一条工務店で停電したらどうなる?切替盤の操作と使える設備を全公開

こんにちは、はちぱん住宅ラボのはるです。

一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、これまでに3回家を建ててきました。
今の家で一条は2回目です。

同じメーカーをもう一度選んだ理由も含めて、実際に住んでわかったことを書いています。
数字や寸法は、できるかぎり自分で測ったものを載せています。

いま停電している方へ。
読む時間がない方は、この順番だけ確認してください。

その前に2つだけ。浸水・冠水しているときは、分電盤にも切替盤にも触らないでください。感電の危険があります。
家を離れて避難するときは、先にブレーカーを落としてから出てください。電気が復旧したときの通電火災を防ぐためです。

  1. 分電盤のブレーカーが落ちていないか見る。落ちていれば自宅側の問題で、蓄電池の操作をしても意味がありません
  2. 窓から近所を見る。他の家も暗ければ地域の停電です
  3. 蓄電池がある家は、切替盤のハンドルを一番下まで下げる
  4. 太陽光だけの家は、パワーモニターを自立運転に切り替える
  5. スマホの通信が生きているうちに、電力会社の停電情報で復旧の見込みを確認する

時間のある方は、このまま順に読んでください。
それぞれの手順を、写真が必要な部分まで細かく書いています。

台風や地震のニュースが流れるたびに、「うちが停電したら実際どうなるんだろう」と考えます。
一条工務店の家には太陽光が載っていて、蓄電池を採用している方も多い。
だから大丈夫、と思いたいところですが、話はそう単純ではありません。

停電したその瞬間に、家の電気が自動で切り替わる家と、自分でレバーを操作しないと蓄電池の電気が1ワットも家に流れない家があるからです。
そして一条工務店の標準は「手動で切り替える」ほうだと紹介されています。

この記事では、一条工務店の家が停電したときに何が起きるのか、どこをどう操作するのか、そして何が動いて何が止まるのかを整理しました。
切り替えの落とし穴も含めて、正直に書いていきます。

はちぱん
太陽光と蓄電池があるなら、停電しても何もしなくていいんじゃないの?
はる(管理人)
そう思っている方がとても多いのですが、実際には自分で切り替えが必要な家が少なくありません。ここが今日いちばん伝えたい話です
目次

一条工務店の家が停電したらどうなるかは蓄電池の有無で決まる

停電したときの振る舞いは、同じ一条工務店の家でも一律ではありません。
太陽光だけの家か、蓄電池まで積んでいる家か。さらにその切り替えが手動か自動か。
この3つの分岐で、停電した瞬間に見える景色がまったく変わります。

まず全体像を整理しておきます。

設備の構成停電した瞬間使える電気必要な操作
太陽光なし家じゅう真っ暗なし復旧を待つだけ
太陽光のみ家じゅう真っ暗日中だけ最大1,500Wパワーモニターで自立運転へ切替
太陽光+蓄電池(手動切替)家じゅう真っ暗家じゅう最大5.5kVA切替盤のハンドル操作
太陽光+蓄電池(自動切替)数秒で自動復帰家じゅう最大5.5kVA操作なし

注目してほしいのは3行目と4行目の差です。
積んでいる蓄電池はまったく同じなのに、切替が手動だと「自分が操作するまで蓄電池の電気は家に流れない」状態になります。
深夜に停電したら、暗闇の中を切替盤まで歩いていくところから始まるわけです。

蓄電池があるかどうかより、切替が手動か自動かのほうが、停電した夜の体感を左右します。
ここを知らずに「うちは蓄電池があるから安心」と思い込んでいる方が、かなり多い印象です。

停電したらまずブレーカーが落ちていないかを見分ける

蓄電池の操作の前に、やることがあります。
そもそも地域の停電なのか、自宅側のトラブルなのかを切り分けることです。

ここを飛ばすと、落ちたブレーカーを放置したまま切替盤のハンドルを操作することになります。
蓄電池は正常なのに家の電気は戻らないので、故障だと勘違いして混乱します。

分電盤を開けて、どれが落ちているかを見てください。

落ちているもの意味すること
アンペアブレーカー(一番左)家全体で使いすぎ。減らしてから上げる
漏電ブレーカー(真ん中)どこかで漏電している。原因を切り分けずに何度も上げない
安全ブレーカー(右の小さいもの)その回路だけ使いすぎ
どれも落ちていない地域の停電の可能性が高い。切り替えの操作へ進む

どれも落ちていなければ、次は外を見ます。
近所の家の明かりが消えていれば、地域の停電と考えてよいでしょう。

そのうえで、スマホの通信が生きているうちに電力会社の停電情報を確認してください。
復旧の見込みが30分なのか半日なのかで、蓄電池の電気をどこまで使うかの判断が変わります。
携帯基地局の非常用電源も無限ではないので、通信が使えるうちに調べておくのが安全です。

太陽光だけの家は日中に1,500Wまで使える

一条工務店が公開している災害時・緊急時の対策ガイドでは、停電時に太陽光を自立運転モードへ切り替えると、自立運転用コンセントから最大1,500Wまで使えると案内されています。
ただし条件が2つあります。発電している時間帯であること、そして専用のコンセントに機器を直接つなぐことです。

