こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店の打ち合わせで、キッチン本体と同じくらい悩むのがカップボード(食器棚)です。
わが家は今の家(グランスマート)でグレイスカップボードの幅180cm×奥行65cmを採用しました。
そして実は、以前住んでいた一条の家(アイスマート)では、グランドカップボードを使っていました。
つまり、一条の2大カップボードを両方、毎日使ったことになります。
この記事では、その経験から「奥行き選び」「通路幅の実際」「収納の中身」「後悔しない選び方」まで全部書きます。
はちぱん


先に結論をまとめます。
| 決めること | わが家の答え | 理由 |
|---|---|---|
| ①純正か施主支給か | 純正 | 見た目も使い勝手も文句なし。2軒連続で採用 |
| ②奥行き45か65か | 65cm | 収納量優先。通路は約80cmでも困らない |
| ③幅 | 180cm | 4人家族の食器・調理家電で余裕あり |
| ④上下セットか下だけか | 上下セット | 収納は多いのが正義 |
ベースにある考え方はシンプルで、「キッチン収納は、多くて後悔することがない」です。
以前の家でも今の家でもそうでした。
もしまた家を建てることがあっても、わが家は同じ選択をします。
グレイスカップボードは、グランセゾンかグランスマートのグレイスキッチンとセットで選べる背面収納です。
どのプランでもオプション扱いで、標準では付いてきません。
わが家の仕様書に載っている型番は「CS19-B180D」。
幅180cm・奥行65cmの、上下セットのタイプです。
そして見積もりに載っていた金額は——
グレイスカップボード:322,000円
市販の食器棚なら5万円台からあるので、単純比較すれば高く見えます。
ただ、この金額には「家と一体で設計・施工される」ことの価値が含まれています。
次の標準装備を見ると、それが分かります。
ここはFPとしての補足です。
カップボードのようなオプションは、現金で払うわけではなく住宅ローンに乗るのが普通です。
322,000円を35年ローン・金利0.8%に乗せると、月々の負担増は約880円です。
一方、市販の食器棚は10〜15年で買い替えが視野に入ります(引き出しレールのへたり・扉のゆがみ・引っ越しでの傷)。
5〜10万円の食器棚を2回買い替えると、35年トータルの出費は純正との差がかなり縮まります。
しかも純正は壁に固定されているので、地震での転倒リスクという「お金にしにくいコスト」も抑えられます。
「32万円は高い」ではなく「月880円で毎日使う収納の質を買う」と考えると、判断しやすくなります。
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| グラビオエッジ | カウンター上の壁面に施工される質感の高い内装材 |
| LED間接照明 | 上部キャビネット下を照らす。夜のキッチンの主役 |
| コンセント | カウンター部分に最初から付いている |
| 耐震ロック | 揺れを感知すると扉がロックされ、食器の飛び出しを防ぐ |
| ソフトクローズ | 引き出しが静かに閉まる。子どもの指はさみ対策にも |
市販の食器棚に後付けしようとすると、耐震ロックも間接照明も壁の造作も、それぞれ別のお金と手間がかかります。
ここまで込みと考えると、わが家は「妥当な値段」と判断しました。



グレイスカップボードの幅は、45cm刻みを基本におおよそ45〜210cmまでの展開があり、複数台の組み合わせや、家電収納・トールタイプ・冷蔵庫上収納などの構成も選べます。
わが家が180cmにした理由は単純で、常設したい家電(炊飯器・レンジ・トースターなど)がカウンターに一列に並び、なおかつ作業スペースが残る幅だからです。
4人家族の食器量でも、幅180cmの引き出しなら余裕を持って収まります。
なお、一条の家はマス単位の設計なので、キッチンの壁面の長さによって置ける幅の上限が決まります。
「もっと大きくしたい」と思っても間取り側の制約で決まることが多いので、幅は間取り打ち合わせの早い段階で確認するのがおすすめです。
グレイスカップボードの下部キャビネットは、奥行き45cmと65cmの2択です。
これがカップボード選びで一番悩むポイントで、実質的には「収納量を取るか、通路幅を取るか」の選択になります。
一条工務店の家は「マス(尺モジュール)」単位で設計されるので、キッチンとカップボードの間隔は自由には変えられません。
グレイスキッチンの背面に奥行65cmのカップボードを置いた場合、通路幅は図面上で約80cmになります。
これはマスの制約で決まるため、同じ組み合わせなら基本的にどの家でも同じです。
数字だけ見ると「狭そう」と感じるかもしれません。
展示場や宿泊体験棟はキッチンまわりが広く取られていることが多いので、比べると確かに差があります。
でも、実際に毎日使っている感想はこうです。
狭くて困ったことは一度もありません。料理中に後ろを人が通れるし、むしろちょうどいい。
これは強がりではなく、通路幅80cm前後というのは「振り返れば手が届く」距離です。
キッチンで洗ったものを、体の向きを変えるだけでカップボードのカウンターに置ける。
作業動線としては、広すぎるより効率的なくらいです。






