こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店の10年点検は、点検そのものは無料で、受けないと30年までの保証の延長が付きません。
費用がかかるのは、点検のあとに提案される工事のほうです。施主さんたちの報告では、防蟻が5万〜7.7万円、バルコニーの防水が9.8万〜23万円、塗装の外壁の家は外壁と屋根の塗り替えで140万〜150万円ほどの見積が出ていました。
ただし、これらはほとんどが2018年10月より前に契約した家の話です。今の契約では、10年目の防蟻と、一条が必要と判断した防水の補修は無償になっています。
この記事では、一条の公式の保証の条件と、10年点検を受けた施主さんたちの実例を並べて整理します。わが家は2026年に入居したばかりなので、10年点検はまだ先です。受けたらこの記事に追記します。
いちばん多い疑問から答えます。
一条工務店の公式サイトでは、構造の保証は30年、雨漏りを防ぐ部分(防水)の保証は15年で、条件を満たすと最長30年まで延長できる、という形になっています。
その保証を続ける条件として、10年目・15年目・20年目に「無料点検」を受けることが書かれています。
「無料点検」「無償シロアリ予防工事」「防水について当社がメンテナンス工事が必要と判断した場合の無償補修工事」を実施すること
一条工務店 公式サイト「アフターサポート」長期保証・保証継続条件(10年目にあたる条件)
つまり、10年点検を受けなければ、その先の保証の延長は付きません。
点検は無料なので、受けないことで得をする場面はほとんどないと思います。
延長しない場合に失うのは、保証の期間が過ぎたあとに出た不具合を、一条に無償で直してもらえる権利です。
とくに防水(雨漏り)は、公式の保証図では15年までの保証で、15年目以降は条件を満たした家だけが延長されます。延長がなければ、その先の雨漏りの補修は自費になります。
実際に、提案された工事の金額を見て「延長しない」と決めた施主さんもいました。選ぶのは自由ですが、点検だけは無料なので受けておき、工事を受けるかどうかは別に判断するのが損のない順番です。
ここは施主さんたちの報告が分かれています。
防蟻については、「保証を延長するには必須だった」という報告が多く見られました。バルコニーの防水は、「13年目まで待ってもらえた」「3年間の猶予があった」という施主もいます。
一方で、外壁塗装は公式の保証継続条件の文言に入っていません。知恵袋には「外壁塗装の見積も出されたが、してもしなくても保証の内容は変わらなかった」という回答もありました。
点検の場では、提案された工事を1つずつ「保証の条件か、任意のおすすめか」に分けて聞くのがいちばん確実です。
断ってよいかどうかは、契約時期と保証書の内容で変わります。必ずその場で担当者に確認し、答えをメモに残してください。
点検そのものは無料です。公式の表記も「無料点検」で、施主さんたちのブログでも一致していました。
お金がかかるのは、点検の結果として提案される工事です。施主さんたちが公開している見積はこうでした。
| 家 | 提案された工事と金額 |
|---|---|
| i-smart(タイル外壁) | 防蟻66,000円+バルコニー防水改修230,780円。防蟻だけ実施 |
| i-smart(タイル外壁) | バルコニーのジョイント改修97,680円+防蟻66,000円 |
| i-smart(タイル外壁) | 防蟻66,000円のみ。外壁はタイルなので工事なし |
| セゾンA(約40坪) | シロアリ予防6.6万円は実施。外壁塗装 約142万円は劣化の指摘が無かったため見送り |
| セゾンF(平屋・スレート屋根) | 屋根と外壁の洗浄・再塗装と足場で約140万円 |
| 塗装系の外壁とみられる家 | 外壁塗装・コーキング・防水・防蟻で約150万円。延長しないことにした |
表を見ると、金額を分けているのは外壁の種類です。
報告の範囲では、タイル外壁の家(i-smartなど)は、10年目に外壁の工事が出ていません。提案は防蟻とバルコニーが中心で、合計しても数万〜30万円ほどでした。
一方、塗装の外壁や、スレートの屋根の家は、外壁と屋根の塗り替えが提案され、足場代を含めて140万〜150万円の見積が出ています。
これから建てる人にとっては、外壁をタイルにするかどうかが、10年目の出費に直結するということです。
すでに塗装の外壁の家に住んでいる人は、10年目に100万円台の見積が出る前提で、早めに積み立てておくと慌てずに済みます。
ネットのまとめサイトにある「10年目に50万〜150万円」「防蟻に15万〜25万円」といった数字は、上の施主の実例とは合わないものもあります。見積が出たら、施主の実例と見比べてください。
塗装の外壁(セゾン系など)やスレートの屋根の家は、10年目に外壁と屋根の塗り替えを提案されることが多いようです。
内訳を公開している施主さん(セゾンF・平屋・約90㎡)の見積は、屋根の洗浄・再塗装22万円、外壁の洗浄・再塗装19万円、足場18万円、カーポートなどを避けるための足場追加5万円でした。足場だけで20万円を超えています。
外壁塗装は、公式の保証継続条件の文言には入っていません。そのため、一条ではなく外部の塗装業者に頼むという選択肢もあります。
ただし一条の保証では、一条以外の業者が手を入れた部分は保証の対象外になり得るとされています。
外部の業者に頼む前に、その工事で一条の保証がどう扱われるかを、必ず一条に確認してください。確認できたら、一条の見積と外部の見積を、足場代を含めた総額で比べるのが基本です。
外壁の種類ごとに30年でいくらかかるかは、外壁の記事で試算しています。