1,500Wという数字は、感覚に落とし込むとこうなります。

  • 炊飯器は1,200W前後。1台だけなら動きます
  • 電子レンジは1,000W前後。これも単独なら動きます
  • ドライヤーは1,200W前後。同時に他の家電を使うのは難しい水準です
  • 冷蔵庫は運転中でおよそ150W前後。スマホの充電や扇風機と一緒でも余裕があります

つまり「大物家電を1台ずつなら動かせる」というのが1,500Wの現実的な使い方です。
そして日が落ちれば発電が止まるので、供給もゼロになります。曇りや雨なら日中でも不安定です。

太陽光だけの家にとって、自立運転は「夜をしのぐ電源」ではなく「日中に冷蔵庫を冷やし直し、スマホを充電し、情報を取るための電源」だと考えておくと期待値がずれません。

蓄電池がある家は家じゅうで5.5kVAまで使える

一条工務店の蓄電池システムについては、停電時に太陽光と蓄電池の電気を家じゅうで最大5.5kVAまで使えると公式に案内されています。
一般的な太陽光の自立運転が約1.5kVAですから、5.5 ÷ 1.5 ≒ 3.7倍という計算になります。

数字以上に大きいのが「家じゅう」という部分です。
自立運転用コンセントの1口に延長コードを這わせるのではなく、普段どおり壁のコンセントが生き、天井の照明が点く。
200Vのエアコンや IH クッキングヒーターも供給の対象に入ってきます。

ただし5.5kVAは「同時に使える上限」です。
IHクッキングヒーターは強火で3kW級、エアコンの立ち上がりで1kW級、電子レンジで1kW級。この3つを同時に回せば上限に届きます。
停電中は「家じゅう使えるけれど、一度に全部は使えない」という感覚でいたほうが安全です。

なお、蓄電池の仕様や停電時の出力は契約時期・年式・パワコンの世代によって変わります。
ご自身の家の数値は、引き渡し時の書類か担当者への確認でおさえておきましょう。

一条工務店の停電時の切り替えは手動切替盤が標準になっている

ここがこの記事の核心です。
一条工務店で蓄電池を採用すると、停電時に電源を切り替えるための「切替盤」が一緒に設置されます。
そしてこの切替盤には手動タイプと自動タイプがあり、標準は手動、自動切替器はオプション扱いだと複数の施主ブログで報告されています。

この事実は、カタログの華やかなページにはあまり出てきません。
「停電時も家じゅうで5.5kVA」という説明は、切替が済んだあとの話だからです。
その手前に「自分で切り替える」という一手間があることは、打ち合わせの流れの中で聞き流されがちです。

はちぱん
せっかく蓄電池を付けたのに、操作しないと使えないの…?
はる(管理人)
操作自体は10秒で終わります。問題は「操作が必要だと知らないこと」と「どこにあるか知らないこと」なんです

手動切替盤は停電したらハンドルを下げるだけ

操作そのものはとても簡単です。先輩施主のブログでも紹介されているとおり、基本の流れはこうなります。

  1. 停電したら、切替盤のハンドルを一番下まで下げる
  2. パワーモニターのアプリで「自立運転中」の表示になったことを確認する
  3. 電気が復旧したら、ハンドルを一番上まで戻す

拍子抜けするほど単純です。それでも、いざその場面になると引っかかる点が3つあります。

1つ目は、そもそも切替盤の場所を知らないこと。
分電盤のすぐ下や横に設置されることが多く、洗面所やパントリー、収納の壁面にあるケースが目立ちます。普段まったく目に入らない場所です。

2つ目は、位置が高くて手が届きにくいこと。
分電盤まわりは高い位置に付くので、身長によっては背伸びしても届きません。踏み台を近くに置いておく、という先輩施主のアドバイスは実用的だと思います。

3つ目は、停電中は真っ暗だということ。
懐中電灯を探すところから始まるので、手順を思い出しながらでは時間がかかります。

切替盤の操作は両手を使うので、手に持つ懐中電灯より据え置きのランタンのほうが向いています。
ランタンが効くのは2つの場面です。
ひとつは、停電してから切替盤を操作し終えるまでの数分間。蓄電池を積んでいても、ハンドルを下げるまで天井の照明は点きません。この数分の明かりは、蓄電池ではなくランタンか懐中電灯が受け持ちます。
もうひとつは、蓄電池を使い切ったあとです。雨や雪が続いて太陽光で充電を戻せない日は、蓄電池を使い切った時点で天井の照明も消えます。電池式のランタンなら、そこから先も明かりだけは手元に残ります。

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停電してから調べ始めるのでは間に合いません。
これは実際にやってしまった側からのお願いです。
入居したら早いうちに、家族全員で切替盤の場所と操作を一度確認しておいてください。

自動切替はオプション扱いで補助金の要件になることもある

自動切替器を付けた家では、停電を検知して自動的に蓄電池からの給電へ切り替わります。
切り替わりは瞬間的なので、冷蔵庫が止まらない、Wi-Fiのルーターが落ちない、テレビが消えない。極端な話、外出から帰ってきて初めて「停電していたらしい」と気づく、という水準です。

