こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。
私は一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。
同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。
一条工務店で家を建てるとき、住宅ローンで最初に迷うのは「いつ動けばいいのか」と「一条の提携ローンを使うべきか」だと思います。
わが家は一条で2回、住宅ローンを組みました。
2回とも提携ローンは使っていません。
そして書いておきたいことがもうひとつあります。
2回とも変動金利にしたのですが、1回目と2回目で前提がまるで違いました。
同じ「変動金利」でも、銀行によって金利が上がったときの効き方が変わります。
そこを知らずに選ぶと、後から効いてきます。
この記事は、一条工務店で2回住宅ローンを組んだ個人の体験談です。個別の借入判断に関する助言ではありません。
金利・商品内容・各種ルールは変わります。この記事は2026年9月時点の公開情報に基づいています。
審査の結果や借入の可否を保証するものでもありません。
最終的な判断は、必ず各金融機関の最新の商品説明書と担当者への確認のうえで行ってください。
いちばん検索されているのがこれです。
先に用語を分けておきます。住宅ローンの審査は「事前審査(仮審査)」と「本審査」の2段階です。
わが家の本審査は、仮契約のあと、最初の打ち合わせと同じくらいの時期でした。
自分でも早いなと思った記憶があります。
一条は仮契約の段階で建物のおおよその金額が出るので、そこから動けるということだと思っています。
ハウスメーカーや進め方によっては、建物の金額が完全に固まってから本審査、という順番になることもあります。
どちらにしても事前審査は初回打ち合わせのころには動いておきたい、というのが実務的な結論です。
「契約してから考えよう」では遅い、と言い換えてもいいと思います。
ただし、ここは必ず押さえておいてください。
事前審査に通っても、本審査で否決されることはあります。
事前審査は申告した内容をもとにした簡易な確認です。
本審査では書類で裏を取り、健康状態(団信)や物件の内容まで見られます。
事前審査の結果は「目安」であって、確定ではありません。
ここを確定と受け取って土地の契約や仕様決定まで進んでしまうと、後戻りができなくなります。
そして早く動きすぎることの注意点もあります。
事前審査の結果には有効期限があります(期間は金融機関によって異なります)。
早すぎると本審査までに切れて再申込になるので、審査を出すときに「いつまで有効か」も一緒に聞いておくと無駄がありません。
思っているより、ずっと早いはずです。
家づくりの流れのイメージだと、間取りを決めて、仕様を決めて、金額が固まってからローン、という順番を想像すると思います。
実際はその前に借りられる額の目安が要るので、順番が逆になります。
理由は単純で、いくら借りられるか分からないまま間取りを描いても、後で全部やり直しになるからです。
坪数も仕様も、予算が決まらないと決められません。
だから審査が先に来ます。
いろいろな進め方を見てきましたが、住宅ローンの検討が遅れて得をした例は、私の知る限りありません。
遅れると起きるのはこの3つです。
とくに2つ目が大きい。
銀行を比較する時間があるかどうかで、35年ぶんの支払額が変わることがあります。
時間がないと「担当者に勧められたところ」で決めることになりますが、それが自分にとって最良とは限りません。
順番としては、こういう流れになります。
ここで見落としやすいのが、着工から引き渡しまでのあいだに支払いが発生することです。
住宅ローンの融資は引き渡しのときに実行されるのが基本なので、それより前の着手金や中間金は別に用意する必要があります。
その穴埋めがつなぎ融資です。
つなぎ融資の有無と条件は銀行によって違うので、比較のときに必ず確認してください。ここを見落とすと、金利が安くても資金繰りで詰まります。
審査のタイミングと必要書類は、営業担当と金融機関で確認してください。