してくれます。
一条の公式の保証図では、10年目と20年目に「無償シロアリ予防工事」の印があり、図の注記に「平成30年10月9日以降に新規契約・新規仮契約された住まいが対象です」と書かれています。
2018年10月9日以降の契約なら、10年目の防蟻は無償。それより前の契約では有償で、施主さんの報告では5万〜7.7万円(布基礎の例を含む)でした。上の表の防蟻66,000円も、この有償の時代のものです。
予防工事の中身や、契約日による違いは、シロアリの記事に詳しく書いています。

施主さんたちの報告で共通していたのは、床下、外壁と屋根、バルコニー、小屋裏の4か所です。
点検票の項目として「基礎、屋根、柱・梁・床、壁、防虫、防水」の6つを挙げている施主もいました。
| 場所 | 見ること(施主の報告より) |
|---|---|
| 床下 | 土台の腐食、水漏れ、湿気、シロアリの形跡 |
| 外壁・屋根 | 塗装の劣化、目地(コーキング)の硬化やひび |
| バルコニー | 防水層、ジョイント部分 |
| 小屋裏 | 雨漏りの形跡、構造材 |
所要時間は、20分で終わったという施主から、約半日かかったという施主まで幅がありました。床下や小屋裏まで入るかどうかで変わるようです。
一方で、エアコン、エコキュート、換気扇などの設備は10年点検の対象外だった、という報告があります。設備の不具合は、点検とは別に相談する形です。
ただ、点検の最中にエコキュートの室外機の配管から水漏れが見つかり、そのまま修理(59,400円)になった施主もいました。気になっている不具合は、点検の日にまとめて伝えておくと見てもらえることがあります。
公式の保証継続条件では、10年目は「防水について当社がメンテナンス工事が必要と判断した場合の無償補修工事」と書かれています。
つまり今の制度では、一条が必要と判断すれば、10年目の防水の補修は無償です。15年目は「有償補修工事」と書かれていて、ここで初めて自費になります。
それより前に契約した家では、10年目にバルコニー防水の改修を有償で提案された例が複数あり、9.8万〜23万円でした。
バルコニーや屋上のない家なら、ここの心配はほとんどありません。
知恵袋には「10年点検で不凍液の交換があると聞いた」という質問がありますが、10年点検の項目として不凍液の交換を提案された、という施主の報告は見つかりませんでした。
築14年でも交換の話は出ていない、という回答もあります。地域によっては、不凍液ではなく水道水を使っているという話もありました。
施主さんのブログでは、不凍液の全量交換は10年ごとが目安で約5万円、という例が書かれています。一方で、30万円台の見積が出たという書き込みもあり、金額の幅は大きいです。
不凍液の交換は、10年点検とは別の設備のメンテナンスとして扱われているとみられます。必要かどうかと金額は、一条に直接確認してください。

施主さんたちの報告では、案内はハガキで、引き渡しから9年半ほどで届いていました。
希望日を返信すると担当者から電話があり、日程が決まる流れです。当日は立ち会いが必要です。
保証の年数と、15年目・20年目に何があるかは、保証の記事にまとめています。
2018年10月9日以降の契約なら、保証の条件として自費になり得るのは、15年目に一条が必要と判断した防水の補修です。10年目に提案された工事を、慌てて全部受ける必要はありません。

わが家は2026年入居なので、10年点検は2036年ごろです。
契約は2025年なので、10年目の防蟻と、一条が必要と判断した防水の補修は無償になる時期の家です。実際に受けたら、何を見てもらい、何を提案されたかをこの記事に追記します。
※この記事は2026年10月時点の一条工務店の公式情報と、施主さんが公開している情報をまとめたものです。保証の内容・条件、点検の内容、提案される工事と金額は、契約時期・商品・外壁の種類・地域によって異なります。ご自身の家の条件は、必ず保証書と一条工務店のアフターサポートでご確認ください。