金額は3万円程度と紹介されていることが多いのですが、時期や地域、仕様の変更で変わります。
見積書の中で「切替」「自動切替器」といった項目を探し、入っていなければ手動だと考えて担当者に確認するのが確実です。

そしてもう1つ、見落とされがちな論点があります。補助金です。
自治体の蓄電池補助金には、「停電時に手動操作を行うことなく蓄電池が使用できること」つまり自動切替器の搭載を要件にしている例があります。

この場合、数万円のオプションを節約したせいで、数十万円規模の補助金を取り逃がすという逆転が起きます。
差額の話ではなく、桁の話になってしまうわけです。

もう1つ、手動切替の弱点として押さえておきたいことがあります。
手動切替は「操作できる人が家にいること」が前提になっているという点です。
家族が全員留守のあいだに停電すれば、切替盤は下がらないまま冷蔵庫が止まり続けます。夏場なら中身がだめになります。
お子さんだけが留守番している時間帯に停電しても、高い位置のハンドルを操作させるのは現実的ではありません。高齢のご家族が同居しているなら、なおさらです。
自動切替器は容量を増やすオプションではなく、この「留守中の停電」と「操作できる人がいない時間帯」を丸ごと引き受けてくれるオプションだと考えると、価格の見え方が変わってきます。

切替器は後から変更しようとすると電気工事が必要になります。打ち合わせ中に、お住まいの自治体の補助金要件とセットで判断してください。

自分の家の切替盤が手動か自動かを確認する3つの方法

すでに建ってしまった方、あるいは打ち合わせ中でどちらか分からない方向けに、確認の手立てを3つ挙げます。

1つ目は図面を見る方法です。
電気設備図面の立面図まわりに切替器の種類が記載されている、という報告があります。引き渡し時に受け取った図面一式の中に含まれているはずなので、まずはここを探してみてください。

2つ目は現物を見る方法です。
分電盤の周辺に、レバーやハンドルが付いた箱があれば手動切替盤の可能性が高いと考えられます。逆に、それらしいハンドルが見当たらない場合は自動かもしれません。
ただし外観だけでは判断がつかないこともあるので、参考程度にとどめてください。

3つ目は聞く方法です。これがいちばん確実です。
担当の営業さん、あるいは引き渡し後ならオーナーサポート窓口に「うちの蓄電池の切替は手動ですか、自動ですか」と直接たずねてください。
同時に「停電したときの操作手順を教えてください」まで聞いておくと、その場でメモが完成します。

仕様は建てた時期・地域・設備の年式で違います。ネットの情報で「一条はこうなっているはず」と決めつけず、ご自身の家の書類で確かめる。これがいちばん近道です。

停電したら太陽光を自立運転に切り替える手順とコンセントの場所

蓄電池がない家、あるいは蓄電池の残量が尽きたあとに頼りになるのが、太陽光の自立運転です。
一条工務店の公式ガイドで案内されている操作の流れを整理します。

  1. 停電するとパワーモニターにエラーが表示されるので、「戻る」ボタンでトップ画面に移動する
  2. 「連系/自立」ボタンを5秒ほど押し続ける。表示が「連系運転中」から「自立手動停止中」に変わる
  3. 「運転/停止」ボタンを押す。「自立準備中」を経て「自立運転中」に変われば完了

別の世代の機器では、「選択」ボタンで対象のパワコンをすべてに指定してから「連系/自立」を4秒長押しする、という案内もあります。
ボタンの名前も長押しの秒数も機器によって違うので、手元の取扱説明書を正としてください。

操作が完了すると、自立運転用コンセントに電気が来ます。壁のコンセント全部が生きるわけではない、というのがここでの重要な違いです。

自立運転コンセントの場所を先に確認しておく

自立運転用コンセントは、たいてい1口か2口しかありません。
洗面脱衣室、パントリー、階段下収納、あるいは分電盤の近くなど、生活動線から少し外れた場所に付いていることが多いです。専用のシールやプレートで区別されている場合もあります。

問題は、この1口から冷蔵庫まで電気を持っていく必要があるということです。
キッチンと洗面所が離れていれば、10メートル級の延長コードが要ります。停電してから買いに行くことはできません。

防災グッズの箱に、長めの延長コードと電源タップを1セット入れておく。これだけで停電時の選択肢が大きく変わります。
あわせて、その延長コードで冷蔵庫まで届くかを一度試しておくと安心です。実際にやってみると「途中でドアが閉まらない」といった細かい問題が見つかります。
延長コードを買い足すタイミングで、先に紹介したLEDランタンと、このあと紹介するポータブル電源も一緒に見ておくと無駄がありません。コードで電気を運ぶ、ランタンで手元を照らす、ポータブル電源で足りない分を継ぎ足す。この3つが揃って初めて停電の夜が回ります

復旧したら連系運転に戻す操作を忘れない

意外と抜けるのが、復旧後の戻し操作です。

自立運転のままにしておくと、売電も通常の自家消費も止まったままになります。
停電が終わって照明が点いたから元通り、とは限らないということです。

戻し方は基本的に逆の手順です。「連系/自立」ボタンを長押しして「自立」の表示を消し、「連系運転中」に戻ったことを確認します。
長押しの秒数が切り替え時と戻し時で違う機種もあるので、ここも取扱説明書に従ってください。

