こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店のシロアリ対策は、2018年10月9日以降に契約した家なら、10年目と20年目の予防工事が無償です。
それより前に契約した家では、10年目の予防工事が有償で、施主さんの報告では5万〜7万7千円ほどかかっていました。
ネットで「無償」と「有償だった」の両方の情報が出てくるのは、この契約日の違いが原因です。
この記事では、一条の公式の記載と、10年点検を受けた施主さんの実例を並べて整理します。わが家(2025年に契約したグランスマート)も無償の対象に入る時期の契約です。
一条工務店の公式サイトのアフターサポートのページには、こう書かれています。
木造住宅において、シロアリ対策は必要不可欠なケア。長く安心してお住まいいただくために、一条は「シロアリ予防工事を無償でご提供」いたします。
一条工務店 公式サイト「アフターサポート」
同じページの保証の図では、「構造耐力上主要な部分」の保証の帯の10年目と20年目に「無償シロアリ予防工事」の印が付いています。
そして図のいちばん下に、小さくこう書かれています。
※平成30年10月9日以降に新規契約・新規仮契約された住まいが対象です。
一条工務店 公式サイト「アフターサポート」の保証図
基準は引き渡しの日ではなく、契約日・仮契約日です。
2018年10月9日以降に契約していれば、10年目と20年目の予防工事は無償。それより前の契約なら、この無償の対象には入りません。
10年点検の体験を書いている施主さんのブログは、どれも2014〜2016年ごろに引き渡しを受けた家で、無償の制度より前の契約でした。
報告されていた金額はこうです。
| 施主の家 | 10年目の防蟻処理 |
|---|---|
| i-smart(2014年ごろの引き渡し) | 約5万円・有償 |
| i-smart・ベタ基礎 | 66,000円・有償 |
| i-smart(2016年引き渡し) | ベタ基礎66,000円、布基礎77,000円・有償 |
| 2008年築 | 54,000円(税込)・有償 |
施主さんの1人は、保証の延長を受けるには防蟻の施工を受ける必要があったと書いています。
以前の契約では、延長の条件になる防蟻処理が有償だったということです。今の契約では、その予防工事が無償になっています。
知恵袋には、2026年に「公式に無料とあるのに10年点検で見積が出た」という質問もありました。回答でも、契約時期が対象外の可能性が指摘されています。
自分の家がどちらに当たるかは、保証書と契約日で必ず確認してください。公式ページにも、保証の詳しい内容は引き渡し後に届く保証書で確認するよう書かれています。
公式サイトの写真に付いている説明は、「基礎周囲に土壌処理薬剤を散布」「配管周辺も入念に処理」の2つです。
家の木材そのものに薬を塗り直すのではなく、家のまわりの土に薬剤を入れて、シロアリが近づけないようにする工事です。
施主さんたちの報告では、具体的にはこう進んでいました。
報告していた施主さんは、どの家も点検の結果は「異常なし」でした。被害が出てから直す工事ではなく、出ないように10年ごとに予防する工事と考えておくと分かりやすいです。
一般的な木造住宅では、シロアリの薬剤は5年ごとに再処理するのが目安です。日本しろあり対策協会も、薬剤の効果は5年をめどに作られているので、確実に防ぐには5年ごとの施工を勧めています。
一方で一条の予防工事は10年目と20年目。間隔が倍になっています。
違いは、最初の処理の範囲です。一条の公式サイトには、次のように書かれています。
建築基準法で定める防腐・防蟻の処理範囲が地面から1メートルの高さまでであるのに対し、一条では床下と1階の構造材のほぼすべて、1階の断熱材、バルコニー、破風板にまで処理を施しています。
一条工務店 公式サイト「防腐・防蟻対策」
建築基準法が求める処理は地面から1mまでですが、一条は1階の構造材のほぼすべてと断熱材まで処理している、というのが一条の説明です。対応商品は「全モデル」とされています。
公式は「だから5年ではなく10年でいい」とまでは書いていません。ただ、もともとの処理の範囲が、法律の基準よりかなり広いことは押さえておいてよいと思います。
一条のシロアリ対策を調べると、「75年もつ」「ACQを加圧注入した木材」という言葉がよく出てきます。
ただ、今の公式サイトにはこの言葉は載っていません。出どころは、数年前の施主さんのブログや知恵袋でした。
今の公式は年数を出していないので、「75年メンテナンス不要」とは考えないほうが安全です。一条自身も、10年目と20年目に家のまわりの土への予防工事を用意しています。
公式の「長期保証・保証継続条件」には、10年目・20年目にあたる条件として「無料点検」「無償シロアリ予防工事」を受けることが書かれています。
つまり、点検と予防工事を受けることが、長期保証を続ける条件になっています。無償だからといって後回しにすると、保証のほうが切れてしまいます。
ゴキブリと違って、シロアリは自分で薬を買って対策する話ではありません。
点検を受け続けることが、いちばんのシロアリ対策だと思っています。保証全体の年数と条件は、こちらにまとめています。


公式サイトには、「シロアリ保証◯年」という独立した保証は書かれていません。
シロアリは、「構造耐力上主要な部分」の30年保証の中で扱われていて、10年目・20年目の無償予防工事を受けることが、その保証を続ける条件になっています。
まとめサイトには「シロアリ初期保証30年」などと書かれていることもありますが、公式の書き方とは違います。正確な内容は保証書で確認してください。
2018年10月9日以降の契約なら、予防工事そのものは無償です。
それより前の契約では、施主さんの報告で5万〜7万7千円ほどでした。ベタ基礎か布基礎かで金額が違った例もあります。
まとめサイトで見かける「10年目に50万〜150万円」といった数字は、外壁や防水の工事まで含めたもので、防蟻だけの費用ではありません。
一般の業者に頼むシロアリ予防は、シロアリ駆除の業者が公開している集計では平均15万円ほどでした。
しかも日本しろあり対策協会は、薬剤の効果は5年をめどに作られているとして、5年ごとの再施工を勧めています。
一条の今の契約では10年目と20年目の予防工事が無償なので、一般的な家と比べると、30年でかなりの差になります。費用の面でも、案内が来たら受けておく価値は大きいです。
ゴキブリはシロアリと違って、自分で対策する話です。わが家の対策は別の記事に書いています。

わが家は2025年の契約なので、無償の対象に入る時期です。
初めての予防工事は10年目なので、まだだいぶ先ですが、受けたらその内容をこの記事に追記します。
※この記事は2026年10月時点の一条工務店の公式情報と、施主さんが公開している情報をまとめたものです。保証の内容・条件は契約時期・商品・地域によって異なる場合があります。ご自身の家の条件は、必ず保証書と一条工務店のアフターサポートでご確認ください。