一条工務店の家に住み始めて数ヶ月。
ロスガードのメンテナンスランプが点滅し始めて、「あれ、これ何をどうすればいいんだ?」となる人はかなり多いと思います。
一条の家には「掃除するもの」と「買い替えるもの」が混在していて、しかも交換頻度がバラバラです。
給気フィルターは半年、排気フィルターは月イチ、防虫袋は半年、ナノイーは月イチ……と、覚えきれません。
この記事では、一条の家で定期交換・定期掃除が必要なもの5種類を、場所・頻度・費用・買い方まで一枚のカレンダーにまとめました。
あわせて、年間コストを1/3くらいまで下げる方法と、やってはいけないメンテも整理しています。
はちぱん


【この記事の立ち位置について】
わが家は2026年に入居したばかりで、まだ初回のフィルター交換前です。
本記事は、入居2ヶ月訪問で担当者から受けた説明と、取扱説明書・一条のオンラインストア・先輩施主の実例をもとに「これからやる人が迷わないように」整理したガイドという位置づけになります。
実際に交換したら、作業のリアルな所感をこの記事に追記していく予定です。
【実体験】2ヶ月訪問で教えてもらえる。ただし当てにしすぎないほうがいい
一条では入居後に定期訪問があります。
わが家の2ヶ月訪問のとき、担当の方が「フィルターとロスガードの交換方法を説明しますね」と来てくれました。
ありがたい話なのですが、正直に書きます。
その場で手順がスムーズに出てこず、結局きちんと実演できないまま終わりました。
これは担当者個人を責める話ではありません。
営業担当が日常的にやる作業ではないので、パッと手が動かないのはむしろ自然です。
ただ、ここから言えることが1つあります。
「訪問のときに教えてもらえるから大丈夫」と思って何も準備せずに当日を迎えると、何もわからないまま訪問が終わる可能性があります。






おすすめは、訪問前にこの記事のような手順を一度ざっと読んでおくこと。
そのうえで、当日は次のように具体的な質問をぶつける形にすると、確実に情報を持ち帰れます。
- 「うちのロスガードの型番はどれですか?」(消耗品を注文するときに必要)
- 「排気口(RA)はこの家に何箇所ありますか?」(必要枚数が決まる)
- 「給気フィルターは標準と高性能のどちらが入っていますか?」
- 「メンテナンスランプのリセット方法を教えてください」
- 「防虫袋はどのタイミングで交換ですか?」
そして最後の項目が、この記事でいちばん伝えたいポイントにつながります。
わが家の2ヶ月訪問では、防虫袋の話は一切出てきませんでした。
つまり多くの人は、防虫袋の存在も、中に何が入っているかも知らないまま、半年後に自分で開けることになります。
虫が苦手な人にとっては、これがかなり重要な話になります。
詳しくは後述の「② 防虫袋」を必ず読んでおいてください。
結論:一条の家でメンテするもの5つ【年間カレンダー】
まず全体像です。
これだけ押さえておけば、あとは順番にこなすだけになります。
| 対象 | 場所 | 頻度の目安 | 掃除?交換? |
|---|---|---|---|
| ①給気フィルター | ロスガード本体の中(廊下などの扉内) | 半年に1回/ランプ点滅時 | 交換(使い捨て) |
| ②防虫袋 | ロスガード本体の中(給気フィルターの手前) | 半年に1回(①と同時) | 交換(使い捨て) |
| ③排気フィルター | 2階の天井の吸込口(図面の「RA」) | 掃除は2〜3ヶ月/交換は半年 | 掃除+定期交換 |
| ④ナノイー | ロスガード本体まわり | 月1回程度 | 水洗い掃除のみ |
| ⑤各所の換気扇 | トイレ・浴室・レンジフード | 3〜6ヶ月 | 掃除(+貼るフィルター交換) |
ポイントは、「お金がかかるのは①②だけ」ということ。
③〜⑤は基本的に掃除でなんとかなるので、費用の話は実質①②に集約されます。
そもそもロスガードとは?(フィルターの意味がわかる基礎知識)
手順だけ知りたい人は、この章は飛ばしてもらって大丈夫です。