| 奥行45cm | 奥行65cm | |
|---|---|---|
| 通路幅 | 約100cm。2人調理もラク | 約80cm。1人調理なら十分 |
| 収納量 | 2〜3人家族なら十分 | 圧倒的。4人家族でも余る |
| カウンター奥行き | 家電を置くとやや手前がきつい | 炊飯器・レンジを置いても作業余白あり |
| 向く人 | 夫婦2人で並んで料理する家庭 | 収納量と家電置き場を優先する家庭 |
迷ったら、「調理を2人で並んでする頻度」で決めるのがおすすめです。
毎日2人で立つなら45cm、そうでないなら65cmの収納量を取ったほうが、暮らし全体の満足度は上がります。
ここはこの記事にしか書けない話です。
わが家は以前のアイスマートでグランドカップボード、今のグランスマートでグレイスカップボード。
両方を数年単位で使いました。
先に結論を言うと——
どちらも高級感・使い勝手ともに文句なし。キッチンのシリーズに合わせて選べば失敗しません。
| グランドカップボード | グレイスカップボード | |
|---|---|---|
| 合うキッチン | アイスマート系(スマートキッチン) | グランセゾン・グランスマート系(グレイスキッチン) |
| デザイン | 鏡面パネルの光沢感。モダン | 木目調の質感。落ち着いた高級感 |
| 使い勝手 | ◎ | ◎ |
| 両方使った感想 | 収納力・引き出しの動き・掃除のしやすさに大差なし。見た目の好みで選んでいい | |
「グランドとグレイスどっちがいい?」という比較記事は多いですが、実際に両方使ってみると、日常の使い勝手に決定的な差はありません。
差が出るのは見た目の系統だけなので、キッチン本体と揃えるのが正解です。
キッチン本体の選び方は、こちらの記事にまとめています。
→ 【一条工務店】グレイスキッチン×ワイドカウンターの後悔しない選び方
幅180cm×奥行65cmの収納力を、4人家族の実感で言うとこうなります。
食器と調理器具だけなら、相当多くても全部入る。むしろ余ります。
引き出しは深さがあって、お皿・お椀・グラス・カトラリー・弁当グッズ・ラップ類・キッチンツールまで、日常で使うものは全部この中です。
「食器が入り切らない」という心配は、幅180cmを選ぶ限りまず起きないと思います。
一方で、使ってみて分かった弱点もあります。
大きすぎるもの・縦に長いものは、そもそも入りません。
カップボードは引き出し収納なので、高さのあるもの・かさばるものは構造的に苦手です。
だからわが家の結論はこうです。
カップボードとは別に、パントリーか自在棚が必須レベル。
「カップボードがあれば キッチン収納は完結する」と思っていると、ここでつまずきます。
わが家は自在棚をパントリー代わりにしていて、大物とストック類は全部そちらです。
自在棚の価格・サイズはこちらにまとめています。
→ 【一条工務店】自在棚 完全ガイド|品番の読み方・全サイズ価格
検索でよく見る心配が「カップボードに炊飯器を置くと、蒸気で上のキャビネットが傷まないか」。
わが家は炊飯器をカップボードのカウンターにそのまま置いていますが、数年使って気になったことは一度もありません。
奥行65cmだとカウンターに余裕があるので、少し手前に出して使えば蒸気の当たりはさらに弱まります。
神経質になって専用の家電収納(蒸気排出ユニット付き)まで付ける必要は、わが家の実感としてはありませんでした。
ゴミ箱をどこに置くかもキッチン設計の定番の悩みですが、わが家はカップボードには組み込まず、自在棚の下段をゴミ箱スペースにしています。
幅78cmにぴったり収まるゴミ箱の実寸まで、別記事に書きました。
検索すると「カップボード 下だけ」と調べている人がかなりいます。
上部キャビネットを付けず、下部+カウンターだけにして、壁に窓や飾り棚を付ける選び方です。
グレイスカップボードは下部キャビネットだけの採用も可能なので、これは選択肢として成立します。
見た目は確かに抜け感が出て、おしゃれです。
ただ、「収納は多いのが正義」派としての意見は明確です。
迷っているなら上下セットをおすすめします。上の収納は「なくて後悔」はあっても「あって後悔」がないからです。
上部キャビネットには使用頻度の低いもの(来客用食器・季節の道具・ストック)を入れておけばよく、日常の動作は下の引き出しだけで完結します。
「上は使わないから要らない」のではなく、上があるから下が日常専用にできる、という関係です。



