こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店の照明で、いちばん多い疑問は2つだと思います。
先に答えます。
標準はオリジナルLED照明パッケージという枠で、延床面積に応じた金額が付きます。そして提携メーカーの照明は、だいたい定価の半額くらいで入ります。定価で買わされるわけではありません。
そのうえで、わが家が実際に何をいくらで入れたのかを、照明仕様書のまま全部公開します。部屋ごとの品番・数量・希望小売価格までです。
とくに書いておきたいのが、この3つ。
まず前提の話から。一条工務店にはオリジナルLED照明パッケージという仕組みがあります。
延床面積に応じた枠が用意されていて、その範囲で照明を選ぶ形です。
わが家はこの枠を使い切りました。というより、オーバーしています。
見積の照明まわりを並べると、こうなっていました。
| 見積の項目 | 金額 |
|---|---|
| オリジナルLED照明パッケージ | 112,100円 |
| オリジナルLED照明器具 追加分 | 96,400円 |
| 照明器具(オリジナルLED照明器具以外) | 201,695円 |
| 【電気工事】リビングライコン | 81,500円 |
パッケージが112,100円。そこに追加分が96,400円乗っています。
そしていちばん大きいのは、パッケージ外のメーカー照明で201,695円。スポットライトやダウンライトのグレードを上げた分がここに入っています。
正直に言うと、この数字を並べたのは今回が初めてです。打ち合わせ中は1つずつ足していたので、合計を意識していませんでした。
それでも後悔はありません。理由は次に書きます。
これは失敗ではないと思っています。枠は余らせても返ってきません。だったら使い切るのが正解で、少し出るくらいはむしろちょうどいい。
逆に「枠に収めること」を目的にしてしまうと、本当は付けたかった場所を我慢することになります。
照明は数千円から数万円のものの積み重ねです。家全体の金額から見れば、ここで削っても大きくは変わりません。毎日目に入って、毎日触るものなので、ここは通したほうがいいと思っています。
LEDパッケージは「一式でいくら」という見え方をしますが、中身は1つずつ積み上がっています。
わが家の照明仕様書には、次のものが並んでいました。
ここが分かると、打ち合わせの見え方が変わります。
「パッケージだからこの中で選ぶしかない」ではなく、「1つずつ足し引きしている」のが実態です。
だからダウンライトを1つ減らせばその分が浮くし、調光調色のグレードに上げればその分が乗ります。枠に対して今いくらなのかは、仕様書を見れば追えます。
「今どれくらい使っていますか」と聞けば、担当者は答えてくれます。枠を意識しながら選びたいなら、この質問が一番早いです。
※パッケージの適用期間・単価・対象範囲は時期で変わります。ご自身の見積と仕様書で必ず確認してください。
誤解されがちなところなので書いておきます。
一条経由でメーカー照明を入れると、だいたい定価の半額くらいになります。
定価で買わされるわけではありません。だから「施主支給しないと損」という話ではないんです。
それでも私が通販を使うのは、半額よりさらに安いことが多く、楽天ならポイントまで残るから。それだけの理由です。
逆に言えば、「面倒だから全部一条に任せたい」という判断も十分に合理的です。半額で入るなら、手配と納期管理の手間を考えると悪い選択ではありません。
※対象メーカーや割引率は時期・地域で変わります。必ず担当者に確認してください。
照明仕様書に載っていた内容を、部屋ごとにそのまま出します。
価格は希望小売価格(税抜)です。実際の請求額ではありませんが、何にどれくらいの器具を入れたかの目安になります。
| 品番 | 数量 | 希望小売価格 |
|---|---|---|
| XAS3311VCB1(スポットライト) | 4 | 40,800円 |
| XAD3110VKCB1(ダウンライト・調光調色) | 4 | 10,800円 |
| RLW(P1)(ダウンライト・調光) | 1 | — |
| RMW(P1)(ダウンライト) | 2 | — |
| RMWB(P1)(ダウンライト・黒枠) | 5 | — |