ただ「なぜフィルターがそこにあるのか」を理解しておくと、メンテの優先順位が一発でわかるので、少しだけ触れておきます。
一条の換気は「第一種換気」
換気システムには大きく3種類あります。
| 種類 | 給気 | 排気 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 第一種(一条) | 機械 | 機械 | 両方コントロールできる。熱交換が可能 |
| 第二種 | 機械 | 自然 | 主に工場・病院向け |
| 第三種 | 自然 | 機械 | 安価。多くの住宅で採用。外気がそのまま入る |
一条のロスガードは第一種換気です。
給気も排気も機械で行うため、「外から入ってくる空気を、必ずフィルターに通してから室内に配れる」のが最大の特徴になります。
第三種換気(一般的な住宅で多い方式)は、壁の給気口から外気がそのまま入ってきます。
そこにもフィルターは付きますが、家全体の空気をまとめて管理する仕組みではありません。
ここが、一条の家で「フィルター管理がそのまま住み心地に直結する」理由です。
「ロス」=熱の損失。90は熱交換率のこと
ロスガードという名前は、換気による熱のロス(損失)をガードするという意味です。
普通に窓を開けて換気すると、冬なら暖めた空気がまるごと外に逃げます。
ロスガードは出ていく空気の熱を、入ってくる空気に移してから捨てる仕組み(熱交換)を持っています。
だから真冬でも、入ってくる外気が0℃のままリビングに届くようなことがありません。
この熱交換をしているのが本体内部の熱交換素子です。
そしてその素子を汚れから守っているのが給気フィルターと排気フィルター、というのが全体の構造になります。



図面の「SA」「RA」の意味
一条の間取り図には、天井にアルファベットの記号が並んでいます。
意味がわかると、家のどこを掃除すべきかが図面だけで判断できます。
| 記号 | 正式名 | 意味 | メンテ対象? |
|---|---|---|---|
| SA | Supply Air | 各部屋にきれいな空気を送り出す吹出口 | 基本は不要(たまに拭く程度) |
| RA | Return Air | 家中の空気を吸い込んで本体に戻す吸込口 | ◎ここが排気フィルター |
| OA | Outdoor Air | 外から新鮮な空気を取り込む | 屋外フードのため基本不要 |
| EA | Exhaust Air | 使い終わった空気を屋外へ捨てる | 不要 |
覚え方はシンプルで、「吸い込む側(RA)が汚れる。出す側(SA)は汚れない」です。
掃除でどこに行けばいいか迷ったら、図面のRAを探してください。
なお、加湿機能付きの「うるケア」を採用している場合は、これに加えて加湿ユニット側のメンテナンス項目が増えます。
採用設備によって手順が変わるので、必ず自宅の取扱説明書を正としてください。
① 給気フィルター|これがメインの消耗品
どこにある?
ロスガードの本体は、多くの間取りで廊下や洗面横などの扉付き収納の中に設置されています。
その扉を開けて、留め金を外し、メンテナンスカバーのレバーを上げて手前に引くと、内部にアクセスできます。
給気フィルターは、外から取り込む空気をろ過している部分です。
つまり家の中に入ってくる空気の「入り口」なので、ここが目詰まりすると換気量そのものが落ちます。
交換時期:半年に1回、またはランプ点滅時
目安は半年に1回です。
ロスガードには汚れを検知してメンテナンスランプを点滅させる機能があるので、基本はそれに従えば問題ありません。
ただし立地によって差が大きい部分でもあります。
幹線道路沿い・田畑が近い・工事現場が近い、といった環境だと半年を待たずに真っ黒になることがあります。
逆に住宅街の真ん中なら、半年でもまだ余裕があることも。
給気フィルターは洗って再利用するものではありません。
不織布でできているため、洗うと繊維が潰れてろ過性能が落ちます。