商品や時期によって前後しますし、事前審査と本審査で必要なものも変わります。
2番目に多いのが「提携銀行はどこか」という検索です。
一条には一条住宅ローン(i-flat)という自社グループの住宅ローンがあり、フラット35(全期間固定)を扱っています。
一条の住宅性能ならフラット35Sの金利引き下げに該当する可能性がありますが、対象になるかは物件ごとの適合証明で決まります。
引き下げ幅・期間・対象要件は制度改正で変わるので、必ず住宅金融支援機構の公式サイトで最新の条件を確認してください。
それとは別に、提携している銀行もあります。
そのうえで書きます。
わが家は2回とも、提携ローンを使っていません。
自分で銀行を選びました。
提携ローンの価値は、金利そのものよりも手続きが流れに乗ることのほうだと思っています。
ハウスメーカーが慣れているので、必要書類も期限も向こうが把握している。
打ち合わせで手一杯のときに、これはかなり効きます。
逆に提携外を選ぶと、条件は自分で取りに行けるかわりに、段取りも自分で持つことになります。
どちらが正しいという話ではなく、何を自分で引き受けるかの選択です。
わが家は2回とも、条件を取りにいく側を選びました。
最初の家のときは地方銀行にしました。
理由は3つあります。
いま振り返ると、3つ目が実際にはいちばん効いていました。
家づくりの打ち合わせは、それだけで週末が埋まります。
そこにローンの書類仕事が乗ってくると、正直きつい。
窓口で聞けば済むというのは、想像以上に価値がありました。
身内が勤めている安心感も、実務では小さくありませんでした。
公開されている商品説明の範囲でも、何をどの順で準備すればいいかを気軽に聞ける相手がいるのは大きい。
迷う時間がほぼゼロでした。
金利で言えばもっと安いところはあったはずですが、1軒目はこれで正解だったと思っています。
今回はSBI新生銀行です。
理由はひとつで、金利などの条件がいちばん良かったからでした。
1回目と違って、今回は比較する時間を取りました。
2回目ということもあって、何を見ればいいかが分かっていたのが大きい。
金利、事務手数料、団信の内容、繰上返済の条件。
このあたりを並べて、いちばん条件の良いところにしました。
1軒目のときは、正直この比較をしていません。
勧められた先と、妻の勤務先。実質2択でした。
選択肢を並べるという発想自体が無かったというのが本当のところです。
2回目でようやく、金利以外の項目まで見るようになりました。
これは知っておくと安心すると思います。
担当の営業さんは、ネット銀行の住宅ローンをあまり扱った経験がなかったそうです。
提携ローンや地銀のほうが件数が多いので、当然といえば当然かもしれません。
それでも銀行の担当者とのやり取りはしてくれました。
必要書類の受け渡しも、スケジュールの調整も問題ありませんでした。
「提携外だと嫌がられるのでは」と身構えていたのですが、そんなことはなかった。
ただ、慣れていない分はこちらが少し前に出る必要があります。
いつまでに何が要るのかを自分で把握して、先に動く。
そこを全部お任せにできるのが提携ローンの価値なので、提携外を選ぶなら手間は自分で引き受けるという理解でいたほうがいいと思います。
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
わが家は2回とも変動金利を選びました。
ただし1回目と2回目では、前提がまったく違います。
変動金利には、返済額が急に増えないようにする仕組みがあります。
金利が上がっても、いきなり支払いが跳ね上がらない。
そういう激変緩和の仕組みです。
変動金利は怖いと言われながらも選ばれてきた理由のひとつが、これでした。
変動金利そのものは、一般に半年ごとに金利が見直されます。
つまり金利は半年ごとに動く可能性がある。
それでも返済額が5年据え置かれるなら、家計の計画は立てやすくなります。
この「金利の見直し」と「返済額の見直し」が別物だというのが、分かりにくいところです。
ただし注意点があります。
これは法律で決まっているものではなく、銀行ごとの商品性です。
つまり採用していない銀行があります。
わが家の2回は、ここが分かれました。