手動切替盤を操作した場合は、こちらもハンドルを一番上に戻します。
復旧のニュースを見たら、パワーモニターの表示を見に行く。この習慣をつけておくと、発電の取りこぼしを防げます。

はちぱん
戻し忘れたら、どれくらい損するの?
はる(管理人)
晴れた日なら1日あたり数百円から千円規模の発電を捨てることになります。1週間気づかなければ、けっこうな金額です

停電時に動く設備と止まる設備を一条の家の装備で整理する

ここからは、一条工務店の家に付いている設備が停電時にどうなるのかを、設備ごとに見ていきます。
「蓄電池なし(太陽光の自立運転のみ)」と「蓄電池あり(切替後)」で分けて整理しました。

設備蓄電池なし蓄電池あり(切替後)覚えておくこと
冷蔵庫延長コードでつなげば日中は動くそのまま動く最優先で確保したい家電
天井の照明点かない点く蓄電池なしならランタンが要る
全館床暖房動かない動くが消費が大きい停電中は止める判断も必要
エコキュート沸き上げ不可。タンクのお湯は取り出せる沸き上げも可能非常用取水栓の位置を確認
IHクッキングヒーター使えない使える同時使用の上限に注意
ロスガード・うるケア止まる動く止まったら窓を開けて換気
電動ハニカムシェード動かない動く手動タイプは停電の影響なし
タッチレス水栓センサーが効かない効く根元のレバーで手動に切替
タンクレストイレ自動洗浄できないできる手動レバーとバケツで対応
玄関のリモコンキー電池式なので影響は小さい同左内蔵の物理キーの取り出し方

この表を眺めると、蓄電池の有無で生活の質がまるで違うことが分かります。
ただし蓄電池がある家でも、切替の操作をするまでは左側の列の状態です。ここは繰り返し強調しておきたいところです。

床暖房とエコキュートは動くけれど使うと一気に減る

蓄電池があれば全館床暖房も動きます。冬の停電で家じゅうが暖かいままというのは、かなり心強い。
ただし数字を見ると、手放しでは喜べません。

床暖房が冬にどれくらい電気を食べるのか、目安になる数字をひとつ持っています。
ただしこれはいま住んでいる家の実績ではなく、以前住んでいた一条の家、つまり1軒目での買電実績から逆算した数字です。
床暖房シーズンの買電増加分が月およそ4,000円でした。電力量単価を30円とすると 4,000 ÷ 30 ≒ 約133kWh。これを30日で割って 133 ÷ 30 ≒ 4.4kWh が、1日あたりの目安になります。

この4.4kWhは、あくまで1軒目の家の間取り・広さ・設定温度・その冬の寒さがそのまま乗った数字です。
いまの家は入居してまだ数か月で、冬をひとつも越していません。今の住まいの床暖房が何kWh使うのかは、この冬に実測してから改めて書きます。
ですのでここでは「一条の家の床暖房は1日4kWh台のオーダーになることがある」という規模感として読んでください。

そのうえで、蓄電池の容量と並べてみます。
エコキュートの沸き上げは家族4人でおよそ3〜5kWhと言われています。仮に4kWhとして、床暖房の4.4kWhと足すと 4.4 + 4 = 8.4kWh。
一条の蓄電池は1台7.04kWhで、バッテリー保護のため使い切れるわけではなく、実際に取り出せるのは6.3kWh程度と紹介されています。
8.4kWh は 6.3kWh を上回るので、冬に床暖房とエコキュートを普段どおり使えば、蓄電池1台では1日持たないという水準になります。

停電中に優先すべきは、冷蔵庫、明かり、そして情報を取るための通信機器です。
暖房が必要な季節なら、家じゅうを暖め続けるのではなく、1部屋に集まって過ごす。この判断ができるかどうかで、持ち時間は倍以上変わります。

電動ハニカムシェードとタッチレス水栓は手動の逃げ道を覚えておく

停電で困るのは、電気がないと動かない前提で作られた設備です。一条の家にはこれがいくつかあります。

電動ハニカムシェードは、停電すると上げ下げができなくなります。下ろした状態で止まれば日中でも部屋が暗いままです。
わが家は電動にしたのがリビングの大きな窓と勾配天井の高所窓の2箇所だけで、残りはすべて手動のハニカムにしました。
コストを抑えるための判断だったのですが、停電を想定すると手動の窓が家の大半を占めているのは結果的に良かったと思っています。

タッチレス水栓は、センサーが効かなくなっても水が出せます。水栓の根元にある手動切替のレバーを操作すれば、普通の混合水栓として使えるようになる仕組みです。
この操作方法を家族が知らないと、停電のたびに「水が出ない」と大騒ぎになります。取扱説明書の該当ページに付箋を貼っておくくらいでちょうどいいと思います。

タンクレストイレも同じです。サイドカバーの中にある手動レバーを回して排水し、給水はバケツで行う形になります。
断水していなければ、風呂の残り湯をバケツで使うのが現実的です。