ここは素直に使い捨ててください。
交換手順(5ステップ)
- 電源を「停止」または「お休みモード」にする(運転したまま開けない)
- 扉を開け、留め金を外し、メンテナンスカバーのレバーを上げて手前に引く
- 防虫袋を先に引き出す(②で詳述)
- 古い給気フィルターを引き出し、フィルターが入っていた枠のホコリを拭き取る
- 新しいフィルターの矢印を枠側の矢印に合わせて差し込み、カバーを戻して運転を再開
つまずきやすいのが最後の「矢印合わせ」です。
フィルターには空気が通る向きが決まっているので、裏表・上下を逆に入れると性能が出ません。
取り外す前に、古いフィルターの向きをスマホで撮っておくと確実です。



費用と買い方
購入は一条工務店のオンラインストア(施主向け)が基本です。
調査時点(2025年4月時点の公開情報)での価格はこうなっていました。
| 品目 | 入数と価格 | 1枚あたり | 交換頻度 |
|---|---|---|---|
| 給気フィルター(標準) | 4枚 4,730円 | 約1,180円 | 半年に1回 |
| 給気フィルター(PM2.5対応・高性能) | 4枚 5,225円 | 約1,300円 | 半年に1回 |
| 防虫袋 | 12枚 1,650円 | 約140円 | 半年に1回 |
| 排気フィルター | 8枚 1,485円 | 約190円 | 半年に1回 |
| キッチン用給気フィルター | 4枚 3,080円 | 約770円 | 半年に1回 |
※価格は改定されることがあります。購入前に必ず一条のオンラインストアで最新価格を確認してください。
この記事の数値は「おおよその規模感をつかむため」のものとして見てもらえればと思います。
買い方のコツは「4枚入り=2年分なので、まとめ買いして送料を1回で済ませる」こと。
半年ごとに1枚ずつ買うと送料負けします。
防虫袋は12枚入りなので、こちらは6年分です。
PM2.5対応の高性能フィルターにすべき?
差額は4枚で約500円(1枚あたり約120円)です。
2年分でワンコインなので、迷うなら高性能一択だと思います。
特に以下に当てはまる人は、高性能のほうが体感に出やすいはずです。
- 家族に花粉症・ぜんそく・アレルギーの人がいる
- 幹線道路・工場が近い
- 春先に「家の中でも目がかゆい」と感じたことがある
一方で、目が細かいぶん詰まるのも早いという側面はあります。
環境によっては半年もたない可能性があるので、そこは実際に使って見極める部分になります。
② 防虫袋|作業前に知っておくべき「虫」の話
先に結論を書きます。
虫が苦手な人は、この章だけは絶対に先に読んでおいてください。
前述のとおり、わが家の2ヶ月訪問では防虫袋について一言も説明がありませんでした。
知らないまま半年後に自分で開けると、なかなかの衝撃を受けることになります。
防虫袋は、給気フィルターの手前に入っている虫の侵入を防ぐための袋です。
給気フィルターと同じタイミングで交換します。
名前のとおり「入ってきた虫を受け止める」役割なので、ちゃんと機能しているほど、中身は相応のことになっています。
ここで先輩施主が口を揃えて言う注意点があります。
防虫袋の中には、小さな虫が「生きたまま」入っていることがあります。
そのまま引き抜くと、部屋の中に逃げ出す可能性があります。



対策はシンプルです。
- 45Lのビニール袋を2枚用意しておく
- 1枚を防虫袋の取り出し口にかぶせ、袋の中で引き抜く
- そのまま口を縛って処分する
さらに確実にしたいなら、虫の活動が鈍い冬に交換タイミングを合わせてしまうという手もあります。
初回だけ冬にずらせば、以降は「毎年2月と8月」のように固定できます。
手袋とマスクもあったほうが精神的に楽です。
最悪なのは、何も知らずに開けて、中身が見えた瞬間にフリーズするパターンです。
そのまま袋を落としたり、慌てて引き抜いて逃がしてしまったりすると、後始末のほうが大変になります。