| DH0222(配線ダクト2m) | 1 | 5,700円 |
| DH0241K(フィードインキャップ) | 1 | 1,870円 |
| DH0242(エンドキャップ) | 1 | 320円 |
LDKだけで16灯+配線ダクトです。スポットライトの40,800円が単価としては最高値でした。
| 場所 | 品番 | 数量 |
|---|---|---|
| 玄関・ホール | RMW(P1) | 3 |
| シューズクローク | RMW(P1) | 1 |
| ポーチ | RWMLB(P1)(2700K) | 2 |
| 洗面所 | RMN(P1) | 1 |
| 脱衣室 | RMN(P1) | 1 |
| ウォークインクローゼット | RMN(P1) | 1 |
| ウォークインクローゼット(2) | MN(P3) | 1 |
| 外部 | WSPSB(P1)(センサ付スポットライト) | 1 |
| 場所 | 品番 | 備考 |
|---|---|---|
| 書斎 | XAD3110VKCB1(調光調色) | 10,800円 |
| トイレ | OP252545LR(オーデリック アクア) | 18,800円/施主支給 |
| 主寝室 | RMW(P1)+シーリングは取り止め | 引掛シーリングにして自分で購入 |
| 洋室・洋室(2) | シーリングは取り止め | 同上 |
| 大壁和室 | なし | 商品・取付工事ともお客様手配 |
仕様書には取り止めた器具に取消線が引かれた状態で残っています。
主寝室と洋室のシーリングライトがそれです。ここは打ち合わせの途中で「やっぱり自分で買う」と決めた場所でした。
ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。
パナソニックのリビングライコンが、まじでいいです。
採用してよかったオプションを並べたら、確実に上位に入ります。それなのに採用している人をあまり見かけません。正直、なぜ採用率が低いのか分かりません。
ライコンは「ライティングコントロール」の略で、複数の照明の明るさをまとめて記憶させて、ボタンひとつで呼び出せるスイッチです。
わが家が入れたのはリビングライコンの6シーン用。壁のプレートに1〜6の丸いボタンとOFF/ONが並んでいます。
わが家の見積には、こう書かれていました。
| 見積の項目名 | 【電気工事】リビングライコン (パナソニック 5回路 逆位相タイプ・親器)1FLDK |
| 金額 | 81,500円 |
81,500円です。
スイッチ1か所にこの金額、と見ると高く感じます。私も最初はそう思いました。それでも、いま採用してよかったオプションを挙げろと言われたら、これを上位に入れます。
ちなみに「5回路」というのは、まとめて制御できる照明の系統数です。シーンの数とは別の話で、ここを取り違えると必要な仕様が変わります。
わが家のスイッチには1〜6のボタンとOFF/ONが並んでいるので、6つのシーンを記憶させて使っています。
見積書には品番の記載がありませんでしたが、メーカーのカタログで「5回路 逆位相タイプの親器」を引くとNQ28771Wに行き当たります。
公式の仕様はこうなっています。
| 品番 | NQ28771W(マットホワイト) |
| 回路数 | 5回路 |
| 記憶シーン数 | 6シーン(操作は6シーン+ON/OFF) |
| 希望小売価格 | 97,000円(税抜) |
| 適合子器/リモコン | NK28770W / HK9397 |
定価97,000円に対して、わが家の見積は81,500円でした。
そしてこの品番は2026年10月に生産終了の予定で、後継品はNQ28771WKです。これから採用する方は、いま提案されている品番が現行品かどうかを担当者に確認してください。照明計画は打ち合わせ終盤なので、そのあいだに切り替わることがあります。
どこまで細かく分けたいかで、必要な回路数が決まります。「リビングのダウンライトとスポットライトを別々に落としたい」のような希望があるなら、先に伝えておいてください。
正直に書くと、私がライコンを入れた目的はスマートホーム化でした。
照明をまとめて制御できるようにしておけば、あとから連携させやすいだろう、という発想です。