ロスガード(うるケアを含む第一種換気)も停電で止まります。
高気密の家で換気が止まると空気がこもるので、蓄電池がない状態なら窓を開けて定期的に空気を入れ替えてください。

わが家の停電対策は太陽光13.475kWと蓄電池1台とポータブル電源

ここからは、わが家の構成を具体的に書きます。
33坪の平屋で、蓄電池は1台のまま、2台目は付けていません。
そのかわりポータブル電源を1台持っています。

そして正直に書いておくと、この構成で実際に停電を何度か経験しています。

最初に停電したとき、家じゅうが真っ暗になりました。
太陽光と蓄電池があるのだから、てっきり電気は消えないものだと思っていたので、正直びっくりしました。
先に調べていなかったので、最初はかなり焦りました。

そのときに初めて、一条側の切替が手動だと知りました。
設備を積んでいることと、停電のときに電気が使えることは、別の話でした。

この記事を書いているのは、そのときの自分に読ませたかったからです。
設備を積んでいるのに、暗闇の中で操作方法を検索する羽目になる。
そこだけは、同じ思いをしないで済むように書いておきます。

設備スペック停電時の切替
太陽光13.475kWパワーモニターで自立運転へ
一条の蓄電池7.04kWh × 1台手動切替盤のハンドル操作
Jackery ポータブル電源 1000 New1,070Wh(1.07kWh)/定格出力1,500W切替の操作は不要。本体の電源を入れるだけ
テスラ Powerwall 313.5kWh/出力9.69kW未設置。増設先の候補として検討中
はちぱん
蓄電池、2台にしなかったんだね?
はる(管理人)
検討はしました。ただ2台目に払うお金でできることが他にもあって、最後はポータブル電源のほうを選んでいます

蓄電池を2台にしなかった理由は費用対効果と持ち出せるかどうか

一条の蓄電池は1台7.04kWhで、容量を増やすなら同じものをもう1台という形になります。
2台にすれば単純計算で 7.04 × 2 = 14.08kWh。バッテリー保護のぶんを差し引いた実際に使える容量も、6.3 × 2 = 約12.6kWh まで伸びる計算です。
冬の夜に買電をゼロへ近づけたい、という動機は確かにありました。打ち合わせのときは本気で迷っています。

それでも1台のままにしたのは、理由が2つあります。

1つ目は費用です。
蓄電池は工事費込みでおよそ1台70万円、2台なら140万円前後という水準になります。70万円を足して増えるのは容量だけで、停電時にできることが変わるわけではありません。
一方でポータブル電源は10万円弱で手に入ります。同じ「電気を貯めて使う」でも、桁が1つ違うわけです。

2つ目は、災害のときに持ち出せるかどうかです。
据え置きの蓄電池は家から1ミリも動きません。停電が長引いて別の場所へ避難する、車の中で夜を明かす、といった場面では、14kWh積んでいても1ワットも連れていけない。
ポータブル電源なら、そのまま車に載せて移動できます。停電していない日はキャンプでも使えますし、ふだんは部屋の隅で充電されているだけです。

3つ目は、いま急いで決めなくてよかったということです。
蓄電池は技術も価格も動いている最中で、より容量の大きいものが安く出てくる可能性があります。
自治体や国の補助金も年度ごとに変わるので、いまは対象外でも将来は対象になるかもしれません。

さらに、売電単価が高いうちは、ためて自分で使うメリットがそもそも小さいという事情もあります。
単価が下がってくる時期に合わせて増設を考えるほうが、FPとしては筋が通ります。

2台目に払うはずだったお金を、持ち運べる電源と他の備えに回し、増設の判断は先送りにした
これがわが家の結論でした。
この判断の詳しい過程は蓄電池2台目についての記事にまとめています。

なお、2台にしたときの停電時の出力については、はっきりしないままです。
公式に案内されている出力は5.5kVAですが、2台なら 5.5 × 2 = 11kVA になるのか、家側の上限で頭打ちになるのか。ここは制御の仕組みによるところが大きく、1台のわが家では確かめようがありません。
2台を検討している方は、容量だけでなく停電時の出力がどうなるのかも、担当者に聞いておくとよいと思います。

ポータブル電源が効くのは切替までの間と蓄電池が切れたあと

わが家が使っているのはJackeryのポータブル電源 1000 Newです。容量は1,070Wh、つまり1.07kWh。
一条の蓄電池の使える容量が6.3kWh程度ですから、6.3 ÷ 1.07 ≒ 5.9。だいたい6分の1のサイズだと考えてください。

1.07kWhで何ができるのかを、目安の数字にするとこうなります。

  • 冷蔵庫は運転中およそ150W。1,070 ÷ 150 ≒ 7時間ぶん
  • スマホの充電は1回20Wh前後。1,070 ÷ 20 ≒ 53回ぶん
  • 扇風機は30W前後。1,070 ÷ 30 ≒ 36時間ぶん
  • ノートパソコンは50W前後。1,070 ÷ 50 ≒ 21時間ぶん