虫が苦手な自覚がある人は、初回だけでも家族の誰かと2人でやることを強くおすすめします。
③ 排気フィルター|月イチで一番よく触る場所
場所は「2階の天井」。図面では「RA」
排気フィルターは、2階の天井にある四角い吸込口にあります。
間取り図では「RA」(リターンエア=戻りの空気)と書かれている場所です。
家じゅうの空気がここに集まってから熱交換器に戻るので、ホコリが最も溜まる場所になります。
ここが詰まると換気効率が落ちるだけでなく、ロスガードの本体に負担がかかります。
掃除の手順
- 電源を「停止」または「お休みモード」にする
- 脚立に乗り、カバーのツメを押して外す
- フィルターを取り出す
- 中性洗剤系のクリーナーを吹いて、叩くように拭く(ゴシゴシこすらない)
- 完全に乾かしてから戻し、運転を再開
ポイントは4番です。
ゴシゴシ洗うとフィルターがペラペラになって、目が粗くなり性能が落ちます。
「叩いて汚れを浮かせる」イメージで扱ってください。
そして完全乾燥は必須です。
湿ったまま戻すと、そこがカビの温床になります。
朝に洗って夕方に戻す、くらいのゆとりを持つのがおすすめです。
掃除に使うクリーナーは、中性で家じゅうに使えるタイプが1本あると便利です。
フィルター・レンジフード・換気扇まで同じもので済ませられます。
【節約ワザ】100均の貼るフィルターを重ねる
これは多くの一条施主がやっている定番テクです。
排気口のカバーの上に、100円ショップで売っている「換気口用の粘着フィルター」を貼っておく方法。
ホコリを先にそこで受け止めるので、本体の排気フィルターがほとんど汚れなくなります。
- 貼るフィルターは2週間〜1ヶ月ごとに剥がして貼り替えるだけ
- 脚立に乗る回数は同じでも、洗って乾かす工程がまるごと消える
- コストは2枚100円程度。排気口2箇所でも月200円ほど
本体の排気フィルターを半年で交換するとしても、この一手間で寿命がかなり延びます。
100均で手に入らない場合は、通販でも「換気口フィルター 貼るだけ」で同等品が買えます。
注意点として、粘着フィルターを貼りすぎて吸い込み口を塞がないこと。
換気システムは家全体の空気を回しているので、意図的に風量を落とすのは本末転倒です。
目の細かすぎる製品や、二重貼りは避けてください。
④ ナノイー|月イチ、水洗いだけ
ナノイー発生ユニットは、一条の換気システムに組み込まれている空気清浄機能です。
ここは消耗品を買う必要がなく、掃除だけで済みます。
- 電源スイッチを「ON(赤)」から「OFF(緑)」に切り替える
- フィルターカバーを慎重に外す
- フィルターを水で流し洗いする(洗剤は不要)
- しっかり乾かして元に戻し、電源をONへ
頻度は月1回程度、あるいは目で見てホコリが溜まってきたらで十分です。
作業自体は数分で終わります。
排気フィルターの掃除と同じ日にまとめてやってしまうのがおすすめ。
どちらも「電源を止める」工程があるので、別々にやると二度手間になります。
⑤ トイレ・浴室・レンジフードの換気扇
ロスガードとは別に、局所換気扇が家の中に何箇所かあります。
ここも忘れられがちですが、放置するとホコリが固着して落ちなくなります。
| 場所 | 頻度 | やること | ラクにするコツ |
|---|---|---|---|
| トイレ | 3〜6ヶ月 | カバーを外してホコリを拭く | 貼るフィルターを付けておく |
| 浴室 | 3〜6ヶ月 | カバーを外して洗う | 入浴後の換気を回し続ける前提で早めに |
| レンジフード | 3〜6ヶ月 | フィルターとファンを洗浄 | 使い捨てフィルターを重ねる |
トイレの換気扇はドライバーが必要な場合があります。
カバーがネジ留めのタイプだと、脚立+ドライバー+ペーパータオルの3点セットが要ります。
ここでも「貼るフィルターを先に付けておく」戦略が効きます。
本体を洗う作業を、貼り替えるだけの作業に置き換えるのが基本方針です。
メンテナンスランプが点滅したら?