ところが住んでみると、いちばん使っているのは普通に手でボタンを押す操作でした。
スマホを出してアプリを開くより、壁のボタンを1回押すほうが速い。当たり前なのですが、これは使ってみるまで分かりませんでした。結果として、スマート家電のためではなく、単純に毎日の操作が快適になるオプションでした。
もうひとつ、想定していなかった効果があります。
来た人に必ず褒められます。そして珍しがられます。
スイッチがずらっと並んだ壁ではなく、フラットなプレートに小さなボタンが並んでいるだけなので、単純に見た目がきれいです。壁のノイズが減ります。
照明を1つずつ点けていくのではなく、ボタン1つで部屋の明るさがぱっと変わるのも、来客には分かりやすいポイントみたいです。
なお、ライコンは壁の中の配線とスイッチボックスが絡むため、電気工事士の資格がない人が自分で取り付けることはできません。
引き渡し後でも、有資格の工事店に頼めば後付け自体は可能です。ただし照明計画と配線がセットで決まるので、壁を開ける工事になります。入れたいなら打ち合わせの段階で申告するのが圧倒的に安く済みます。
ライコンの次に「入れてよかった」と感じているのが、人感センサーの自動スイッチです。一条では「かってにスイッチ」という名前で出てきます。
わが家が付けたのはこの3か所。この3つは本当に最高です。
共通しているのは「手が塞がっている場所」と「消し忘れが起きる場所」です。
逆にリビングのような長く滞在する場所には向きません。じっとしていると消えるからです。
わが家の図面には、かってにスイッチの品番としてWTK1411K/WTK1614WK/WTK29111K/WTK4431Bが記載されていました。設置場所によって使う型が違います。どの型が入るかは設計側が決めるので、施主は「ここを自動にしたい」と伝えれば大丈夫です。
LDKに入れたスポットライト(XAS3311VCB1)は4灯で40,800円。今回の照明の中でいちばん高い器具です。
結論から書くと、勾配天井なら必須だと思います。
わが家のLDKは上が勾配天井です。天井が斜めになっていると、普通のダウンライトでは光の向きが素直に下へ落ちません。角度を振れるスポットライトでないと、明るくしたい場所を照らせない。
そしてこの角度の調整が難しい。
どこをどう照らすかで部屋の見え方が変わるので、ここは自分で買って自分で付けるものではないと感じました。減額して自分でやるより、一条に任せてよかった箇所です。
照明で節約するなら別の場所です。ここは払う価値がありました。
逆に、自分で買った部屋もあります。主寝室と洋室2部屋です。
仕様書に載っていたシーリングライトを取り止めて、引掛シーリングだけ付けてもらいました。
理由は4つあります。
ここで大事なのは、減額のためにやったわけではないということです。
「引掛シーリングだけにしたら安くなりますか」という質問をよく見かけますが、そこを目的にすると期待外れになります。器具の原価分しか動かないからです。
本当の価値は自由度のほうにあります。市販のシーリングライトは調光も調色もリモコンも付いていて、しかも安い。寝室や子ども部屋のように「後から生活が変わる部屋」ほど、替えられる状態にしておくのが効きます。
引掛シーリングへの器具の取り付けは電気工事士の資格が要りません。コンセントに家電を挿すのと同じ扱いです。ただし引掛シーリング自体の取り付けと配線工事は資格が必要なので、そこは一条にやってもらってください。
照明の施主支給は、わが家では2か所です。
トイレにはオーデリックのアクア(OP252545LR)を吊るしました。希望小売価格は18,800円(税抜)です。
仕様書に品番が載っているので一条経由でも入れられましたが、楽天で買ったほうが安く、ポイントも残りました。
この器具は調光器が使えないなど事前に知っておきたい点があるので、別記事にまとめています。

大壁和室は、仕様書の欄がこうなっていました。
商品・取付工事ともお客様手配です。
他の部屋には品番と数量が並んでいるのに、和室だけ空欄でこの一文。
つまり和室の照明は、最初から施主が用意する前提で設計されていました。
ここにはイサム・ノグチのAKARI 55Dを吊るしています。選択の余地がないぶん、好きなものを入れられる場所が最初から用意されていたとも言えます。