カップボードの引き出しは深くて広いので、そのまま使うと食器を重ねがちです。
重ねると下の食器が取り出しにくく、収納力も活かせません。
わが家でいろいろ試して、一番のおすすめはリッチェルの「トトノ」シリーズです。
お椀もお皿も「立てて」収納するスタンドで、これに変えてから引き出しの中が別物になりました。
お椀・茶碗には「お椀スタンドR」、お皿には「ディッシュスタンドR」。
どちらも食洗機で洗えるので、衛生面の手入れもラクです。
そのほかの引き出し・上部キャビネットは、定番の収納ボックス(ニトリのインボックス、無印良品のファイルボックスなど)でジャンル分けしておくと、深い引き出しでも中身が迷子になりません。
取っ手付きのケースを上部キャビネットに使うと、高い位置でも引き出しやすくて便利です。
わが家も「市販の食器棚なら数万円で済むのでは」と考えたことがあります。
それでも2軒連続で純正にしたのは、使いづらかったり見た目が悪かったりしたら乗り換えるつもりで使って、その理由が見つからなかったからです。
床から天井までの一体感、グラビオエッジの壁、間接照明。
ここは金額差ぶんの価値が確実にあります。
LDKに入って最初に目に入る面なので、キッチン背面の見た目は家全体の印象を決めます。
カウンターにコンセントは標準で付きますが、置きたい家電の数と位置は図面段階で数えておくべきです。
炊飯器・電子レンジ・トースター・ケトル・コーヒーメーカー——常設家電だけで4〜5口はすぐ埋まります。
コンセントは引き渡し後の追加が大変です。必ず「今持っている家電+将来増えそうな家電」で数えてください。
繰り返しになりますが、カップボードは「食器と調理器具の収納」としては完璧でも、大物とストックの収納はカバーできません。
間取りの段階で、パントリーか自在棚をセットで計画しておくのが、キッチン収納全体の正解です。
「紹介特典でカップボードがもらえる」という話を聞いたことがあると思います。
調べてくる人がとても多いので、公式の案内を確認したうえで書いておきます。
結論から言うと、もらえます。ただし条件がかなり厳しいです。
| 条件 | もらえるもの |
|---|---|
| 招待状を持って展示場に来場(来場歴の有無を問わず) | 1,000円分のQUOカード |
| 展示場に来場したことがない人が契約した場合 | 厳選アイテムから好きなものを1つ |
その「厳選アイテム」に、システムカップボードが入っています。
選択肢は4つで、この中から1つを選ぶ形です。
わが家のグレイスカップボードは、見積の実額で322,000円でした。
それが特典で付くなら、話としてはかなり大きい。
FPの仕事柄こういう数字はすぐ計算してしまうのですが、30万円を超える設備がまるごと1つ浮く可能性があります。
ここが決定的なところです。
すでに展示場へ来場していたり、すでに一条と成約している場合は、この特典は適用されません。
公式の注記にはっきり書かれています。
つまり「一条いいな」と思って展示場に行った時点で、カップボードの権利は消えます。
QUOカード1,000円のほうは来場歴を問わないので残りますが、金額の桁が違う。
気になっているなら、展示場に足を運ぶ前に紹介を受けておくかどうかを決めておくべきだと思います。
これは知らずに損をする人がいちばん多いところだと思っています。
私自身、1軒目のときはこの制度を知らないまま展示場に行きました。
順番が違うだけで結果が変わる、というのは覚えておいて損はありません。
なお、商品(建築タイプ)等の条件によって対象にならない場合や、他のサービスと併用できない場合があります。
スピーカーセットにスクリーンとプロジェクターは含まれません。
商品の内容・仕様は予告なく変更されることがあるので、最終的には営業担当に確認してください。
ここに書いたのは2026年時点で公式に案内されている内容です。
わが家は一条で2回建てているので、紹介の登録ができます。
これから検討する方で、まだ展示場に行っていないという方は、お問い合わせからご連絡ください。
題名に「紹介希望」と書いていただければ分かります。
展示場に行く前しか使えない権利なので、知らないまま行ってしまう前にどうぞ。
もちろん、紹介を使わずに直接行かれても構いません。
無理に勧めるつもりはないので、使えるものがあることだけ知っておいてもらえれば十分です。
いいえ、オプションです。
わが家の見積もりでは幅180cm・奥行65cmの上下セットで322,000円でした。
幅や構成によって金額は変わるので、見積もりで必ず確認してください。
図面上の通路幅は約80cmになります。
1人で調理するのがメインの家庭なら、実際に使って困らない幅です。
毎日2人で並んで調理するなら、奥行45cmで通路約100cmを確保する選択も合理的です。
できます。カップボードを付けない選択も可能です。
ただし壁の造作・照明・耐震性・一体感は純正が圧倒的に有利なので、「予算を削りたい」以外の理由で施主支給にするメリットは少ないと感じます。
両方使った結論として、使い勝手に大差はありません。
アイスマート系ならグランド、グランセゾンかグランスマートならグレイスと、キッチン本体のシリーズに合わせて選べば間違いないです。
カップボードは金額だけ見ると悩みますが、毎日・何十回も触る場所です。
2軒使ったわが家の実感として、ここはケチらなくてよかったと思える場所でした。






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