定格出力は1,500Wあるので、電子レンジのような大きい家電も動くことは動きます。
ただし1,000Wの機器をつなげば 1,070 ÷ 1,000 ≒ 1時間で空になります。エアコンやIHクッキングヒーターを何時間も回す用途には、容量がまるで足りません。
ポータブル電源は家を丸ごと支える設備ではなく、冷蔵庫・明かり・通信という「切ってはいけない三つ」を延長するための道具だと考えると、期待値がずれません。

そのうえで、停電のときにポータブル電源が効く場面は3つあると思っています。

1つ目は、切替盤を操作するまでの間です。
手動切替の家は、ハンドルを下げるまで蓄電池の電気が家に流れません。深夜に停電したら、懐中電灯を探し、踏み台を運び、分電盤まで行くところからです。
その数分から数十分のあいだ、手元に明かりとスマホの充電があるかどうかで、落ち着き方がまるで違います。ポータブル電源は切替の操作と関係なく、本体の電源を入れればすぐ使えます。

2つ目は、蓄電池が切れたあとです。
雨や雪が続いて太陽光が戻せない日は、6.3kWhを使い切ったところで終わりになります。そこから先の1.07kWhは、冷蔵庫を数時間もたせるか、家族のスマホをもう一巡させるかを選べる余白です。
蓄電池の残量がゼロに近づいたときに「まだ手札がある」と思えるのは、想像以上に大きいと感じています。

3つ目は、そもそも蓄電池を積んでいない家です。
太陽光だけの家は、日中に自立運転コンセントから1,500Wまで使えます。ここでポータブル電源を満充電にしておけば、日が落ちたあとも明かりと通信を確保できる。
太陽光すら無い家でも、ふだんからコンセントで充電しておけば、停電した瞬間の手持ちが1.07kWhある状態で始められます。発電量にも切替盤にも依存しないのが、ポータブル電源のいちばんの強みです。

ひとつだけ注意しておくと、ポータブル電源は放っておくと少しずつ自然放電します。
いざというときに残量が3割だった、では意味がありません。月に一度は残量を見て、充電し直す。この習慣とセットで初めて備えになります。

Powerwall 3を増設したら停電時の動きはどう変わるか

増設先の候補として名前が挙がっているのが、テスラのPowerwall 3です。
容量13.5kWh、出力9.69kW、全負荷・200V対応で、停電を検知すると自動で家を切り離して給電に入る仕組みになっています。
これを一条の家に足すと、テスラ側は自動で立ち上がり、一条側は切替盤を下げて手動で参加させる、という二重構造になります。同じ家の中に、自動の蓄電池と手動の蓄電池が並ぶわけです。

ただしわが家はPowerwall 3をまだ設置していないので、2つの蓄電池が実際にどう協調するのかは確かめられていません。
確認するつもりでいるのは3点です。停電時にどちらの機器が主導権を持ち、切り離しの制御が競合しないか。既設の太陽光パワコンが停電中にどちらの蓄電池へ充電するのか。片方の残量が尽きたとき、もう片方へ自動で引き継がれるのか。
いずれも施工業者と一条工務店の双方に聞くべき内容で、この答えが揃うまでは増設を決めないつもりでいます。
費用や容量、わが家が候補に挙げた理由はテスラ Powerwall 3の記事にまとめました。

停電したら何時間暮らせるかを容量から計算してみる

一条工務店の公式サイトには、7.04kWhの蓄電池を搭載した場合、冷蔵庫・テレビ・照明などの組み合わせで約26時間持続して使用可能という試算が載っています。

この数字を逆算してみます。
7.04kWh ÷ 26時間 ≒ 0.27kW。つまり平均270Wで暮らし続けた場合、という前提です。
冷蔵庫150W前後、LED照明を数箇所で50W、テレビ50W。足すとちょうど270W前後になります。かなり切り詰めた使い方だということが分かります。

この270Wを1日あたりに直しておきます。
0.27kW × 24時間 = 6.48kWh、およそ6.5kWhです。この記事では「最小限の暮らし=1日6.5kWh」を基準にして、以下の表を作りました。

停電中の過ごし方1日の消費の目安蓄電池1台
6.3kWh
+ポータブル電源
1.07kWh
最小限(冷蔵庫・照明・通信)約6.5kWh約23時間約27時間
夏にエアコン1台を日中運転約12kWh約13時間約15時間
普段どおり(床暖房・エコキュート込み)約15kWh約10時間約12時間

計算はいずれも「使える容量 ÷ 1日の消費 × 24時間」です。
蓄電池1台で取り出せる容量は、カタログの7.04kWhからバッテリー保護のぶんを差し引いておよそ6.3kWhと見ています。
最小限の行なら 6.3 ÷ 6.5 × 24 ≒ 23時間。エアコンを1台足せば 6.3 ÷ 12 × 24 ≒ 13時間。普段どおりなら 6.3 ÷ 15 × 24 ≒ 10時間、という具合です。