ここで1つ、多くの人が勘違いしているポイントがあります。
ロスガードのランプ点滅には「汚れ検知」と「時間経過のお知らせ」の2種類があります。
後者は実際の汚れとは関係なく、一定周期で点滅する仕様です。
つまり、点滅したからといって必ずしもフィルターが限界とは限りません。
やるべきことはこの順番です。
- まず実物を見る(開けて汚れ具合を目視する)
- 明らかに汚れていれば交換・掃除する
- まだ余裕があれば、ランプをリセットして次回まで様子を見る
- 異音・風量低下・エラー表示がある場合は自分で触らず、一条のアフターサービスへ
「異音がする」「風がほとんど出ていない」は、フィルターの問題ではなく本体側の可能性があります。
分解して自分で直そうとすると保証に影響する場合があるので、迷ったら連絡が正解です。
年間コストは実際いくら?
「一条は維持費が高いのでは?」という不安に、数字で答えておきます。
| 品目 | 年間必要数 | 年間コスト(目安) |
|---|---|---|
| 給気フィルター(標準) | 2枚 | 約2,400円 |
| 防虫袋 | 2枚 | 約280円 |
| 排気フィルター | 2枚×箇所数 | 約400〜800円 |
| 貼るフィルター(100均) | 12〜24枚 | 約600〜1,200円 |
| キッチン用給気フィルター | 2枚 | 約1,540円 |
| 合計 | およそ 5,000〜6,000円/年 | |
採用している設備や排気口の数で前後しますが、ざっくり年5,000円前後、月に直すと400円ちょっとという規模感です。
24時間換気を止めずに家じゅうの空気を入れ替え続けるコストとしては、十分安いと言っていいと思います。
ちなみに、キッチン用の給気フィルターを採用していない間取りもあります。
その場合は年間3,500円前後まで下がります。
本体の寿命と交換費用
消耗品とは別に、いつかは本体の話が来ます。
- 保証期間:10年
- 実用的な寿命:おおむね15年前後(メンテ次第でさらに長いケースもあり)
- 保証期間後の交換費用は数十万円規模になることがある
ここで効いてくるのが、まさに日々のフィルター管理です。
目詰まりした状態で回し続けると、モーターに負荷がかかって寿命が縮みます。
年5,000円のメンテをサボって、十数万円の本体交換を早めるのは完全に損な取引です。



互換品・社外品は使っていい?
「純正は高いから、汎用の不織布を切って使えばいいのでは?」という話は必ず出ます。
結論としては、役割で分けて考えるのが安全です。
| 部位 | 社外品 | 理由 |
|---|---|---|
| 給気フィルター(本体内) | おすすめしない | サイズ・目の細かさ・風量設計が本体性能に直結する。自作品で風量が変わると本体に負担がかかる |
| 防虫袋 | △ | 単価が安く、代用するメリットが小さい |
| 排気口に貼るフィルター | ◎問題なし | 本体の外側に後から貼るだけ。100均で十分 |
| レンジフード用フィルター | ◎問題なし | 市販の使い捨てタイプが使える |
つまり「本体の中に入るものは純正、外に貼るものは市販品」という線引きです。
これなら安全性を落とさずに、実質的な出費を抑えられます。
メンテをラクにする道具
作業自体は難しくありませんが、道具が揃っていないと途中で止まります。
最低限これだけあれば全部こなせます。
- 脚立・踏み台(2階天井の排気口に届くもの)
- 中性クリーナー(フィルター・換気扇に共用できるもの)
- 換気口に貼るフィルター(本体を汚さないための先回り)