| 1回目(わが家が借りた地銀) | 2回目(SBI新生銀行) | |
|---|---|---|
| 金利タイプ | 変動 | 変動 |
| 5年ルール | あり | なし |
| 125%ルール | あり | なし |
| 未払利息 | 発生しうる | 発生しない |
| 金利が上がったとき | 返済額は5年据え置き | 半年ごとの見直しのたび、返済額もそのまま変わる |
SBI新生銀行は、いわゆる5年ルール・125%ルールを適用していないことを公式に明示しています。
金利の見直しは半年ごとで、適用利率が変わればそのタイミングで毎月の返済額もそのまま変わります(増減の幅に上限・下限はありません)。
つまり金利が上がれば、その分が次の見直しで返済額に乗ります。
毎月コロコロ変わる、という意味ではありません。
同じ「変動金利」という言葉で語られていても、中身はこれだけ違う。
比較サイトの金利一覧を眺めているだけでは、ここは見えません。
私も2回目でようやく意識したところです。
この差が効いてくるのは、まさにいまのような金利が動いている局面です。
据え置きのある銀行なら、上がっても5年は毎月の支払いが変わらない。
無い銀行なら、変わったぶんが次の返済から乗ってきます。
同じ日に同じ金利で借りていても、手元のキャッシュフローはまったく違う動きをします。
誤解のないように書いておきます。
5年ルールがあるほうが得、という単純な話ではありません。
5年ルールは返済額を据え置くだけで、利息が減るわけではありません。
起きることは金利の上がり方によって2段階に分かれます。
2つ目が要注意です。
未払利息は、最終返済期日に残りの元金とあわせて一括返済となるのが一般的とされています。
毎月の支払いが変わらないので気づきにくいのですが、支払いが先送りされているだけで、なくなってはいません。
だから5年ルールは「安心の仕組み」というより、痛みを後ろにずらす仕組みと理解したほうが正確です。
金利が上がったときに繰上返済で元金を減らすという選択肢もあります。
ただし住宅ローン控除は年末残高に対してかかるので、控除期間中に繰り上げると控除額が減ることがあります。
繰上返済の手数料や、手元にいくら現金を残すかも含めて、どちらが有利かはケースバイケースです。
言葉だと分かりにくいところなので、あり・なしを並べて計算できるものを作りました。
同じ3,500万円を同じ0.5%で借りて、3年後に2%へ上がった場合、5年ルールありのほうが毎月の返済は22,863円軽くなります。
そのかわり10年後の残高は約63万円多く残る。この数字を見ると、先送りしているだけだというのが腹に落ちると思います。

繰上返済のほうも、減らせる利息と減ってしまう住宅ローン控除を差し引いた金額を出せるようにしてあります。
金利が0.3%以下で返済額軽減型を選ぶと、じつは逆転します。

未払利息の扱いは金融機関によって異なる場合があるので、必ず自分の商品説明書で確認してください。
逆にルールが無い銀行は、上がった分がすぐ見えます。
きついかわりに、状況を正確に把握しながら返していける。
そして未払利息が発生しません。
利息が水面下で膨らんでいくより、目に見えるほうがいいという考え方もあります。
だから正解はありません。
大事なのは自分が組むローンにルールがあるかどうかを、契約前に知っておくことです。
ルールの有無は金融機関ごとに違うので、必ず自分が申し込む銀行の商品説明書で確認してください。
地銀とネット銀行の両方を経験して感じたのは、この一言に尽きます。
表面の金利はネット銀行のほうが低いことが多い。ただし手間は増える。
増える手間というのは、たとえばこういうところです。
1回目に地銀を選んだのは、まさにこの手間を避けたかったからでした。
当時は仕事が忙しく、窓口に行けば解決するというのが本当にありがたかった。
あのときネット銀行にしていたら、たぶん途中で手が回らなくなっていたと思います。
だから判断の軸は金利だけではありません。
いま自分に、手間を引き受ける余裕があるか。
余裕があるならネット銀行、無いなら対面。
2回組んでみて、これがいちばん実務的な基準だと思っています。
それと、金利だけで比べると見落とすものがもうひとつあります。
