はじめに
LDKを20畳にするかどうか、間取り計画で迷う人はとても多いです。
広すぎず、狭すぎず…と言われる一方で、「実際はどれくらい?」「家具を置いたら狭くなる?」といった不安を抱えるのも当然です。
この記事では、20畳のLDKの広さのイメージからレイアウト例、後悔ポイント、さらには空間を広く見せるインテリアの工夫まで、家づくり経験者の視点で解説します。
これから家を建てる人、リフォームを考えている人、ぜひ参考にしてください。
LDK20畳って実際どれくらいの広さ?【想像しやすく解説】
20畳=約33平方メートル。数字で見ると広く感じますが、実際に「リビング+ダイニング+キッチン」をすべて入れるとなると、想像よりタイトに感じるケースも。
目安としては、
- 4人掛けダイニングテーブル
- 3人掛けソファ+ローテーブル
- テレビ+壁面収納
- 対面キッチン
このくらいの家具を置いて通路に80〜90cmの余白を確保できる広さです。
家族構成やライフスタイルによって「ちょうどいい」と感じるか、「狭い」と感じるかは異なります。
LDK20畳は狭い?ちょうどいい?住んだ人のリアルな感想
実際に住んでいる人の声では、
- 「最初は広く感じたけど、家具を入れたらギリギリだった」
- 「動線が確保できれば20畳でも快適」
- 「吹き抜けや勾配天井で開放感を足したら満足感が上がった」
筆者も自宅のLDKを20畳にしましたが、キッチンがL型+大型ダイニングテーブルにしたことで、思ったよりも圧迫感がありました。ですが、家具配置を見直し、照明と色使いで工夫することで、かなり広く感じられるようになりました。
LDK20畳のレイアウト例|家具配置はどうなる?
20畳のLDKでは、家具配置が命と言っても過言ではありません。
一般的な配置例:
- キッチン奥 → ダイニング → リビング(縦長型)
- キッチン・ダイニング・リビングが横並び(横長型)
- コの字型・回遊型で中央を空けるタイプ
「キッチンからダイニングが近い」「テレビとソファの距離がちょうどいい」など、家事動線・視線の抜けを意識した配置が成功のカギです。
20畳LDKを広く見せる工夫とインテリアのポイント
20畳は広いようでいて、視覚的には狭く見えることも。以下の工夫で「実際より広く見せる」ことが可能です。
- 床と壁の色を明るめで統一
- 低めの家具を選ぶ(視線の抜けを確保)
- 照明に間接光を活用(特にキッチンカウンター下)
- 天井高を確保 or 勾配天井にする
- テレビ背面など一面だけアクセントクロス
小さな工夫を積み重ねることで、LDK全体の印象が大きく変わります。
LDK20畳でよくある後悔ポイントとは?
- 「家具が多くて動線がとれない」
- 「ダイニングとリビングの距離が近すぎて落ち着かない」
- 「配膳動線を考えずにキッチンを配置したら使いにくかった」
最も多いのは動線の設計ミスです。特に、冷蔵庫〜キッチン〜ダイニングの配膳動線と、トイレ・洗面との導線がかぶると、生活のしづらさに直結します。
ダイニング・リビング・キッチンのバランスを取るコツ
LDKでは「どこに重点を置くか」が重要です。
- 料理をよくする → キッチンを広めに
- 団らん重視 → リビングスペースをゆったり
- 食事メイン → ダイニングを中央に
特に子どもがいる家庭では、リビングで遊ぶ・ダイニングで学習するなど、用途が重なりやすくなります。「配置よりも目的」を最初に決めると、後悔の少ないバランス設計になります。
20畳LDKにプラスαの空間は作れる?(和室・スタディスペースなど)
20畳LDKに「+αの空間」を設けたい場合、工夫次第で実現可能です。
- リビング続きの和室(3〜4.5畳)を間仕切り付きで設置
- キッチン横にカウンター+壁付けデスクでスタディコーナー
- テレビ裏の空間を活かした収納スペース or パントリー
筆者の家では、リビングの一角に2畳の「キッズスペース兼収納ゾーン」を設けました。用途は限定しすぎず、将来変更しやすい構成にするのがおすすめです。
まとめ
LDK20畳は、工夫次第で「ちょうどいい」万能空間になります。
✔ 数字では広くても、家具配置次第で圧迫感が出る
✔ 動線設計・照明・インテリアの工夫が満足度を左右
✔ プラスαの空間を上手に組み込めば、暮らしが豊かになる
間取りで迷っている方は、まず「どんな暮らしをしたいか」を描きながら、20畳という空間をうまく活かしてみてください。
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