こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店で家を2回建てて、パントリーがあった家と無い家の両方に住みました。
1軒目のアイスマートには1.5畳のパントリーがあって、今のグランスマートには間取りの都合で付けられませんでした。
間取りが許すなら、パントリーは付けたほうがいい。両方に住んだうえでの結論です。
1軒目のパントリーは実用性も見た目も二重丸で、今の家でも、いけるなら絶対やりたかった場所でした。
1軒目の一条(アイスマート)のパントリーは1.5畳。
中は両側の壁に自在棚で、棚板を自由に動かせるようにしていました。
入れていたのは、食品のストックと、電子レンジやケトルなどの料理家電です。
細かい食品のストックも、電子レンジのような大きい家電も、棚の高さを合わせればどちらも収まる。
仕切りが決まっている収納と違って、入れる物に棚を合わせられるのが自在棚の部屋の良いところでした。
5年住んで便利だと感じていたのは、次の3つです。
とくに効いていたのが「見えにくい」です。
食品のストックは色も形もバラバラで、並べるとどうしても生活感が出ます。それを部屋ごと隠せるのは、棚だけの収納にはない強み。
実用性と見た目が両方そろう収納は、家の中でもそう多くないと思っています。
見た目でいちばん気に入っていたのが入口です。
入口の上を三角の垂れ壁にして、家の形に見えるようにしていました。
パントリーはただの物置になりがちな場所ですが、入口の形ひとつでキッチンの景色が変わります。
扉は付けず、三角の開口だけ。毎日目に入る場所なので、ここは本当にやってよかった。
今の家でも同じことをやりたかったのですが、パントリー自体が付けられなかったので叶いませんでした。
これから建てる人で、パントリーを付けられる間取りなら、入口の形まで考えてみると楽しいと思います。
今のグランスマート(平屋)は、間取りの都合でパントリーを入れられませんでした。
代わりにキッチンに置いたのが自在棚と収納ユニットです。
カップボードがあって、冷蔵庫を1台はさみ、その隣に自在棚と収納ユニットが並んでいます。
食品のストックは、この自在棚と収納ユニットに分けて入れています。
収納ユニットに入れているのは、飲み物、お菓子、キッチンの消耗品の袋、それと趣味のウイスキー。仕切りがあるので、こういう軽くて細かい物を分けて置くのには向いています。
カップボードは引き出しの収納なので、食器や調理器具は余るほど入っても、かさばるストックには向きません。
パントリーが無いなら、カップボードとは別にストックの置き場を作っておくのが前提になります。
見積書を見返すと、今の家の自在棚は側面タイプ29,600円・背面タイプ62,400円の2行でした。
パントリーという部屋を作る代わりに、この棚で食品と家電の置き場を用意した形です。
自在棚の全サイズの価格と品番の読み方は、自在棚の記事にまとめています。
自在棚のいちばん下は、ゴミ箱の置き場にしています。
キッチンのゴミ箱をどこに置くかは一条の家でよく悩むところで、うちは自在棚の下に落ち着きました。
ぴったり収まるゴミ箱の選び方は、こちらに書いています。