団体信用生命保険(団信)の中身です。
金利に上乗せなしでどこまで保障が付くのかは、銀行によってかなり違います。
がん保障が付くもの、全疾病に対応するもの、基本の死亡・高度障害だけのもの。
ここは生命保険とあわせて考えたいところです。
ただし団信の保障はローン残高に応じて減っていき、完済すればなくなります。
いま入っている保険と単純に置き換えられるものではありません。
また健康状態によっては団信に加入できず、借入そのものができないこともあります。
だから順番が大事です。
保険の見直しは、団信の加入が確定してから、保障の中身を並べて判断してください。
先に解約して団信に落ちる、というのがいちばん避けたい形です。
金利の比較より、私はここがいちばん気になりました。
変動か固定かは、いちばん答えのないところです。
そのうえで、わが家は2回とも変動にしました。
ここ最近、金利は上昇局面にあります。
その状況で「変動でいい」と言い切るつもりはありません。
正解がない場所なので、断言する人のほうを疑ったほうがいいと思っています。
そのうえで、判断するときに見ておきたい点を挙げます。
3つ目がいちばん大事だと思っています。
「上がったら困る」ではなく、何%で困るのかを数字で持っておく。
そこが分かっていれば、ニュースを見るたびに不安になることが減ります。
やり方は難しくありません。
借入額と期間を入れて、金利を1%、2%、3%と動かしたときの毎月返済額を出すだけです。
金融機関のシミュレーターで数分あれば終わります。
そこで出てきた金額を見て、家計が回るかどうかを判断する。
この作業をやっておくと、判断が変わることがあります。
「変動が不安だから固定」と思っていた人が、実は2%まで上がっても大丈夫だと分かって変動を選ぶこともある。
逆に、思ったより余裕がないと分かって固定にする人もいます。
どちらに転んでも、数字を見てから決めたほうが後悔しません。
これは個別の借入判断のアドバイスではありません。
金利の見通しや家計の状況は人によって違います。
必ずご自身の状況で試算し、必要なら金融機関や専門家に相談してください。
打ち合わせでよく出るものに、2回組んだ立場から答えます。
商品や条件は変わるので、最終的には必ず公式サイトと担当者で確認してください。
なりませんでした。
わが家は2回とも提携外で、しかも2回目はネット銀行です。
それでも担当の営業さんは銀行とのやり取りをしてくれました。
気にしすぎなくて大丈夫だと思います。
わが家は仮契約のあと、初回打ち合わせのころには本審査まで進んでいました。
思っているより早いと考えておいたほうがいいです。
具体的な期限は契約する商品や時期で変わるので、営業担当に「いつまでに何が必要か」を最初の打ち合わせで聞いてしまうのが確実です。
事務手数料、団信の保障内容、繰上返済の条件。
そして5年ルール・125%ルールの有無です。
最後のひとつは金利一覧には載っていないので、商品説明書を見ないと分かりません。
金利が0.1%違うことより、こちらのほうが効いてくる場面があります。
最後にひとつだけ。
借入額を決めるとき、住宅ローン控除は「借りた分だけ戻る」ものではありません。
納めた税金が戻る制度なので、年収に対して借入が大きいと、枠を使い切れずに消えます。
年収400万円で3,000万円借りると、13年で27万円ぶんの枠を捨てることになります。
「控除があるから多めに借りても大丈夫」という考え方は、ここで崩れます。
私も1軒目のときは同じことを考えていました。

それと、本体価格以外にかかるお金も先に見ておいたほうがいい。
借入額はここまで含めて決まるので、建物の金額だけで組むと足りなくなります。

2回組んでみていちばん効いたのは、金利の細かい差ではありませんでした。
比べる時間があったかどうかです。
そのためには早く動くしかない。
間取りより先にローン、という順番だけ覚えておいてもらえれば十分だと思っています。
※この記事は2026年9月時点の情報をもとにした個人の体験談です。金利・商品内容・各種ルールは変更されることがあります。借入の判断は必ずご自身で、金融機関の最新の商品説明書を確認したうえで行ってください。