右端の列について、正直に書いておきたいことがあります。
ポータブル電源の電気は、家の配線には流れません。切替盤を下げても壁のコンセントが増えるわけではなく、使いたい機器を本体に挿し替える必要があります。
ですから 6.3 + 1.07 = 7.37kWh として割った表の数字は、「家全体で同じ使い方を続けられたと仮定したら」という置き換えの目安にすぎません。
実際の効き方は合算というより別建てで、冷蔵庫を別途およそ7時間動かせる(1,070Wh ÷ 150W ≒ 7時間)、あるいは家族のスマホを50回ぶん充電できる、という独立した手札だと考えてください。

そのうえで、公式の数字と自分の構成を並べるとこうなります。
一条の公式試算は「約26時間」。わが家は蓄電池1台なので約23時間で、ポータブル電源を足してようやく公式の数字を少し上回る程度です。
1台で26時間もつつもりでいると、実際の持ち時間はそこに届きません。公式の26時間はカタログ容量7.04kWhをそのまま割った試算で、こちらは実際に取り出せる6.3kWhで割った数字だからです。
公式が間違っているという話ではなく、前提の容量が違うだけです。自分の家の数字を出したいなら、7.04ではなく6.3で割る。ここだけ押さえておけば期待値はずれません。

この表で伝えたいのは、容量の大小より「何を我慢するか」で持ち時間が数倍変わるということです。
最小限に絞れば丸一日近くもちますが、普段どおり暮らせば半日で終わります。同じ設備のまま2倍以上の差がつくわけです。
停電の持ち時間を決めるのは設備の値段ではなく、使い方を切り替えられるかどうかだということです。

太陽光があると蓄電池は毎朝リセットされる

ここまでの計算には、実は重要な要素が抜けています。太陽光です。

わが家の13.475kWは、よく晴れた日なら1日30kWhを超えて発電します。
停電中でも日が昇れば発電は始まるので、日中の消費をまかないながら蓄電池を充電し直せます。
つまり「何日持つか」ではなく「毎日どれだけ戻せるか」で考えるべきだということです。

晴れが続く限り、太陽光と蓄電池のある家は停電が長引いても生活を維持できる可能性が高い。ここが太陽光の本当の価値だと思っています。

ただし注意点もあります。
停電中に太陽光の発電をどこまで使えるかは、自立運転の枠に制限される場合があります。13.475kW載っていても、停電中にその全量が使えるとは限らないということです。
雨や雪が続けば発電はほとんど期待できません。梅雨や冬型の気圧配置のときは、蓄電池だけで乗り切る前提で考えておくのが安全です。

一条工務店の停電についてよくある質問

打ち合わせ中の方や、入居して間もない方から聞かれることの多い質問を6つにまとめました。
どれも設備の年式や契約時期で答えが変わる部分があるので、最後はご自身の家の書類と取扱説明書で確かめてください。

Q. 停電中に料理はできますか

蓄電池があって切替が済んでいれば、IHクッキングヒーターも使えます。
ただしIHは強火で3kW級を消費するので、5.5kVAの枠をかなり占有します。電子レンジやエアコンと同時に回せば上限に届くので、調理のあいだは他を止めるくらいの気持ちでいてください。
蓄電池がない家は、自立運転用コンセントに炊飯器や電子レンジを1台つなぐ形になります。発電している日中だけ、しかも1台ずつです。
カセットコンロを1本備えておくと、湯を沸かす作業を電気から切り離せます。停電中の消費を減らす手段として、これがいちばん安上がりです。

Q. 太陽光があれば停電しても普通に暮らせますか

太陽光だけの家は、日中に自立運転用コンセントから最大1,500Wまで、という条件付きになります。
壁のコンセント全部が生きるわけではなく、天井の照明も点きません。日が落ちれば供給はゼロです。
「普通に暮らせる」に近いのは、蓄電池まで積んで切替を済ませた家のほうです。太陽光だけなら、日中に冷蔵庫を冷やし直し、スマホを充電し、情報を取るための電源だと考えておくと期待値がずれません。

Q. 蓄電池は停電したら自動で切り替わりますか

一条工務店では手動の切替盤が標準で、自動切替器はオプション扱いだと紹介されています。
手動の家は、切替盤のハンドルを一番下まで下げるまで蓄電池の電気が家に流れません。停電した瞬間の暗さは、蓄電池がない家とまったく同じです。
自分の家がどちらかは、電気設備図面か担当窓口で確認できます。見積書に「自動切替器」といった項目が見当たらなければ手動と考えて、担当者に聞いてみてください。

Q. 一条工務店の蓄電池は停電時に何時間もちますか

公式には7.04kWhの蓄電池で約26時間という試算が案内されています。冷蔵庫・テレビ・照明程度に絞った、平均270Wの使い方が前提です。
実際に取り出せる容量を6.3kWhと見て同じ使い方で割ると 6.3 ÷ 0.27 ≒ 23時間。ここが現実的な線だと思っています。
エアコンや床暖房を回せば半分以下に縮みます。持ち時間を伸ばしたいなら、容量を増やすより「何を止めるか」を先に決めておくほうが効きます。

Q. 停電中にエコキュートのお湯は使えますか

タンクに残っているお湯は、停電中でも非常用取水栓から取り出せます。沸き上げができなくても、貯まっているぶんは生活用水として使えるということです。
ただし蛇口をひねって出るわけではありません。本体下部の栓を操作して、バケツで受ける形になります。位置と手順を晴れた日のうちに確認しておいてください。
取り出したお湯は高温のことがあるので、やけどに注意してください。飲用には向かないと案内されているので、洗い物やトイレの流し水に回すのが現実的です。