照明以外も含めた施主支給の話は、こちらにまとめました。工賃がかかった箇所や、やめたほうがよかったものも書いています。

仕様書を見返して、自分でも改めて気づいたことがあります。
ダウンライトの色温度が、部屋の用途できれいに分かれていました。
| 場所 | 品番 | 色温度 |
|---|---|---|
| 玄関・ホール/シューズクローク/LDK | RMW(P1) | 温白色 3500K |
| 洗面所/脱衣室/ウォークインクローゼット | RMN(P1) | 昼白色 5000K |
| ポーチ(屋外) | RWMLB(P1) | 電球色 2700K |
| トイレ | アクア(施主支給) | 電球色 2700K |
整理すると、こういう考え方になっています。
ここが分かっていると、打ち合わせでの指定が楽になります。
「この部屋は何をする場所か」を先に決めれば、色温度は自動的に決まります。
特に効くのが洗面所と脱衣室を昼白色にすることです。
ここを雰囲気重視の電球色にすると、肌の色や服の色が正しく見えなくなります。化粧をする、体調を見る、洗濯物の汚れを確認する。どれも色が正しく見えないと成立しません。おしゃれさを求める場所ではないと思っています。
逆にトイレは電球色で正解でした。滞在時間が短いので、明るさより入った瞬間の印象のほうが効きます。ここは割り切っていい場所です。
なおLDKと書斎には調光調色のダウンライト(XAD3110VKCB1)も入れています。こちらは色を後から変えられるので、用途が固まっていない場所や、時間帯で使い方が変わる場所に向いています。
これから打ち合わせをする方に、いちばん伝えたいことかもしれません。
わが家の電気設備図面を見ると、手書きの修正だらけです。
つまり照明計画は一発では決まりませんでした。提案された図面に対して、その場で減らしたり、高さを変えたり、器具を替えたりしています。
これを見て思うのは、最初に出てくる照明計画は「たたき台」だということです。
そのまま通す必要はまったくありません。いらないと思ったら減らしていいし、位置が気に入らなければ動かしていい。
そして順番として、「ちょっと多いかな」くらいで出しておいて、そこから削るほうが安全だと思っています。
減らすのは打ち合わせ中ならいつでもできますが、足りないと気づくのは住んでからで、そのときにはもう天井に穴を追加できません。
意外と知られていないのが高さの指定です。
わが家の図面には、コンセントやスイッチの高さが1つずつ数値で書かれています。そして手書きで書き換えられている箇所がある。つまりここは施主が口を出していい場所だということです。
たとえば図面に残っている数値だと、こんな具合です。
家電を置く場所が決まっているなら、その家電に合わせて高さを指定できます。
「コンセントの位置」は気にする人が多いのに、「コンセントの高さ」まで見る人は少ないと思います。数値は全部図面に載っているので、目を通しておいて損はありません。
余らせても返ってきません。使い切るつもりで計画してください。
わが家は少しオーバーしましたが、後悔はしていません。照明は毎日触るものなので、ここを削っても満足度が下がるだけです。
器具の分は動きますが、大きな金額にはなりません。引掛シーリングの設置工事は結局発生するからです。
減額目的ではなく、自由度が欲しい部屋にだけやるのが正解だと思っています。
電気工事が必要なので、引き渡し後に自分で付けることはできません。照明計画と配線がセットで決まるため、打ち合わせの段階で申告してください。
手が塞がる場所と、消し忘れが起きる場所です。わが家は玄関・ウォークインクローゼット・トイレの3か所で、どれも正解でした。
長く座っている場所には向きません。動かないと消えます。
打ち合わせの終盤です。ただし引掛シーリングにしたい場所やライコンを入れたい場所は、それより前に伝えておく必要があります。配線の話になるからです。
「照明は後で決められる」と思っていると、選択肢が先に閉じます。
照明は、金額の割に生活への影響が大きい部分だと思っています。
削る場所ではなく、通す場所。わが家が枠をオーバーしてまで入れたものは、いまのところ全部よかったと思えています。
和室の照明は仕様書の扱いが特殊でした。和室そのものの費用と使い勝手はこちらです。
