル1本つなぐだけで、映像出力・給電・USB機器の接続が全部終わるから。
ノートPCを持ち出す人ほど恩恵が大きい機能です。
朝、ケーブルを1本抜くだけで外出できて、帰ってきたら1本挿すだけで元の環境に戻ります。
造作天板は配線を隠しにくいので、そもそもケーブルの本数を減らす設計にするのが正解でした。
サブの24インチは縦向き(ピボット)で使っています。
用途はこのあたりです。
縦置きはモニターアームがあって初めて実用的になります。
付属スタンドで縦回転できるモニターもありますが、高さの自由度がなくて首が痛くなりがちです。
アームなら「メインの真横・少し高め・やや内向き」という理想の位置に持っていけます。






書斎の打ち合わせで、多くの人が悩むのがコンセントの数です。
わが家は正直に言って付けすぎました。
使っているのはAnkerの充電ステーション(USB-Cポートが2つ内蔵されたタイプ)です。
1万円前後の製品ですが、これ1台でPC・モニター・スマホ・周辺機器の給電がすべて片付きます。
ポイントは、デスク上で必要なのは「コンセントの口数」ではなく「USBの口数」だったということ。
今どきデスクまわりの機器は、ほぼUSB給電です。
ACコンセントを4口8口と増やしても、結局そこにUSB充電器を挿すだけになります。
オプションのコンセント増設は1口あたり数千円かかります。「念のため多めに」は費用の無駄になりやすいので、壁は2口を1〜2箇所に絞って、あとは充電ステーションで賄うのが費用対効果としては最適解でした。
造作天板の弱点は、後から配線モールやトレーを増設しづらいことです。
わが家は充電ステーションと電源タップを天板の奥にまとめ、そこから1本だけ壁のコンセントへ落とす形にしています。
床に垂れるケーブルが1本になるだけで、掃除のしやすさと見た目が別物になります。
ここもモニターアームと同じで、「本数を減らす」のがいちばん効く対策です。
書斎アイテムでいちばんケチってはいけないのが椅子だと思っています。
わが家はオカムラのシルフィーを使っています。
家づくりの世界では、数万円は「オプション1つ分」でしかありません。
でも椅子は1日数時間、10年以上、体重を預け続ける唯一の家具です。
コスパで考えると、実は住宅設備よりよほど費用対効果が高い買い物になります。
シルフィーを選んだ理由は3つです。
特に3つ目は見落とされがちです。
10年使うつもりなら、ガスシリンダーやキャスターを交換できるかどうかは必ず確認しておいてください。
狭い書斎では、椅子を引ける距離が足りずにドアが開かなくなることがあります。
2帖(正方形4マス)の場合、机の前に確保できるのはおよそ人1人分のスペースです。
チェックすべきは以下の3点です。
3つ目は意外な落とし穴です。
造作天板は高さが固定なので、肘掛けが天板下に入らないと、椅子が常に机から離れた位置になってしまいます。
肘掛けが上下・可動するモデルを選んでおくと安心です。
一条の家は断熱・気密が高いので、冬の書斎は全館床暖房のおかげでまったく寒くありません。
問題は夏です。
2帖の個室は、そもそもエアコンの風が届きにくい閉じた空間です。
そこにPCやモニターという発熱体を持ち込むので、室温そのものは快適でも、デスク周りだけ空気がよどんで暑く感じます。
実際にわが家でも、夏場に長時間作業していると顔まわりだけムワッとする感覚がありました。
逆に言えば、空気を動かすだけでほぼ解決します。
書斎にエアコンを付けるかどうかで悩んでいる人は多いと思いますが、先に小型サーキュレーターを試してみることを強くおすすめします。
数千円で、エアコン増設(本体+工事で十数万円)が不要になる可能性があるからです。
ポイントは「涼しい風を当てる」のではなく「部屋の空気を循環させる」ように置くこと。
ドアを少し開けて、廊下側の空気を書斎に引き込む向きにすると効果が高いです。
選ぶときは静音性を最優先にしてください。
Web会議や集中作業で使う部屋なので、風量よりも「うるさくないこと」のほうが重要です。
これはアイテムというよりオプションの話ですが、書斎でやって大正解だったのが調光調色機能付きのダウンライトです。
調光=明るさを変えられる、調色=光の色(電球色〜昼光色)を変えられる機能です。
使い分けはこんな感じです。
| シーン | 設定 | 理由 |
|---|---|---|
| 日中の作業・仕事 | 昼光色 × 明るめ | 頭が冴える。眠くならない |
| 夜の読書・書き物 | 電球色 × 中くらい | 目が疲れにくい |
| 夜遅くの作業 | 電球色 × 暗め | 寝室が隣なので寝つきに影響しない |
| Web会議 | 昼白色 × 明るめ | 顔色が自然に映る |
特に効いているのが夜のパターンです。
わが家の書斎は主寝室の隣にあるので、夜遅くに作業するとき照明を落とせるのは大きい。
明るい昼光色のまま作業すると、そのまま寝ようとしても目が冴えてしまいます。
照明は後から交換できるように見えて、ダウンライトは基本的に電気工事扱いになります。
デスクライトで代替する手もありますが、天板が狭い書斎ではデスクライトの土台自体が邪魔になりがちです。
打ち合わせ段階で決めておくのが無難だと思います。
書斎ユニットの棚は、一条の規格寸法で作られています。
そこに無印良品のポリプロピレン系ファイルボックスを入れると、無駄なくピタッと収まります。
一条の施主の間では定番で、SNSでも「シンデレラフィット」としてよく紹介されています。
おすすめの使い分けはこうです。
ポイントは「全部同じシリーズで揃えること」です。
造作の棚は見た目がキレイなぶん、収納の色や高さがバラバラだと一気に散らかって見えます。
白かグレーで統一するだけで、扉のない棚でも生活感が出ません。