Q. 停電と一緒に断水することはありますか

あります。地震や台風では停電と断水が同時に起きることがありますし、水道が生きていても加圧ポンプで送っている地域や建物では、停電でポンプが止まって水が出なくなります。
戸建てで水道本管から直結していれば、停電しても蛇口から水は出ることが多いです。ただしタンクレストイレの洗浄やタッチレス水栓のセンサーは電気で動くので、水が来ていても手動の操作が要ります。
停電対策と断水対策は別ものだと考えて、飲料水と生活用水の備蓄も並行して用意しておくと安心です。風呂の残り湯を抜かずに一晩置いておくだけでも、トイレの流し水がひととおり確保できます。

停電に備えて入居前と入居後にやっておく準備

ここまでの内容を、実際にやることのリストにまとめます。
打ち合わせ中の方も、すでに住んでいる方も、上から順に確認してみてください。

  1. 切替盤が手動か自動かを確認する。図面か担当者への確認で判明します
  2. 自治体の蓄電池補助金の要件を調べる。自動切替器が条件になっていないかを見ます
  3. 切替盤の場所を家族全員で共有する。1人しか知らない状態にしない
  4. 切替盤の近くに踏み台を置いておく。高い位置に付いていることが多いためです
  5. 自立運転コンセントの位置を確認し、長めの延長コードを防災グッズに入れる
  6. パワーモニターの操作手順を紙に印刷して、分電盤の近くに貼っておく
  7. タッチレス水栓とトイレの手動操作を、家族で一度試しておく
  8. エコキュートの非常用取水栓の位置を確認する。熱湯が出る可能性があるのでやけどに注意します
  9. 蓄電池の使い切りレベルの設定を見直す。残量をある程度残す設定にしておくと、突然の停電で助かります
  10. 年に1回、実際に切り替えの操作をやってみる

特に6番目の「紙に印刷して貼る」は、地味ですが効きます。
停電中はスマホの画面で手順を調べることになりますが、そのスマホの電池を節約したい場面でもあるからです。
紙なら懐中電灯さえあれば読めます。

10番目の「年に1回やってみる」も大事です。
操作を知っているつもりでも、数年ぶりだと手が止まります。防災の日あたりに家族でやってみると、ちょうどいい訓練になります。

まとめ|一条工務店で停電したらまず自分の家の切替盤を確認する

最後に、この記事の要点を並べます。

  • 一条工務店の家が停電したときの振る舞いは、蓄電池の有無と切替が手動か自動かで大きく変わります
  • 切替盤は手動が標準で、自動切替器はオプション扱いだと紹介されています
  • 手動の場合、ハンドルを一番下に下げるまで蓄電池の電気は家に流れません
  • 太陽光だけの家は、パワーモニターを自立運転に切り替えて、日中に最大1,500Wまで使えます
  • 蓄電池があれば家じゅうで最大5.5kVA。200Vのエアコンや IHまで対象に入ります
  • 復旧したら連系運転に戻す操作を忘れずに。自立のままだと売電も止まります
  • 電動ハニカムシェード、タッチレス水栓、トイレは手動の逃げ道を家族で共有しておきましょう
  • 自治体によっては自動切替器が蓄電池補助金の要件になっています。オプション代の判断はこことセットで

停電対策で一番もったいないのは、設備を積んでいるのに、使い方を知らないまま夜を明かすことです。
わが家も蓄電池とポータブル電源を用意しておきながら、一条側の切替が手動だと知ったのは、実際に停電したその瞬間でした。
暗い中で調べ始めることになったので、あの数分は今でもよく覚えています。

設備の話は、金額と性能の比較に目が行きがちです。
けれど停電という場面で効いてくるのは、「その設備を、暗闇の中で家族が操作できるか」という一点だったりします。

この記事の内容は、公式ガイドや施主の報告をもとに整理したものです。
仕様は建てた時期・地域・設備の年式によって違います。ご自身の家の操作手順は、取扱説明書と担当窓口で確かめてください。
災害時は命に関わる場面です。迷ったら無理をせず、公式の案内に従って行動してください。

はちぱん
今日、家に帰ったら切替盤を探してみる
はる(管理人)
それがこの記事でいちばんやってほしいことです。場所と手順さえ分かっていれば、停電はぐっと怖くなくなります
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この記事を書いた人

📊 「FP×経営者」目線で、暮らしとお金の話を発信中。
年商3億超の会社を経営しつつ、現在は宅建の資格も勉強中。
家づくり・節約・投資など、実体験ベースで語ります。

🏡 一条工務店 → 住友林業 → 一条工務店と、3度の家づくりを経験した施主。
ハウスメーカーの違いや後悔ポイント、リアルな比較もふまえて発信中です。

家庭では2児のパパ、趣味は釣り。
家づくりの記録から、住宅ローンや補助金の活用法、
暮らしをちょっと快適にするアイテムまで、
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「はちぱん住宅ラボ」管理人:はる

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