- ペーパータオル、45Lビニール袋2枚、手袋、マスク
特に脚立は「安全に立てるもの」を選んでください。
天井作業は上を向いた状態で両手を使うので、椅子で代用すると普通に危ないです。
よくある質問
Q. フィルター交換をサボるとどうなる?
段階的に、こうなっていきます。
- 換気量が落ちて、部屋の空気がこもる・ニオイが残る
- 湿気が抜けにくくなり、結露やカビのリスクが上がる
- 本体が余計に頑張るので電気代が上がる
- モーターへの負荷で本体寿命が縮む
一条の家は気密が高いぶん、換気システムが止まると逃げ場がありません。
ここは他のハウスメーカー以上に効いてくる部分です。
Q. 掃除中に換気を止めて大丈夫?
短時間なら問題ありません。
むしろ運転したままフィルターを外すと、ホコリを一気に吸い込ませることになるので必ず止めてください。
作業が終わったら運転再開を忘れずに。「止めたまま忘れる」が一番よくあるミスです。
Q. 交換のタイミングを忘れそう
おすすめは日付で固定してしまうことです。
「2月と8月の第1日曜」のように決めて、スマホのカレンダーに毎年繰り返しの予定として入れてしまう。
ランプ点滅を待つ運用だと、「気づいてるけど今日はやらない」を繰り返して半年経ちます。
先に予定にしてしまうほうが確実です。
Q. フィルターはどこで買うのが一番安い?
本体内部に入る純正品は一条のオンラインストアが基本ルートです。
一方、排気口に貼るフィルター・レンジフード用・掃除用のクリーナー類は市販品のほうが安いので、そこは通販や100均で揃えるのが合理的です。
【保存版】年間メンテナンススケジュール
最後に、1年分をカレンダーに落とし込んでおきます。
「2月と8月を基準月にする」形で組むと、覚えやすく虫のリスクも下げられます。
| 時期 | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| 2月(基準月) | 給気フィルター交換/防虫袋交換/排気フィルター交換/本体内部の拭き取り | 約40分 |
| 毎月 | 排気口の貼るフィルターを貼り替え/ナノイーを水洗い | 約10分 |
| 5月 | トイレ・浴室の換気扇掃除/レンジフードのフィルター交換 | 約30分 |
| 8月(基準月) | 給気フィルター交換/防虫袋交換/排気フィルター交換 | 約40分 |
| 11月 | トイレ・浴室の換気扇掃除/レンジフードのフィルター交換/年末前に消耗品まとめ買い | 約30分 |
年間の作業時間は合計で3時間ほど。
1回あたりで見れば30〜40分なので、休みの日の午前中に片付く分量です。
虫が苦手な人は、基準月を「1月と7月」ではなく「2月と8月」にするのがおすすめです。
2月なら虫の活動がほぼ止まっているので、防虫袋の交換が一番ラクになります。
初回メンテの前にやっておくこと
入居して最初の1回だけ、準備しておくと以降がラクになります。
- ロスガード本体の設置場所を確認する(扉付き収納の中にあることが多い)
- 本体のモデル名を控えておく(オンラインストアで対応品を選ぶときに必要)
- 取扱説明書の保管場所を決める(PDFをスマホに入れておくと現場で見られる)
- 図面でRAの位置と数を数えておく(排気フィルターが何枚要るか確定する)
- 消耗品をまとめて注文しておく(届く前に点滅すると気持ちが悪い)
特に4番が地味に重要です。
排気口(RA)の数は家によって違います。
2箇所の家もあれば3箇所以上の家もあるので、必要枚数が変わります。



まとめ:やることは「半年に1回」と「月に1回」だけ
情報量が多く見えますが、整理するとやることは2つしかありません。
- 半年に1回:給気フィルターと防虫袋を交換(+排気フィルターも交換)
- 月に1回:排気口の貼るフィルターを貼り替え、ナノイーを水洗い
コストは年5,000円前後。
これを守るだけで、数十万円規模になりうる本体交換を先送りできます。
そして最大のコツは、排気口に貼るフィルターで「先回りして汚れを受け止める」こと。
洗う作業を貼り替える作業に変えるだけで、メンテのハードルが一気に下がります。



冒頭にも書いたとおり、わが家はこれから初回交換を迎えます。
実際にやってみて気づいたこと(作業時間・汚れ具合・つまずいた点)は、この記事に追記していく予定です。
一条の家のメンテといえば、ハニカムシェードの扱いもよく話題になります。
結露対策や掃除のコツはハニカムシェードの後悔・デメリット総まとめにまとめているので、あわせてどうぞ。
これから引き渡しを迎える方は、新築入居前にやることリストもあわせてどうぞ。
家具を入れる前しかできない作業と、高気密住宅ならではのNG行為をまとめています。