収納ユニットのほうは、中に仕切りがあります。
細かい物を分けて入れるには便利ですが、箱のような大きい物は入れづらい。
棚を足すことはできても、床に物を置ける場所は増やせません。代用で失ったのは、結局この床でした。
パントリーが無くていちばん困っているのが飲み物です。
うちは2Lのペットボトルや500mlの炭酸水を、段ボールでまとめ買いすることが多いのですが、多すぎると入らなくなることがあります。
2Lが6本の箱も、500mlが24本の箱も、中身だけで約12kg。
棚の上に持ち上げるより、床にそのまま置きたい重さです。何箱も重ねるなら、なおさら床が要ります。
1軒目では、段ボールごとパントリーの床に直置きしていました。
今は自在棚の下がゴミ箱、収納ユニットは仕切りで入れにくい。箱を1つ置くだけの床が、キッチンのどこにも無いんです。
1軒目では一度も考えなかった悩みです笑
パントリーの良さは棚の多さより床に物を置ける面積だったんだなと、無くなってから気づきました。
棚は後からでも足せますが、床の広さは間取りを決めた時点で決まってしまいます。
ここからは、これから間取りを決める人向けに、一条のパントリーの作り方を整理します。
作り方は大きく2通り。一条が用意しているシステムパントリーを置くか、1軒目のうちのように小さな部屋を作って自在棚を付けるかです。
システムパントリーの種類と寸法は、一条の施主さんたちが公開している情報をもとにしています。
| 種類 | 中身 |
|---|---|
| ノンスライドタイプ | 奥行き約60cm。固定の棚とワイヤーカゴ。品番はGP-30B/45B/60B |
| スライドタイプ | 奥行き約90cm。手前の棚が左右にスライドし、奥にも入る。品番はGP-30A/45A/60A |
| ウォークインタイプ | 中に入って使う大型のもの |
品番の数字(30・45・60)は幅の違いです。
ノンスライドタイプを実測した施主さんの例では、棚の1区画が幅33×奥行42cm前後。
付属のワイヤーカゴは台形で、底が狭くなっているので使いにくい、という声もありました。
システムパントリーは棚の位置や仕切りがあらかじめ決まっています。
食品を分けて入れるには便利な一方で、家電や箱物、ゴミ箱のような大きい物は入れにくいタイプです。
今の家の収納ユニットで困っているのも、まさにこの点でした。
1.5畳は、面積にすると約2.4〜2.5㎡です。
一条の家は91cmのマス目で間取りを組むので、たとえば約1.8m×約1.4mの小部屋になります。
ただしこれは壁の中心で測った数字で、実際に使える内側はひとまわり狭くなります。
両側に自在棚を付けると、そのぶん真ん中の通路が狭くなります。
電子レンジやケトルのような家電を置くなら、中にコンセントも必要です。棚板の高さとコンセントの位置が重ならないよう、図面の段階で確認しておきます。
食品のストックだけなら奥行き30cm、家電も置くなら45cmの棚が目安。
両側に棚を付けるなら、奥行きは浅めにして通路を残すのが、中に入って使う部屋型のコツです。
施主さんのブログでは、棚や仕切りが付いたシステムタイプの収納は施工面積6坪ごとに1つまでが標準、と説明されています。
30坪なら5つ、36坪なら6つ、42坪なら7つが目安。システムパントリーもこの枠の1つとして数えられます。
つまりパントリーを1つ入れると、クローゼットやブックシェルフに回せる数が1つ減るということ。
普通の押入れやクローゼットは個数の制限がない、とされています。
枠の数え方や標準の扱いは、契約の時期・商品・地域で変わることがあります。必ず担当者に自分の契約での条件を確認してください。
一条のパントリーは使いにくい、という声もあります。
施主さんのブログで挙がっている理由は、だいたい次の3つです。
1軒目のうちのパントリーは、両側が自在棚でスライド棚が無く、1.5畳なので中に入れば全部見渡せました。
上の2つには当てはまらず、使いにくいと感じたことはありません。
3つ目の場所は、間取りの段階でしか直せません。
料理中に取りに行くものを入れる場所なので、キッチンから数歩で行ける位置に置くのが基本です。
棚は動かせるものに、広さは欲張らない、場所はキッチンのそば。この3つを押さえれば、使いにくいパントリーにはなりにくいと思っています。
2つの家を経験したうえで、パントリーが向いている家の条件を表にしました。
| ポイント | パントリー向きの家 |
|---|---|
| まとめ買い | 飲み物や米を箱・袋で買う |
| 料理家電 | 大きい物が多い |
| 見た目 | ストックを見せたくない |
| 間取り | キッチンのそばに1〜1.5畳取れる |
うちは飲み物を箱で買いますし、1軒目では料理家電もパントリーに入れていました。上の3つで見れば、パントリー向きの家です。
それでも付けられなかったのは、4つ目の間取りでした。
平屋は収納も含めて全部を1フロアに入れるので、キッチンまわりの場所の取り合いが厳しくなりがちです。
逆に、まとめ買いをほとんどせず、食品も小分けで買う家なら、自在棚だけでも回ると思います。
飲み物の箱、米の袋、キッチンペーパーのまとめ買いは、どれもかさばるうえに棚に上げるには重い物。
自分の家が何を・どれくらい買い置きするかから考えるのが近道です。
今の家のように、間取りの都合で付けられない人もいると思います。
代用して暮らしてみて、先に知っておけばよかったと思うのが床の置き場です。
自在棚でも収納ユニットでも、いちばん下を空けて、箱をそのまま置ける場所を1つ作る。
うちは自在棚の下をゴミ箱にしたので、箱の置き場がなくなりました。
ゴミ箱とストックの箱、どちらを床に置くかは、打ち合わせの段階で決めておくと住んでから困りません。
自在棚を2か所に分けられるなら、1つはゴミ箱、1つは箱の置き場、と役割を分けるのも手です。
ゴミ箱を置くなら、自在棚の幅に収まるものを選ぶのが前提。サイズの選び方は自在棚に収まるゴミ箱の記事に書いています。
棚の奥行きは、食品のストックだけなら30cmくらいの浅い棚のほうが見渡しやすく、奥で賞味期限が切れる物が出にくい。
家電も置くなら45cmが必要なので、何を置くかで奥行きを分けます。
奥行きごとにシンデレラフィットする収納ケースは、自在棚の記事にまとめています。
代用の収納は、パントリーのように部屋ごと隠すことはできません。
キッチンから丸見えになるのが気になる人は、ロールスクリーンで目隠しする方法もあります。

パントリーのある家と無い家の両方に住んでみて、付けられるなら付けたほうがいい、というのが私の結論です。
3回家を建てた身として、パントリーは無くなってから良さが分かる場所でした。
間取りに余裕があるなら、削らないでほしいと思っています。



※この記事は2026年9月時点の情報と、わが家(1軒目=アイスマート、現在=グランスマート・平屋)の体験に基づきます。パントリーの種類・サイズ・品番・標準の収納枠は、商品シリーズ・時期・地域・間取りによって変わります。システムパントリーの種類・寸法と6坪ルールは、一条の施主さんが公開している情報をもとにしています。最新の内容は必ず担当者にご確認ください。