正直に、失敗側も書いておきます。
前述のとおりです。
「書斎だから電源はたくさん要るだろう」と考えて多めに付けましたが、実際に使っているのは一部だけでした。
USB充電が主流になった今、必要なのは口数よりも1箇所に集約された良質な電源です。
入居前に「モニターアームは必須だよね」と先走って調べていたのですが、造作天板ではクランプが使えない可能性を全く想定していませんでした。
これから建てる人は、アームの購入は「天板を実際に見てから」にしてください。
モニター台や卓上ラックを買おうか迷いましたが、モニターアームを入れた時点で不要になりました。
アームでモニターを浮かせれば、その下がまるごと収納・作業スペースになるからです。
2帖の書斎では、置くものを増やすより「浮かせる・減らす」ほうが確実に効きます。
全部いきなり揃える必要はありません。
優先順位をつけるなら、この順番をおすすめします。
| 予算 | 揃えるもの | ねらい |
|---|---|---|
| 〜2万円 | モニターアーム+小型サーキュレーター | まず「机を広く・空気を動かす」。体感の変化が最も大きい |
| 〜5万円 | +充電ステーション、収納ボックス一式 | 配線と散らかりを解決して「片付いた書斎」にする |
| 〜15万円 | +オフィスチェア | 作業時間が長い人はここが最優先になることも |
| 15万円〜 | +ウルトラワイドモニター | 仕事の生産性が明確に変わる。在宅ワーク層向け |
個人的な体感でいうと、コスパ最強はモニターアームです。
1万円台で、2帖の書斎が体感1.5帖分くらい広くなります。
物理的には可能ですが、造作家具に自分で加工を加えると、その部分がメーカー保証の対象外になる可能性があります。
実施前に必ず担当の営業さんかアフターサービスに確認してください。
また、天板の裏に補強材や配線が通っていることもあるため、裏側を確認してから穴の位置を決めるのが鉄則です。
選択肢としてはアリです。
ただし自立式は台座を天板に置くタイプなので、アーム最大のメリットである「奥行きが空く」効果が半減します。
穴あけがどうしても嫌な場合の次善策、という位置づけになります。
わが家の経験からの優先度はこうです。
アームがあれば問題ありません。
むしろモニターを奥に引けるアーム前提だからこそ、大画面が成立します。
逆にスタンド運用のままだと、34インチは近すぎて首を振ることになるのでおすすめしません。
一条の書斎ユニットに合うアイテム選びは、この3原則に集約されます。
そして、これから打ち合わせの人にいちばん伝えたいのは「天板の配線穴を、モニターアームの位置に合わせて先に頼んでおく」ということ。
これだけで、入居後にドリルを持つ必要がなくなります。



書斎そのものを作るべきかどうか、間取りや広さの話は【一条工務店】2帖の書斎を毎日使う施主レビューにまとめています。
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